- 10月
- 2024年11月
少し前の話になってしまって恐縮ですが、Newsに「米Gefen社製品の日本国内における輸入代理業務終了のお知らせ」を掲載しました。当社をiPodやiPhoneなどのApple関係アクセサリーの会社として認識されている方にはあまりピンと来ないかもしれませんが、当社が創業したときから取り扱いをしているメーカーで、主に業務用の接続機器を製造しています。創業時からと書きましたが、実際には前職時代から担当していて、その意味では10年来の付き合いなのです。
私がGefen製品を担当したときには、会社もまだ10人程度の規模で、最初に触った製品はPC/MAC 2000というMacのADBポートとWindows PCのPS/2ポートを切り換えて使えるという切替機でした。MacとPCではキーボードの仕様が異なっていたため、切替機の中にエミュレーターが入っていて、どちらのキーボードを使ってもどちらのコンピューターもコントロールできるという、当時は画期的な仕組みでした。
しかし、これが全然動かないわけです(笑)。いろいろ試すのですが、ことごとくダメだったりして、苦労はものすごくした記憶があります。Gefen社はHagai Gefen氏が興した会社で日本で言えば鈴木株式会社、みたいなものです。このHagai氏はアイディアが素晴らしく、またユーザーのニーズを掴むのが非常にうまい人で、誰もが製品を思いつく前に作ってしまうという機動力で会社をぐんぐん大きくしていきました。最近では社員数も100人に達するくらいの規模になってきました。
そんな長い付き合いで、いわば古き友人ともいえる同社との代理店契約を終了したのは、これ以上続けても同社に対して貢献できないと判断したからです。当社のビジネスがコンシューマー向けに寄っていく中で、同社の製品は良いアイディアながらニッチで小ロットのものが多く、そのために価格が我々のターゲットとするマーケットと合わない製品ばかりなのです。
それでも、必死に何かできないかと模索してきましたが、数多くある製品を紹介していったり、販売デモを行なったり、サポートをしたりというリソースがなかなか割けなくなってしまったのが正直なところで、これ以上は我々のスタッフの負担も大きくなりすぎ、ひいてはお客さまにも迷惑をかけるということになってしまうので、同じく代理店をされているヒビノインターサウンド株式会社にムリを言ってその後のサポートをすべて引き受けていただいて、当社における取り扱いを終了することにしました。
苦渋の選択ではありましたが、結果としては良い方向に向かうのではないかと考えています。これまで当社よりGefen社製品をご購入いただいたみなさま、引き合いをいただいた販社のみなさまには深く感謝しています。ご迷惑をお掛けしますが、ご理解いただければと思います。
P.S.
まだウェブサイトの整備が終わっていないようですが、近日中に処理が行なわれる予定です。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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