トリニティ株式会社、第5期終了

2011.07.04

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トリニティ株式会社の第5期は4月末を持って終了したのですが、その後に本決算のための処理を進め、2ヶ月以内に申告と納税を済ませなければならないため、6月末に確定をしました。これで本当に終了ということになります。

振り返ってみれば、第5期最初の月にiPadが発売されてそれまでになかったタブレットという市場が一気に大きく展開を始め、引き続いてiPhone 4がスマートフォンを本格的に普及させ、そのまま恒例のiPodシリーズ刷新へと続き、最後の最後にiPad 2が再度旋風を巻き起こすというまさに怒濤の1年でした。

当社は期末に決算が確定後、全員で集まって決算報告を行ないます。この中で、細かな項目まで数字を解説しながら、その1年がどうだったのかを理解してもらいつつ、次の年に繋げていってもらおうと思っています。会社のことをよく知ってもらい、自分たちが支えているんだという認識を持ってもらいたいからです。決算書は常にファイルサーバーに保存され閲覧できるようにもなっています。

ビジネスとしては昨年対比で約50%増加し、厳しい市場の中でも善戦した方だと思います。これもすべて、みんなで工夫をして製品を作り上げてきたからであって、各個人の受け持ちを一生懸命担ってきてくれたからだと思います。特筆すべき点は、売上高が上がっているのにもかかわらず、売上高総利益率がほとんど変わらないことです。これは、売上高の増加が値引やリベートに寄らないことであるといえます。つまり、安くするからたくさん買ってください、的なビジネスをしていないのです。

また、人財を増やしているために人件費は増えているものの、売上高がスライドして増えているので売上高に対する人件費の割合もほとんど変わっていません。ひとりひとりが効率的に働き、売上げを担っているということが見てとれます。さらに、接待交際費が激減していることも、接待ではなく商品で勝負する、という理念を実現できたということになります。

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この1年間、楽しいことも、辛いことも、嬉しいことも、悲しいことも、たくさんあって、ここまで辿り着いたといえます。第6期は今よりも厳しい競争が待っていて、市況も段々と冷え込んできているので、同じような結果を残せるかはわかりませんが、売上げを目標にするのではなく、良いモノ作りをしていけば結果が付いてくるのだということを信じて、日々工夫して、アイディアを持ち寄って、困難を乗り越えていきたいと思っています。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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