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- 2024年11月
思い入れがあまりにも強すぎて、ずっとこれをカタチにしようと思っていたのですが、文章にすることが壮大な仕事のような感じがしてしまってなかなか手を付けられなかった「All About 次元」にとうとう着手しようと思います。これから数回にわたり、当社始まって以来のビッグプロジェクトともいえる次元シリーズについて語っていきたいと思います。
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はじまりは突然に
まさに運命の出会いともいえる次元のはじまりは、大阪のお好み焼き屋からでした。
それは忘れもしない2011年11月25日。私はいつものようにAUGM大阪に参加するべく大阪入りをして、関係者だけが集まる前夜祭がお好み焼き屋だったためにみんなでワイワイと食べたり飲んだりしていました。
そこにいつもいろいろなお世話になっている林 信行氏が現われました。いつものごとくダブルブッキングをしてしまったという林氏は、せっかくだからといって、そのお好み焼き屋に別のブッキング相手を呼んで同時にやってしまおうという奇策を思いつきました。普通はなかなかできない技ですが、その人柄がなせる業なのか、林氏にはできるのです。
私たちの方はいつものAUGM大阪チームといつものように過ごしていたので、そこに新しい方が来るのは大歓迎とばかりに待っていたところ、そこに登場したのがこの次元シリーズプロジェクトの中心人物である、ケイズデザインラボの代表原 雄司氏でした。
後から聞いたところによれば、林氏は原氏の3D関連技術に目を付けていて、この技術と私たちのSimplismをぶつけてみると何か面白い核反応が起きるのではないかとおぼろげながらも感じていたらしく、ここでお互いを紹介してくれたのです。
もちろん、出会った瞬間はまだどんな方なのか分からなかったので、正直、ヒゲのいかつい風貌の方で、何をしているのか分からなかったのですが、よくよく話を聞いてみるとこぼれてくる話が面白すぎてぐいぐいと引き込まれていったのです。そして、同社の基幹技術であるD3テクスチャーに話が及ぶと、私も大概にマシンガントークなのですが、それを上回るほどのマシンガントークで何ができて何が面白くてそしてこれからどうなっていくのか、という話を熱く語ってくれたのです。
それを聞きながら、私は自分のことではないのにもかかわらず段々とワクワクしてきたのです。
当時の状況は、iPhone 4Sが発売され、私たちのSimplismでも一通りラインナップを発売したところで、開発はおおよそ終了しており、その中でSimplismとして次のステップは何だろうか、と考え始めていた頃だったのです。詳しくは次回以降に書きますが、キーワードは「差別化」ですが、これを実現するためには様々な方法がある中で「技術力」というものが私たちには足りないと感じていました。そして、技術だけでなく圧倒的な「驚き」も欲しいと思っていたのです。
原氏と話していく中で、そこに一筋の光が差しているのを感じていたのです。
この後、すぐに社内の開発チームと相談しつつ、すぐに原氏のオフィスを訪れることにしました。まだ、次元という名前が生まれるずっと前のことです。ここからは最初に紹介していただいた林氏も驚くほどのスピードで展開していくことになります。
…「[All About 次元(Jigen)]驚異の技術D3テクスチャー。」につづく
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「純日本製」3Dテクスチャーカバー 次元 [Jigen]
[All About 次元(Jigen)]はじまりは突然に
[All About 次元(Jigen)]驚異の技術D3テクスチャー。
[All About 次元(Jigen)]中国におけるモノ作りの限界
[All About 次元(Jigen)]世界に誇る日本の金型技術
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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