どうも、トリログを書くのが久しぶりのようです。最近は、我らがトリニティスタッフが入れ替わり立ち替わりブログ記事をアップしてくれていっており、こういう面白い記事も増えてきたので、少し焦りが消えたのかもしれません。とはいえ、私は私の目線や、私にしか書けないこともあると思うので、これまでの9年間と変わらずに書き続けたいと思います。

さて、このタイトルと写真からすると「まさにこれから出発するところ」という風に思われるかもしれません。大変申し訳ありませんが、本日早朝に帰ってきたところです。それでも、日にちが過ぎてしまったから、タイムリーではないからということで記事を書いてはいけないというルールはないので、報告も兼ねて少し書いていこうと思います。

バルセロナといえば、2年前に壮大な小芝居に遭遇したことを克明に思い出させてくれる、一生の記憶に残る街です。素晴らしい街ですね。

そのバルセロナに辿り着くには私の愛するANA系列で行こうとすると、ドイツ経由になります。フランスまではANAが飛んでいるのですが、そこから先はANAの所属するスターアライアンスの加盟航空会社がないようで、今回は行きは最近ANAが就航したデュッセルドルフ（初着陸）経由、帰りはフランクフルト経由で、おおよそ11時間と3時間弱の旅でした。

ここでは、世界最大の携帯端末に関わる展示会としてMobile World Congress、略してMWCが開催されています。2年前は視察として来ましたが、今回はもろもろ進めていたことが進展したいので、ビジネスとして急遽参加することになりました。世界展開の第一歩として、Simplism、NuAnsを広めていく足がかりを作るためです。

このMWCという展示会、恐ろしいことに入場チケットが一番安いので749ユーロ（1ユーロ130円換算で約10万円です）という高額チケットです。あのポールマッカートニーの来日公演のS席でも18,000円だというのに、入場するだけで10万円もするとはそれなりの価値を提供してもらえると思いたいのですが、これが一番安いチケットなので、単に見て回ることができるだけです。この上にはSilver、Gold、そしてPlatinumに至っては4,999ユーロ、つまり約65万円もの高値のチケットが存在します。さすがにいろいろな特典は付いているようですが、それでも65万円の価値とはこれいかに。

ちなみに、私は出展者の側なので用意されたバッヂがあるので、別途この費用はかかりませんでした。

そして、恐るべきはこの盛況さです。今年は昨年に比べてさらに来場者は増え、9万人ほどになったようです。2015年1月に開催された世界最大の家電展示会「CES 2015」では17万人の来場者数を記録したようですが、それでも、こちらは事前登録していれば無料の展示会ですから、これほどまでに高価なチケットの展示会ではかなりの来場者数なのではないでしょうか。

実際に展示会場を軽く回ってみましたが、CESとは異なり、製品の展示をしているところは少なく、多くはプライベートエリアでのミーティングスペースになっており、普通の人はなかなか入れないブースが立ち並んでいました。この展示会は純粋にビジネスとして商談をする場、という性格の展示会のようで、高いお金払ったから色々面白いモノを見られるだろうというのは間違いです。それでも、ニュースなどでも報道されているように、Samsungが新しいGalaxyを発表するなど、話題性も十分にある展示会ではあります。

そんなMWC 2015でやってきたことを書くのは次回に譲ろうと思います。