先日、NuAns NEOが生産されて、そして出荷されていくという話を書きました。ご注文はもっと多くいただいているのですが、どうしても中国は旧正月という大きなイベントがあり、生産量が限られてしまうため、ある一定とのところでストップせざるを得ませんでした。正直に言えば、発表会前にはオーダーをしてあって、その時にはこれほどすぐにたくさん必要になると思っていなかったので、数量をそんなに求めていなかったというのもあります。これは私の予測が間違っていたという事で、現在ご予約いただいている方々には申し訳ありません。いろいろとやり繰りをしておりますので、もうしばらくお待ちいただきますようお願いいたします。

さて、出荷の方は一段落して私自身も帰国しようというところだったのですが、トラブルが発生してしまったのです。
当社の製品のほとんどが中国広東省の深圳市、もしくは東莞市というところで生産されています。特にNuAns NEOはスマートフォンを作っている会社が多い深圳市の中でも南山というエリアの会社に生産委託をしています。そのため、今回の滞在はずっとこの南山というところにいました。普段、日本から中国に入るときには、香港経由で入ってくることが多いです。香港便は数多く飛んでいるというのもありますので、時間も自由度が高く、また席も比較的空いているということもあります。

香港空港から深圳に入ってくるにはおおよそ、2つの方法を使っています。1つ目は、来るときに使ったのですが、フェリーで香港空港から直接深圳の蛇口という港に入る方法です。このメリットは香港に入国しないで直接中国には入れるため、入出国の手間が必要ありません。以前にも書いたことがあるとおり、「中国本土に入るのに、日本出国・香港入国・香港出国・中国入国・中国出国・香港入国・香港出国・日本帰国」という入出国を繰り返すことになるのを避けることができます。難点は、フェリーが1時間に1便しか出ていないためにうまく時間が合わないと、時間がかかってしまうということです。

もうひとつはリムジンと呼ばれるバンに乗っていく方法です。こちらは前述のような入出国は繰り返す必要がありますが、数が多く出てるために乗れてしまえば割とすぐに香港空港に着くことができるのです。おおよそ乗っている時間だけでいえば30分から40分です。帰りはこちらの方法にしたのですが…。

実際には30〜40分とはいえ、渋滞があることもあるので、飛行機の時間の3時間前にバンの乗り場に行って、少し早めに香港空港に着いたらラウンジでトリログでも書くかなと思っていたところ、なんとなんと、大渋滞で全然動かずにフライト時間の5分前に香港空港にバンが到着し、当然ですがダッシュでカウンターに行くもののすでに締め切られていました。そのため、元々は本日日本に戻るはずだったのに、明日になってしまいました。

今後はそういう遅れがないフェリーにするか、もっと前に出るしかないですね。というわけで、香港空港のそばのホテルで一夜を明かすことになってしまいました。