2017年、明けましておめでとうございます。みなさまにおかれましては、素敵な年越しを過ごされたこと思います。2016年の最後に、「去りゆく2016年と来たる2017年」というエントリーを書いたので、2017年の始まりにあたり抱負などを語ることも終わってしまった感がある今日この日は、黙々と年賀状を書いています。

もうこのトリログも最初に書いたエントリーが2006年6月10日なので、10年半分くらいを書いているため、その中で年賀状についてのエントリーというのもすでにいくつか書いています。「詳しくはそちらをご覧ください」でも良いのですが、過去のエントリーなどは誰も見ない可能性もあるという事で改めて、いまだに年賀状を書き続けている意味と、なぜ今書いているのかを少しだけ書いてみようと思います。
年賀状が廃れてきているというのは知っていますし、もっと簡単な手段としてメールやLINEやFacebookなどのメッセージ機能で代替しているという人が増えているというのも重々承知です。しかし、それでも年に1度のこのタイミングだけはそれぞれの送り先の人を思い浮かべて、ほんの一言二言、言葉を寄せてみるというのも悪くないと思っています。とても仲良くさせてもらっていても、住所を知らないという人もたくさんいるなかで、どこまで有効な手段なのかはわかりません。ただ、それぞれの人に宛てて、手書きのメッセージが送られてくるというのは、決して嫌な気分になるモノではないと思っています。

また、毎年Simplismのアートディレクションをしてくれている堤謙大郎くん率いるDesired Line Studioというデザインチームがとても良いデザインを仕上げてくれます。当初の頃はストーリー性があったりして毎年並べてみると面白かったり（当社運営のレストラン「トリニータ」では最初のデザインから順に時系列で飾っているので見ていただければと思います）、これまでのどれもが格好良いと言えるものなので、当社のブランディングにも役に立っていると思っています。

ちなみに、個人の宛先がなく会社名やグループ名だったりして、差出人も会社だけだったり、何の一言もないような年賀状は送りませんし、送られても何も響くことはありません。単に、お年玉の確認しかしないものになってしまいますので、それだったら必要ないかなと思っています。

今でこそ年が明ける前に年賀状を書いて投函し、元日に配達されるというのが慣行となっていますが、そもそも年賀状の初めの言葉は「明けましておめでとうございます」なので、明けてから書くのが本来の慣わしなのではないかと思っているので、この元日の日に書くことにしているのです。だいたいの宛先は仕事での繋がりがある人ばかりなので、出社してから確認する事ばかりだということもありますし、年末は割とバタバタしているので書き始められないという、これまで書いたことを無にする理由も秘められています。

というわけで、まだ届いていない年賀状は見てのお楽しみということでデザインは伏せておきますが、しこしこと書いて投函しますので、今しばらくお待ちください。なお、1月の間、かつ枚数が尽きない限りは、この年賀状は当社オンラインストアでご購入いただいた商品に同梱されて出荷されますので、私や当社スタッフからの年賀状が届く見込みがない方は何かしらご購入いただければと思います。

★

最後にまだ年も明けていない2016年12月31日にGoogle Mapsで場所を調べようと思ったらフライングで年明けを祝ってしまったGoogleの恥ずかしいスクリーンショットを掲載しておきます。ちなみにFacebookでも同様にフライングをしていたようですが、日本は割とタイムゾーン的には早い方に属するため、どこよりも早く年明けをするため、他のタイムゾーンと間違えたということもないと思いますので、実際になぜこのようなズレが生じたのかは不明です（知っている人がいたら教えてください）。