長期に渡って連載してきましたが、今回が最終回となります。

NuAns NEO、NuAns NEO [Reloaded]用の、カーマウント兼、自転車用マウントケースをデータから作るというこの企画、いよいよ自転車に取り付けての実走行レポート、データの公開となります。

前回からの時間があきすぎて、もはや見てくれている人もほとんどいないかもしれませんが、便利なものができたのでレポートします！

・設置位置について

取り付け方法としては、自転車のハンドルバーに、Amazonなどで販売されている、GoPro用のハンドルバーアダプターを取り付けます。ハンドルバーアダプターに作成したNuAns NEO用ケースを取り付けます。

NEOのTWOTONEのボトムパーツを取り外して、装着します。ケースのサイドについている小さな両耳ですが、ゴムなどを引っ掛けて振動で外れにくくするフックになっています。

このフックの位置は、ゴムがディスプレイ全面に走っても、液晶表示と指紋認証の間を抜ける位置に調整されているので、操作などを妨げることはありません。

GoProマウントの角度調整機構のおかげで、ロードバイクでは見やすい位置に設置することができました。端子もふさぐことはないので、ロングツーリングでもケーブルを挿して充電をしながら走行も可能です。

また、このような自転車へのマウントツールでありがちな携帯電話の取り外しにくさが一切なく、ツーリング中の買い物や休憩中にNuAns NEOだけをさっと取り外して持ち歩くことができ、盗難対策としても優れています。

この付け外し易さ、というのは地味に大きなポイントで、ここが面倒だとどんなに便利なものでもいずれ使わなくなってしまうので、注意したポイントです。

・自転車での実走行

さて、Mapを表示して、実際に走行をしてみました。

自転車道に設置されている細かい段差上を走っても振動で外れることはありませんでした。振動に強いポイントとしては、

・ロック機構として非常に強靭なGoProアダプターを使用していること
・3Dプリントを柔軟性があり耐衝撃に優れるナイロン素材でプリントすること
・TWOTONEにゴムをかけることで広がって落ちてしまうことがないこと

の3点となります。

・データ公開について

さて、いよいよ、3Dデータの公開です。今回は、DMM.makeのクリエイターズマーケット上にアップロードしました。

3Dデータ : DMM.makeのサイトへ

マーケットといっていますが、データについて完全無償提供での設定にしてありますので、かかるコストはDMM.makeの3Dプリント費用のみとなります。

また、フリーでデータのダウンロードもできますので、二次利用などもご自由にお使いください。DMM.makeでそのまま簡単に3Dプリントしてしまうも良し、データをDLして他サービスで3Dプリントするのも良し、です。

重要な注意点として、

・このデータは私、ようへいの個人的な制作物であり、トリニティ株式会社とは一切の関係がありません。
・このデータ使用による、事故や破損などは一切の責任が取れません。

以上を理解した上で、ご自由にお使いください。

実際、ロードバイクに乗らない方でも、車のマウントとしても大変便利ですよ！　うまく使えた方がいらっしゃっいましたら、コメントいただければ喜びます。

それでは、長期に渡ったこの連載を締めとさせていただきます。ありがとうございました。

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[本当に使えるNuAns NEO [Reloaded] オリジナルカバー バックナンバー]
・Vol.1 本当に使えるオリジナルケースの作り方 その1
・Vol.2 【本当に使えるNuAns NEO [Reloaded]オリジナルカバー】3Dデータ作成〜3Dプリント編
・Vol.3【本当に使えるNuAns NEO [Reloaded]オリジナルカバー】装着試験編
・Vol.4【本当に使えるNuAns NEO [Reloaded]オリジナルカバー】モデリング調整編
・Vol.5【本当に使えるNuAns NEO [Reloaded]オリジナルカバー】実装編
・Vol.6【本当に使えるNuAns NEO [Reloaded]オリジナルカバー】データ公開編