- 10月
- 2024年11月
みなさんこんにちは。企画開発のkankanです。
まず最初に、私はApple信者ではありません。無条件にAppleの製品が良い! とは思わないのですが、プロダクトデザインの観点から見ると、製品の造形が魅力的なのもまた事実です。
一体何がそう感じさせているのか。- 特にスマートフォン、タブレットでは、ほとんどが似たような形状をしていますが、特にiPhoneとiPadは安心感というか、一言で言うなら「しっくりくる」のか、私の見解を今日は話していきたいと思います。
造形を考える上で、素材の使い方、要素のレイアウトなどいろいろ考えられることはあります。それをいろいろなバランスで配置することで製品の表情ができてきますが、そういった素材での見せ方や構成よりも、私としてはApple製品はシンプルな造形としての優美さがあると感じており、そのポイントになるのが角Rの形状だと思っています。
現在のスマートフォンの形状は、ほとんどが角Rがついた長方形をベースにした造形です。アクセサリーを作る上でいろいろな端末の形状を見てきましたが、Apple製品、特にiPhoneとiPadは、この角Rの形状に強いこだわりを感じます。
こちらはAppleから出ている公式の図面ですが、ご覧の通り単一のR(青のライン)では繋がっていません。
さらにカメラの形状も、実は単一R(青のライン)ではないんですね。
同じサイズで並べてみても、右の青い線の単一Rより左の赤ラインの方がスッキリして、ラインのつながりが自然に見えます。
これは上下左右の直線と滑らかに繋がっているのでよりシンプルでスッキリ見えるのです。右の単一Rの方は目の錯覚でRエンド部分が飛び出しているように感じてしまうんですね。
シンプルな造形=単純な造形 ということではないです。シンプルだからこそ、細かい部分にこだわりをもって設計しているんだと思います。
ちなみに、Simplismのケースは基本的にこのAppleのこだわりの造形にラインを合わせているので一体感を感じられると思います。もしよければ使ってみてください。
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このブログを書いたスタッフ
開発
カンカン
デザイン事務所でプロダクトデザインをしていたが、主にスタイリング中心だったため、企画の立案からデザイン、生産販売まで「モノとコト」のすべてに関わりたくトリニティに入社。企画開発チーム所属だが、自分の名刺だけ"商品企画開発デザイン"と、"デザイン"が追加されているのは内緒です。
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