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2020.07.23
身の回りのものを無くしてしまうというのは、誰しも経験したことがあると思います。大切なものであればあるほど、その物理的損失さることながら、精神的な損失も大きなものです。
iPhoneであれば、「iPhoneを探す」というような機能などがあり探すことができますが、たとえばデジタル化されていない財布や鍵、バッグなどはどうしようもありません。
そこで活躍するのが、Bluetooth技術を使って探し出してくれる紛失防止デバイス「MAMORIO」です。元々、NuAnsブランドを一緒に作ってくれたクリエイティブユニットがデザインに関わっていたということもあり、すでにいくつか使っていました。
今回、待望の機能が搭載されたということで、MAMORIO社より製品を提供いただき、試すことができたのでレポートしたいと思います。
デジタル製品ならではの電池寿命問題
私自身も複数台のMAMORIOを使用しています。ただ、どうしても内蔵電池の寿命に限りがあるため、どこかで買い換えなければいけません。おおよそ1年ほどの寿命なので、そのまま使い続けるには新しいものを再度購入する必要がありました。
実は、MAMORIOはそこに対して「OTAKIAGE」というシステムを用意していて、解決しようとしています。私も一度利用したことがあるのですが、素晴らしいシステムだなと思いました。私は1つのMAMORIOから3つに増殖させました。
概要
初回の登録から180日経過したMAMORIOは、アプリからお申込みいただくと、割引価格で新しいMAMORIOと交換していただけます。
OTAKIAGEとは | MAMORIO FAQ
長く使いたいという要望に応えた電池交換モデル
今回のMAMORIO REは電池問題を根本的に解決したモデルとなります。つまり、自分で電池を交換することができるのです。これまで、紛失防止デバイスそのものがあんまり主張してはいけないという基本コンセプトのもと、世界でも最小レベルとうたうほど小型、薄型の筐体をしていました。そのためには、電池交換できる機構を作らないことが必要でした(と推測します)。
メンテナンスやサポートを考えても、実はユーザーが製品を開けてしまえるようにするというのは結構なチャレンジです。開けられない、開けて壊してしまった、などなどいろいろサポート案件が増えてしまうことが容易に想像できます。
すでにMAMORIOはたくさんのラインナップがあり、個人的にはFUDAのような貼り付けられるタイプと、オリジナルのキーホルダーに付けられるタイプだけでも十分でしたが、追加で電池交換モデルがあると、ほとんどすべてのニーズをカバーすることになるのだと思います。
たくさん使うためのニーズに応えたMAMORIO RE
電池交換というこれまで多くあったニーズに対して応えたMAMORIO REは、もうひとつユーザーのニーズに対して大きな回答を用意しています。MAMORIOは、たくさんのものに忍ばせて位置を確認するデバイスですから、無くしたくないものにはすべて入れておくことがベストです。ただ、どうしてもそれなりのテクノロジーが入っていることもあり、現時点での最安モデルで2,480円(税別)です。4枚揃えると10,000円になります。
大切なものを無くさない、そして見当たらなくなっても探すことができるという価値に対しては、10,000円というのはそんなに高くない投資だと思いますが、それでも出費を抑えたいという人も多いのだと思います。
今回、MAMORIO REは5つがセットになって、なんと7,980円(税別)となっています。一応、数量限定というような但し書きがありますが、予約も受け付けているようなので引き続きこの価格で販売が続くものと思いますし、そうなって欲しいと思います。
どうも、売れすぎて嬉しい悲鳴のようです。メーカとして、こういうときは、どれくらい発注するか迷うんですよね。たくさんオーダーしても生産して出荷までの間に需要が落ちついてしまって、結果として在庫が余ってしまうというのは悲しい事態です。なので、予約販売にしたのだと思いますが、おそらくたくさんの予約が入っていることでしょう(しかもクーポン付)。
MAMORIOは企業のニーズが大きい
私自身複数台使っていて、かなり大きな精神的安心感を得ていますし、実際に置き忘れしそうになって気づかせてもらったこともあるので、製品としての価値を感じています。ただ、もっと大きなのが企業のニーズではないかと思います。
物品の管理というのは、個人と比べても桁違いに多いので、そこでMAMORIOが活躍することになります。私自身、まだ体験していないのですが、管理画面で一括に管理ができるようなので、当社でも備品管理に導入しようと思っています。
そんなときに、MAMORIO REがあれば、長く使えてコストパフォーマンスも高いので企業向けの定番アイテムになるのではないかと思っています。(法人モデルは別にあるようです)
★
製品自体のレビューというよりも、同じハードウェアの会社としてのコメントと今後の期待感を書いてみました。正直なところ、私自身はすでに十分なMAMORIOを所有しているので、今回のMAMORIO REは社内で使用してみたいと思います。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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