Blueloungeのヒストリーをひもとくロングインタビュー公開中

2009.05.18

Dominic01.jpg

先日エントリーを書いた「The CableBoxとThe Sanctuaryをつくる方法」のアシストオン店舗における展示も好評のようですが、さらに同社ウェブ上にてBlueloungeのデザイナーDominic Symons氏のロングインタビューが「InFocus」として公開され、彼のバックグラウンドやデザインの課程などを詳細にわたって語っています。

実際のところ、私自身もその場に同席していたのですが、最終的にページとしてあがってきた文章や散りばめられたイメージなどを見ると、さすが見せるのがうまいと感じました。文章を読んでいただければ分かると思いますが、単なるインタビューにとどまらず、読み物として非常に面白い仕上がりになっています。

これは偏にインタビューを担当していただいた大谷氏のデザインに対する造詣の深さと文章力、そして構成力の賜だと思います。私がインタビューしていたとしたら、このような面白いモノに仕上がるはずはありません。

このように掘り下げた形でバックグラウンドを知ることは滅多になく、我々ですらもここまで紹介することはこれまでにしていなかったので、デザイナーの歩んできた道、製品の作られる課程をしっかりとトレースしていくことが、最終的に製品自体の理解にも繋がっていくということを熟知しているからこその企画であるといえます。

このストーリーの中には私も知らなかったことが多く出てきて、インタビュー後に食事をしたときにはさらにいろいろな話に展開しました。いつも彼は意地悪い笑顔で「あれ、言ってなかったっけ?」なんて大事なことをサラッと口に出したりします。

インタビューを改めて読んでみると、Dominic氏のバックグラウンドは非常に幅広いということがわかります。我々の知っているような有名ブランドもありつつ、さまざまな製品を手がけていることから、その中で培ったさまざまなエッセンスをうまく活かしているのだなと感じます。そして、これまでのデザインを見た後に、最終的にBluelounge、自分のデザインとして行なったときに、最終的にシンプルなものに行き着いたんだな、ということがわかります。

一度読み出すと止まらないほどのチカラをもったインタビューですから、絶対に読んでみて損はないと思います。

InFocus Vol.31 TheCableBoxとTheSanctuaryをつくる方法

ちなみに、このInFocusこれまでにも他のブランドの特集をしてきていますが、どれも非常に面白い特集になっています。これだけで特集の本が出版されても絶対に買うな、という出来のものばかりですから、Blueloungeのインタビューを読んでさらにデザインのバックグラウンドに興味を持った方は他のページも読んでみることをお勧めします。これまでになかった深い世界を垣間見ることができるでしょう。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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