業界に激震を走らせた、iPhone 4Sの見えない変更

2011.10.30

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iPhone 4からiPhone 4Sへの進化はiOS 5というメジャーバージョンアップによるソフトウェア面と、そしてA5プロセッサーを中心としたハードウェア面のアップグレードがメインで、デザイン的な変更はないという認識が一般的です。

一部の業界関係者や詳しい人になると、実はアンテナの構造が変わっており、外周を覆う金属部分のつなぎ目の位置と数が異なるということまでわかっています。そしてさらに、サウンドオン/オフスイッチが約2.4mm、ボリュームボタンが約0.6mm、下の方に移動しているということも、発売当初から言われていたことです。

特にサウンドオンオフスイッチの変更は、きっちりとこのスイッチ用に穴を開けていたケースはiPhone 4用のケースが使えないということで新しく設計し直さなければならない製品がいくつか発生しました(当社でもSilicone Case Set for iPhone 4Crystal Cover Set for iPhone 4Starter pack for iPhone 4はiPhone 4S非対応となります)。これも、ぱっと見には分かりづらいことから判別しにくいため、もし店頭で購入される場合には「iPhone 4S対応」としっかり書かれているアクセサリーを探すことをお薦めします。当社では製品詳細ページの右コラムに対応機種のアイコンが記載されており、そちらにiPhone 4Sのアイコンがあれば対応製品となります。

さて、前置きが長くなりましたが、ここまで書いてきたことは半ば業界では周知の事実でありましたが、先週末にさらに新しい情報が出てきて、これが業界を震撼させる新事実だったのです。

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この2つの図面を見ていただきますと、上がiPhone 4(日本で発売しているモデル)で下がiPhone 4Sのものです。特にスピーカーの上部を見ていただくと違いが分かると思うのですが、iPhone 4/4S共にスピーカーの上部にセンサーが仕込まれています。これは冒頭の画像でも分かるとおり、ホワイトモデルを買った人はすぐに分かるほどの黒い横長のラインがあり、iPhone 4ではこれが近接センサーと環境光センサーを兼ねていました。

近接センサーとは基本的な動作として、iPhoneを電話として使用する場合に耳に当てて通話をしますが、その際にタッチパネルが反応してしまうと肌に触れる部分が誤動作を起こしてしまうことから、何かが接近してくっついたとセンサーが判断したらiPhoneのタッチパネルをオフにする機能を提供します。

環境光センサーは周囲の明るさを測定して、それに見合った画面の輝度調整を行なうもので、たとえば明るいところでは輝度を高くして画面を見やすくし、暗いところでは輝度を落とすというようなことが行なわれます。なお、これは「設定」 > 「明るさ」メニューにある「明るさの自動調整」のオン/オフで切り替えることができます(デフォルトではオン)。

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さて、拡大図の方を見てもらうとさらにわかりやすいと思いますが、上のiPhone 4ではこれがひとつにまとまっていたのが、下のiPhone 4Sでは環境光センサーが独立して少し左側に移動しているのです。おそらく、これまで近接センサーの誤動作による問題がいくつか報告されていたので、その改善のために分けたのではないかと思われますが、これがiPhoneアクセサリーに多大なる影響を及ぼすのです。

もともと、この図面で指摘されているように、この近接センサーと環境光センサーの周りを2mm以上開けなければいけないとされています。しかし、この情報がつい先週に出てきたので誰も分からずにケースやフィルムを生産しているため、この点に配慮していない製品が世の中に出回ってしまっているのです。

当社の製品においては、すべてのケースがこのセンサーを覆うような設計にはなっていないため問題がなく、また、フィルムに関してもテストをしたところそれぞれのセンサーが問題なく動作しているということが確認できました(しかし、その時に違う問題を発見してしまう訳ですが…)。フィルムに関しては、穴を開けている訳ではないのですが0.2mm弱と極薄で、なおかつ透明度が高いため照度に影響を及ぼさないといえます。

しかしながら、世の中には特にレザーケースや布製のケースなどは、この旧来のセンサー部分だけに配慮しているものが多く、新しい位置の環境光センサーを覆ってしまっているものがあったり、フィルムに関しては柄やカラーなどをタッチパネル以外の場所に施してしまっている製品がたくさんあり(当社に該当製品はないので分かりませんが、のぞき見防止フィルムも問題がありそうです)、さらには、気泡を無くすためにタッチパネル部分以外に糊で貼り付けている製品もあり、こちらも環境光センサーを埋めてしまっていますので、iPhone 4Sが常に暗闇にいると関知してしまい誤動作し続けるということになってしまいます。

この問題、業界の情報を誰よりも早く持っているMACお宝鑑定団会長@idanbo氏がいち早く報告を上げてくれたのですぐにテストすることができましたが、まだまだ巷では気付かずにそのまま販売されているケースやフィルムが多く存在しますので、購入する際には十分に気をつけていただく必要があります(くどいようですが、当社のiPhone 4/4S対応製品はすべて問題ありません)。

それにしても、iPhone 4Sの前面は、スピーカー、カメラ、接近センサー、そして環境光センサーと4つもの穴を開ける必要があり、フィルムでもケースでもデザイン性を保ちながら4つの穴を開けるのが非常に困難で、大きく開けてしまうしかないのですが、そうすると保護という観点から見るとあまり意味を成さなくなってしまうのではないかと心配しています。

AppleがiPhoneをより良くするために加えている改良点が、私たち業界に大きな波紋を投げかけるという結果になるので、いつもモデルチェンジのたびにヒヤヒヤさせられます。ただ、私たちはiPhoneの基本機能を決して妨げることなく、大切なiPhoneを保護したり、。より使い勝手が良くしたり、またはファッション性を持たせたりするようなアクセサリーを開発していかなければなりません。これからも、しっかりとアンテナを張って情報を集め、研究・開発に勤しんでいこうと思います。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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