- 11月
- 2024年12月
あんぽん 孫正義伝:佐野 眞一をようやく読了しました。かなり以前に手に入れていたものの、どうしてもこれだけの分量の本を読み切ることができなくなっているので、後回しにしていました。実際のところ、これと合わせて「スティーブ・ジョブズ:ウォルター・アイザックソン」の方もいわゆる「積ん読」になってしまっていることは内緒です。こちらもどこかで一気にいきたいと思っています。
さて、久しぶりに大作を読んだので軽く感想など書き記してみたいと思いました。
孫正義氏は日本のビジネス界においてビジネスの成功や規模、その他人物としてのカリスマ性まで考えると、間違いなく五指に入る人物だと思います。いろいろ失敗もあったのは見てきていますが、それでも結果として一代でこれだけの事業を立ち上げて、有言実行してきているのは本当に尊敬しています。
とはいえ、これまでに新聞やビジネス誌などでの言動を見てきているのと、仕事上でお付き合いがあることで内部の方々からのお話を聞いてきているだけで、いわゆる「孫正義本」を読んだことはありませんでした。今回は、「あの」佐野眞一氏の著作ということで(「あの」の前に書かれた本です)、これまでとはひと味違うということで読んでみようと思ったのです。
これまであまり人物評伝的なものを読んだことがなかったので、他の本と比べてどう違うのかがわかりません。ただ、これは孫正義氏自体というよりも、その生い立ちや両親、親戚に至るバックグラウンドに重きを置いて書かれています。なので、正直にいえば途中からは少し食傷気味でした。
もちろん、ある人物を形成する要素として、出自だったり家庭環境、社会環境なども重要なことはよくわかります。ただ、それを経て、孫正義氏がどう育って、どういうビジネス(もしくは人間関係)を築いていくようになったか、まで描いてもらわないと面白さは半減かなと思います。ぎゅっと、全部を圧縮して半分くらいにしてもらって、後半はその後についてを書いて欲しかったです。連載をまとめた本のようなので、一冊を通じて読むと少し時系列や説明の仕方にも違和感がありました。
僭越ながら5つ星で評価するとすると3です。他の孫正義本も一度は読んでみたくなりました。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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