- 10月
- 2024年11月
為替レートのひとつの壁と言われていた120円台を記録したと思ったら、そのまま続いて円は下落していきとうとう121円に突入してしまいました。アベノミクス3本の矢の1本目が効果を発揮し、またアメリカの景気の上昇や日米の金利差など、いろいろな事情が折り重なっての結果ではあるので、ある意味変動相場制そのものともいえます。
それにしても、この円安への流れは急激すぎると感じています。簡単にグラフを作ってみましたので見ていただくと一目瞭然です。ここ数ヶ月で一気に円安に振れていっているのです。これは企業努力とはまったく無関係のところで、コストが上がっていってしまうので、これほどの振れ幅だと吸収することはできなくなってしまいます。
円安については過去にも何回も書いてきたので改めてその弊害について書くことはしません。ただ、どうしても輸入品については価格が上がるか赤字に陥るかしかありませんので、企業として生きて行くには値上げをせざるを得ません。1円2円で一喜一憂するわけではありませんが、100円前後だった為替レートが120円を越えてしまうのですから、20%程度利益率が下がるということですから大問題です。
ただし、円安になるのも国の力でもありますので、それ自体は結果としてあり得るということで受け入れなければいけませんし、大企業のように円高を政府に是正してもらうような泣き言をいうつもりもありません。120円台であればそれはそれで構いません。でも、安定して欲しいというのが正直なところです。相対的に輸入品が高くなっていくのであれば、輸入ではない方法も考えていきますし、あらゆる方法で現状にマッチしたビジネスモデルを構築していくまでです。現在は、あまりのも揺れが多すぎて、これで円安対応していくとまた揺り戻しが来てしまうというようなことになるのが一番困るというだけなのです。
上場企業だったらこんなことを書くのは許されないブログ記事でしょうが、これから値上げが始まっていきますので当社製品を検討されているのであればお早めにどうぞ。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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