- 10月
- 2024年11月
しつこいようですが、バルセロナでの忘れられない出来事から3年、三度の訪問。ちょうどこの写真の撮影をした場所が、あの時の現場でした。今年もスリに遭わないないようにと、常に周りに気を配り、すべての声を掛けてくる人を「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ」と無視をし、NuAns NEOは常にストラップに腕を通すかチャックのあるポケットに入れて閉めておくという用心さで毎日緊張の日々を過ごしました。その甲斐あって、スリに遭うことなく帰ってくることができました。寒かったですが(しつこい)。
ご存じの方も多いガウディの建築も少し見て回り、寒い寒いと言いつつも美味しい食事もいただき、それなりに満足したスペイン滞在でした。そして、無事に成田空港についてみるとすぐに見慣れない電話番号から着信がありました。なぜ日本に帰り着いたのを知っているのだろうかと訝しげに電話に出てみると、どうもクレジットカード会社のようです。
「お客様、たった今アメリカのApple Storeでお買い物をされましたでしょうか?」
「いえ、たった今スペインから成田空港に到着したところですよ」
「そうですか、それではおそらくスキミングをされて不正利用をされたようです」
「えっ?」
ということで、さすがはスペイン。現地では特に直接的な被害がなかったものの、私のクレジットカードをこっそりスキミングして、Apple Storeで買い物をして換金しようとするなんて一枚上手でした。どこかのお店でカード決済をした際にスキミングをされてしまったのだと思います。なぜ、アメリカのApple Storeかというと、ヨーロッパではかなりの割合でICチップを搭載したクレジットカードが普及しているので、スキミングしても実際には買い物に使えない場合が多いのに対して、アメリカではまだ磁気カードが多くスキミングしたデータをコピーした偽装カードでも買い物ができることが多いのです。日本も段々とICチップ搭載のカード決済端末が増えてきましたので、スキミング被害もかなり少なくなってきたようです。ちなみに、当社運営のトリニータでもSquereのICチップ搭載カード決済端末を使用しています。
アメリカのApple Storeは磁気カードでの決済ができ、人が多く、簡単にカード決済ができて、IDを求められなくて、かつ高額で換金性の高い商品があるということで狙い目だということです。
実際問題、この不正利用については私が負担することはなく、Apple Storeも普通に販売をしているので入金はされ、犯罪者も換金できるので、カード会社だけがこの損失を負担することになるので、必死にICチップ付きカード決済を進めるのは必然とも言えます。
ただ、私の最大の損失は、メインカードとして使っていたANAカードが使えなくなり、新規に発行するためカード番号が変わるということです。マイルを貯めるために何でもかんでもこのカードで決済していたため、あらゆるオンライン決済や引落などに使っていたので、それらのカード番号登録をすべて変更していくのがまさに憂鬱です。
そのため、セキュリティ解除して一時的に使うこともできるというカード会社の話に乗ろうかと思いましたが、その話をしているまさにその時に、また不正利用があったようで、その線は諦めました(もちろん、その不正利用は失敗)。
というわけで、これからいろいろなサイトで決済ができないというアラートが出て番号変更していくという作業を続ける苦行が始まります。スペイン、恐るべし。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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