社員研修と政治

2017.05.22

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このトリログは当社トリニティ株式会社のオフィシャルブログであり、あんまり政治的なことを書くのは良くないと思います。と言いつつ、当社にも政治の影響が及んできましたので、おそるおそる書いてみようと思います。

上記のニュースにも告知していますように、6月下旬に社員研修と称してチームワークを高めるための研修旅行に出かけるため、臨時休業をさせていただきます。普段、研修の行先のルールとしては、当社製品を販売している国、ということになっていて、正直なところそろそろ行先が枯渇してきてしまって、海外セールスチームの今後の展開に期待するしかない状況ではあります。それして、残り数少ない行先である台湾に行くことにしていました。

そこに、大きな落とし穴がありました。
当社は現在、日本に18名、中国に現地雇用で8名社員がいます。日本と中国で離れてはいても、とても密接にやり取りしていますし、中国のチームが居なければ日本に製品を届けられませんので、切っても切れない関係です。チームワーク向上のための研修旅行となれば、日本と中国のチームもそれぞれ交流していく必要があると考えて、近年は合同でやることにしています。以前は香港だったり、日本に来たりと続けていましたが、今回の渡航先は台湾に決定しました。

ここで、中国チームの参加に問題が発生しました。それは、台湾渡航のためのビザが下りないのです。それも、全員一律というわけではなく、出身地の省によって仕組みが違うのです。中国は1つの国と言いつつも、かなり出身地に左右されるところがあり、現在の住所とは別にかなりの手続きを出身地で行なわなければいけないことが多いのです。

また「ひとつの中国」ということで台湾を国として認めてないというのが現在の中国のスタンスで、先日も米トランプ大統領がそれにこだわらないと発言するやいなや、表から裏からいろいろと動いて、結果認めさせるというくらいの気合いの入りっぷりですが、なぜか中国国民は台湾に行けないのです。行くのだったら莫大な保証金を払う必要があるとか、貯金の残高証明を出さなければいけないとか、現在の給料が低すぎるとダメとか、どうも「ひとつの中国」のはずなのに外国に行くよりも厳しい基準なのです。そういうハードルがある限り交流も深まらないので、「ひとつの中国」にはなりにくいんじゃないかなと思ったりしましたが、このトリログで政治的な話を書くのは止めておきましょう。

結果、半分の人数しか行けないことになってしまいました。本来の目的からすると、行けない人が出てしまうのは不本意なのですが、どうしてもツアーの予約をしてしまった後だったという事もあり、決行することになりました。今後も渡航先に困ってしまいそうです。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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