※特に写真に意味はありません。内容そのものに合いそうな写真がなかったので、カメラロールからお気に入りの写真を抜き出しただけです。

昨日、「ビジネスとはサッカーのようなもの」という記事を書きました。そこでは、トリニティというひとつのチームの中で、それぞれにポジションがあり、そこにミッションがあり、それを全うすることでゲームに勝つことができるので、特定のポジションだけが活躍するわけではないという趣旨の内容を書きました。

今日はそれに加えて、もうひとつ聞かれることが多かったり、伝えておきたいことを書きたいと思います。

当社の人財募集ではまったく別業態として運営しているレストラン「トリニータ」は別として、トリニティの人財募集としては条件を同じにしています。たとえば、直近で募集をしている「マーケティング」と「貿易事務・輸出入」のポジションでは、当然ながら仕事内容は異なるものの、報酬などの条件はまったく同じです。直近にかかわらず、ずっと同じ条件で募集をしています。

公募の場合にはどんな人が応募してきたとしても、採用に至った場合には条件がまったく同じです。つまり、老若男女問わず入社時の条件は同じということです。前回の記事でもあるとおり、ポジションによって左右されないということもありますし、さらに年齢や性別での区別もまったくありません。

仕事に取り組む際に、年齢が仕事をしてくれる、性別が仕事をしてくれるということがないと考えているからです。仕事上の経験というのはまったくないとは言いません。しかし、まったく同じ業種の競合他社から入ってこない限り、過去の経験がどれだけ活かせるかは未知数です。逆に、当社のやり方に馴染めなかったり、固定観念が邪魔してしまうという弊害が出てしまうこともあります。男性だからできること、女性ではできないことということも、当社の仕事内容についてはまったくありません。それらを全部ひっくるめて、入社時にはフラットであるという考え方です。

世間一般では、賃金の平均は男性の方が高く、女性の方が低いのが現状です。しかし、実際にやっている仕事が変わらないのであれば同じであるべきです。年齢についても、入社したときにはすべての人が新しいことを学んでもらいますし、そこから何を生み出していくかは年齢ではなく本人次第です。そのため、女性および年齢が低い人の方が相対的に報酬が高いということになります。

当社は残念ながら、まだ新卒採用をして育てるという余裕が無いために、一度は社会を経験している人に限定した中途採用のみを行なっていますが、たとえば25歳の方でも、40歳の方でも、入社時の報酬は同じです。繰り返しますが、男女も同じです。そのため、若い女性は世間一般の相場からすると高い報酬になると言えます。

それが反映しているからなのか、当社の男女比率はほぼ50/50で、役員は3人ですが、1名が女性（No.2が女性）、マネージャーは残念ながら現在は4人中1名ですが、過去には半分くらいでした。

私の狭い世界の経験からして、年齢が高くて経験がある方の方が当社のやり方にはなかなかついていけない場合が多いです。前述のような考え方だと、まったく優遇されないし、報酬も世間一般からすると低くなりがちで、成果としての付加価値を求められるからです。これからも絶対に同じ事を続けるかは分かりませんが、今のところはこの考え方で間違っていないと信じています。