- 10月
- 2024年11月
これまでも何回か紹介してきているとおり、当社はかなりペーパーレス化に力を入れています。私自身も、身の回りにほとんど書類がなく、何かしら確認する必要があるものでも、ずっとデスク周りにあるのが嫌なのですぐに処理をしてしまいます。また、「タッチタイピングは必須スキル」でも紹介しているように、基本的には手で文章を書くということがありません。
そんな私が、あるきっかけがあり、おおよそ90分の記述式試験を受けることになりました。普段、持ち歩いているペンがシャープペンシルの機能も持っているのですが、それでも気分を変えてシャープペンシルの売り場を見に行ってみようと思いました。そして、チラチラと見ている中で、シャープペンシルもかなり進化しているのだなぁと感じました。
知っている人からすれば、そんなの当たり前でしょうと言われるかもしれません。しかし、私がシャープペンシルを買うのは20年以上前くらいまで遡らなければいけないほどの浦島太郎状態であるということを差し引いて、温かい気持ちで読んでいただきますようお願いします。
今回、私が購入したのが三菱鉛筆社のアドバンスというシリーズです。いろいろと機能はあったものの、どうしても自分が持つものとしてあまり派手すぎるものなどデザイン面で制約があったので、実際のところ、これ以外にあまり選択肢が無かったというのもありますが、購入した動機は大きく2つあります。
・芯が折れない
私が、割と筆圧が強いということもあって、シャープペンシルの嫌なところのひとつが、すぐに芯が折れるというところでした。しかし、このアドバンスは芯が折れないというのです。よく見てみると、芯の先のところにまで支えるスライドパイプという機構となっていて、芯先を飛び出させなくても書けるようになっているのです。
これのおかげで、筆記試験の90分間、一度も芯が折れることなく、また芯を出すという作業もしなくて良かったので、ただ書き続けるだけという、本来シャープペンシルに求められる「書く」ということに集中させてくれました。
・芯が回転する
これが一番驚いた機構です。シャープペンシルは、というよりも鉛筆もそうですが、書いていくウチに削られていくのである一定時間書いていると芯が平らになってしまい、少し太めになり、字も薄くなっていってしまいます。そのため、ペン自体を回転させて位置を変えることで修正していました。これが結構長く書いているとストレスになります。
このアドバンスという製品は「クルトガ」という機構を備えており、その問題が解決されています。クルッと回って、トガった芯をキープするので「クルトガ」というようです。
自動芯回転機構「クルトガエンジン」とは?
シャープペンの芯先に初めて注目して、新開発した機構です。機構内部が3つのギアに分かれており、芯に連結された中ギアが、文字を書くときの筆圧を利用して、上下に運動します。上下のギアと斜めに噛み合うことで、一画書く度に中ギアと芯が少しずつ回転します。
書いているウチに、内側のところがクルクル回っていくのがとても不思議な感じです。上の写真にある三角マークが2つ並んで回転するようなマークのところがどんどん回っていくので分かるのです。なかなか分かりづらいかと思ったので、書いているところを動画にしてみました。実際に、これでずっと書き続けていても、一度もペンを持ち替えることがありませんでした。
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今回のことから、シャープペンシルというもう長い歴史があり、あまり新しいテクノロジーがないのだろうと思っていた分野においても、いろいろと進化しているということが分かりました。我々もおおよそ10年くらいのスマートフォンアクセサリーですが、これからもまだまだ新しい発見があるのだろうと思っています。そして、今回のように長年の問題を解決してくれるような製品を生み出していけたら良いなと思っています。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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