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2021.05.13
3ヶ月に1度、トリニティが運営しているカーサ・トリニティの住人の方向けにニュースレター『Casa Trinity』を配布しています。春号も無事完成しました。今回は来たる梅雨に向けて、部屋干し臭を防止する方法をまとめてみましたので、こちらでもご紹介します。
そもそも部屋干し臭はなんで発生するの?
部屋干し臭の原因は「モラクセラ菌」という人体に存在している常在菌であることがわかっています。「モラクセラ菌」は皮脂を食べて増殖し、ぞうきんのようなニオイを出します。気温20〜40℃、湿度60%以上で活発化し増殖するので、梅雨シーズンに部屋干し臭が強くなるのは納得ですね。「モラクセラ菌」は通常の洗濯では死滅せず、紫外線にも強いそうで…とても強い菌みたいです。
部屋干し臭を防ぐ = 「モラクセラ菌」を増殖させない
部屋干し臭を抑えるには、服についた「モラクセラ菌」をとにかく増やさないことが大切です。洗濯物を干したあと、5時間程度で増殖してニオイを放つそうなので、5時間以内に乾かすことを目標にしましょう。
「モラクセラ菌」を増やさないためには、
- 洗濯前から「モラクセラ菌」を増やさない
- 洗濯後はとにかく速く乾かす
といった工夫が必要です。
「モラクセラ菌」を増やさない方法と洗濯物を速く乾かす方法
1. 洗濯前から「モラクセラ菌」を増やさない
▼汗で濡れた服を放置しない
梅雨シーズンは特に、脱いだ服が汗で湿っています。湿ったまま洗濯機や洗濯かごにポイっと入れてしまうと、「モラクセラ菌」がどんどん増えてしまいます。服についている「モラクセラ菌」の数が多いと、通常の洗濯や紫外線に強い「モラクセラ菌」は部屋干し中にさらに増えることに…。
そこで、脱いだ服はできればハンガーにかけるなどして、一度乾かしましょう。すぐに洗えるのであれば、すぐに洗ってしまうのが良さそうです。
▼洗濯前に50〜60℃のお湯につけてから洗う
洗濯や紫外線では死なない「モラクセラ菌」ですが、熱には弱いそうです。そこで、洗濯前に、50〜60℃のお湯に10〜20分ほどつけてから洗うのがおすすめです。
生地によっては色落ちしたり傷んだりすることがあるので、洗濯表示を十分確認してください。また、一般的な洗濯機は耐熱温度が約50℃なので、温度の高いお湯を使う場合は桶など別の容器でつけるようにしましょう。
▼服を裏返して洗う
肌に直接触れる服の裏側の方が「モラクセラ菌」が多くついています。服の表面の食べこぼしや泥汚れなどがない場合には、服を裏返して洗いましょう。
▼酸素系漂白剤と一緒に洗う
酸素系漂白剤と洗剤を混ぜて洗うことで「モラクセラ菌」を減らすことができます。
※塩素系漂白剤と洗剤を混ぜると有毒ガスが発生するので、絶対に混ぜないでください。
2. 洗濯後はとにかく速く乾かす
▼しっかり脱水する
洗濯の脱水が終わったら、乾いたバスタオルを洗濯機に入れて、さらに5分脱水すると、いつもよりしっかり脱水できます。脱水が終わったら、洗濯機からすぐに取り出して干しましょう。
▼アイロンで軽く乾かしてから干す
薄手の服ならアイロンをかけることで、乾くまでの時間をかなり短縮することができます。
▼空気の流れを作って、循環させる
洗濯物どうしを離して干したり、扇風機やエアコンの風を当てると乾きやすいというのはご存じの方も多いかもしれません。さらにもうひと工夫して、できるだけ、床からより高い位置に干しましょう。高い位置の方が床よりも空気の流れがあって湿気がたまりません。
「モラクセラ菌」だけでなく、カビも増えやすい季節になりますので、5月のうちに洗濯機をきれいにしておくとより安心です。薬局などで手に入る洗濯槽クリーナーは、洗濯機に入れて運転させるだけなので簡単にお掃除できます。「洗濯槽お掃除コース」がついている洗濯機もあるので、ご自分の洗濯機を確認してみてください。
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このブログを書いたスタッフ
経営企画
あさすけ
とてつもない悩み性であったが、この会社に入ってから「死なない! 大丈夫!」が合い言葉に。日々、色々な人に助けられながら元気に働いている。透き通った歌声の、トリニティの看板娘。
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