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- 2024年11月
2023年4月29日をもって、トリニティ株式会社の17期目である2022年度の営業を終了しました。当社は2006年5月1日に設立しているため、4月末日が決算終了の日となります。
外部環境に抗う1年
2022年度は激動の年でした。日本で企画・開発をし、中国で製造委託をして製品を量産して日本に販売するビジネスモデルの当社として、記録的で急激な円安という大きな災害に見舞われた1年でした。これは外部環境の変化なので、私たちが何かを改善することはできません。しかし、リスクとしてはこれまでも認識していた部分でもありました。それでも、これほどまでに為替の変動があるというのは予想していませんでした。
単純にそれまでの相場である120円前後の為替レートから140円前後に変わるだけで15%程度のコストアップになります。同じことをしていても、これまでの利益率から15%くらい下がってしまうということになりますので、大問題中の大問題です。
特に、輸入品や古くから継続して販売してる製品については価格を改定せざるを得ませんでした。また、まだビジネス上のノウハウになるのでここでは書けないような対策を行ない、ギリギリの水準まで持ってくることができたというのは、今回の一件で当社が今後も含めて強くなることができたという意味で雨降って地固まるというような状態になれたのは、当社内外の努力のおかげです。
ちなみに、当社のグループ会社であるエウレカスタジオ株式会社の方は海外取引であり、ドル建てで収入があるため、当社と逆で円安になればなるほど利益が増えることになります。これが、エウレカスタジオをグループ化したひとつの目的でした。為替ヘッジというには当社の方がビジネス規模が大きすぎるので、影響力は少ないともいえます。それでも、円安イコール絶対に困るということではなくなっているのは良い兆しでもあると考えています。
売上高は過去最高に
コロナ禍だったり、iPhoneの不振だったり、近年は逆風に吹かれまくっている当社のビジネス環境ではあるものの、ここ5年間では売上高としては右肩上がりに推移しており、2022年度決算においても、速報ベースでは過去最高となりました。
これもひとえに、当社の社員が一丸となって「デジタルライフを豊かにする」というスローガンのもとに全力で開発や販売、マーケティング、生産管理・物流、カスタマーサポートなど各分野において頑張ってきた結果だと思います。特に中国における協力工場のサポートがなければ製品を作り続けてくることはできませんでした。
もちろん、製品を購入してくださったユーザーの方々、販売してくれた販売店や流通のみなさまのご支援があってこそです。ありがとうございました。
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あっという間に17年が終わりました。たった3人で始めた当社がなんとかここまで辿り着きました。といっても、終わりがあるわけではないので、これからも弛まぬ努力を続けていくだけです。
とはいえ、いったんは区切りとしての17年目が終わったので、ゴールデンウィークは9連休となりますので、リフレッシュしてまた18年目を駆け抜けていく所存です。
今後とも、トリニティ株式会社とその製品にどうかご期待ください。お休み中にはトリ☆シャインも見ておいてくださいね。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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