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2024.10.04
みなさん、こんにちは! 開発のRedです。
先日、iPhone 16シリーズ用のケースを発売しましたが、他のアクセサリーメーカーさんとは違う部分があります。
それは、iPhone 16・iPhone 16 Plusのフラッシュ部分です。
ほぼすべてのアクセサリーメーカーさんが、フラッシュ部分にケースが被らないように穴が開けられています。
むしろ、フラッシュ部分が覆われているケースを販売しているメーカーは、私が確認できている中ではApple純正ケースとSimplismだけです。
なぜフラッシュを避けなくても大丈夫という判断をしたのかについて、解説します。
<実際、フラッシュ撮影をした時のカメラへの影響は?>
フラッシュ穴について当社へ何件か質問をいただいているみたいなので、まずは結果からお伝えしますが、
フラッシュへの影響はまったくありません!
iPhone 16用で販売されている4種類のケースで比較してみました。
SimplismのケースとApple純正ケースは、フラッシュを避けていません。
フラッシュを避けている他社ケース2つと差が出るのかを比較してみました。
まったく同じカメラ設定で、一番条件的に不利になる超広角撮影(×0.5)でフラッシュ撮影を行ないましたが、フラッシュを避けているケースと変わらない結果となりました。
これであれば、わざわざフラッシュを避ける必要はありませんね。
<なぜフラッシュを避けないという判断に至ったのか>
iPhone 16用ケースを設計を開始する際に、本当にフラッシュを避けなくて良いかの検証を行ないました。
検証をするにあたり、iPhone 16と同じようにフラッシュがカメラの台座より下にある端末を探しましたが、手元にはありませんでした。
いくつか検証を実施しましたが、その中の一例を紹介します。
こちらは、iPhone 15のカメラを使った検証の様子です。
弊社のレンズ製品のアクリルのフラッシュ部分に穴があるものとないものを用意して、アクリル板にフラッシュ穴を開けないことでどのような影響が出るのかを確認しました。
iPhone 16よりも不利な条件での検証ではありますが、フラッシュ撮影での影響はないことが確認できました。
また、使用しているアクリル板自体は9割以上の光を透過するので、アクリルを透過させたとしてもフラッシュの光量への影響はほとんどありません。
<ケースに穴を開けることのデメリット>
スマホケースのカメラ穴を広げることや、穴を開けるということは、ケース自体の保護率に影響します。
外に露出している部分や穴の空いている部分には、毛や埃などのゴミが溜まったり、本体に直接汚れが付着することになります。
当初はケースのフラッシュ部分に穴を開けることも覚悟しました。もし穴を開けてしまっていたら、穴からゴミが入って端末背面が汚くなってしまいます。
せっかく購入したスマートフォンなのだから、綺麗な状態を少しでも長く保ちたいですよね…!
<まとめ>
今回は、ケースのフラッシュへの影響についてお話ししましたが、いかがだったでしょうか。
ケースの設計で、フラッシュを避けていないことでの影響を心配されている方がいらっしゃいますが、安心してお使いいただければと思います。
以上、開発のRedでした。
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このブログを書いたスタッフ
開発
れっど
家具メーカーでオフィス家具の設計開発デザインをしていたが、企画段階から量産化まで携われる仕事を求めて、2023年6月にトリニティ入社。週末はドライブしに行ったり趣味でDIYしたり、充実した日々を過ごしています。
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