- 10月
- 2024年11月
Appleユーザーにとって今年最大のイベントとも言えるWWDC(Worldwide Developers Conference)があと数時間で開催されようとしています。現在Appleのオフィシャルイベントとして大きなものは1月に開催されるMacworld Expo & ConferenceとこのWWDCくらいで、9月にApple Expoという展示会がパリで行なわれますが、こちらはそれほど規模は大きくありません。今年は例年6月に行なわれているWWDCを8月に延期しているため、「何か」を満を持して発表するためと噂系サイトではさまざまな憶測が飛び交っています。
・Mac OS X v10.5 Leopard
期待の次期OSであるLeopardの発表は確実に行なわれるでしょう。言われている機能がどれくらい搭載されるのか、言われていない機能のサプライズがどれくらいあるのか、楽しみなところです。出荷開始は1月というのが妥当な線でしょう。
個人的にはSpotlightの強化、特にネットワーク上のファイルサーバーに対しても有効になってくれるとものすごく使い勝手が向上します。現在は特に普段必要としているものや外出先でも使うであろうと思われるファイル以外はファイルサーバーに保存するようにしています。これもMac OS X Serverとギガビットイーサのネットワークのなせる業でもありますが、Spotlightが使えないのが難点でした。
…と、書いているウチに当社が取引をしているDr.Bott社のアメリカ支社の社長からiChatのビデオチャットのお誘いがあり、少し話をしました。会場の無線LANからつないでいるということで、iSightを使っていろいろ会場の風景を見せてくれました。彼曰く、何かしら新しいハードウェアがあるのではないか、ということでした。
もうひとつ、Leopardに期待することはやはりWindowsとの親和性、というよりも実行環境が何かしらの形で実現することです。仕事としてはMacに特化した形での展開をしているわけですが、ブラウザーやその他、Windows環境でチェックしておきたいことというのもあるわけです。現在Boot campがベータ版として配布されていますが、Mac OS Xを起動しないでWindowsだけ起動するBoot campにはあまり興味がありません。あくまでメインはMac OS Xなのですから、Parallelsのような形が一番望ましいのではないかと思っています。Parallelsの出来が良いのであれば、それで良いのかもしれませんけど。
・Mac Pro
もうこの呼称は一般的になったと言っても過言ではないくらい雑誌やウェブなどで語られています。MacBookとMacBook Proのラインナップから考えるとMac Proというのは妥当な線ではあります。しかし、そうするとMacという製品もあっても良いのではと思いませんか? iMacがそれに当たると言えばその通りなのですが、MacとMac Proというのが呼称としてはしっくりくるところです。
ふと思いましたが、Macという単にそれだけの名前を冠した製品って過去にないのではないでしょうか? Power Macとか、Mac miniとかはありますが、単にMacはなかったような…(間違っていたらゴメンナサイ)。そうすると、Macという新しいハードウェアも「あり」ですね。ただiMacとかぶるカテゴリーになるのとiMacという名前が親しまれていることから、あえて変更する(もしくは新しくする)かどうかは謎です。
Mac Proはその筋の人たちにとってはMac Proのスペックは興味津々なのでしょうが、普通にCore 2 Duo搭載で決まりなのではないでしょうか? 特にIntel Macになってからはハードウェアにそれほどスペシャルな仕様が含まれなくなってきているので予想通りの結果で終わりそうです。唯一、Blu-rayドライブを搭載するかどうかと言ったところでしょうが、オプションで用意されるくらいはあるかもしれません。そうなると整合性としてFinal Cut StudioがBlu-rayのオーサリング環境を提供することになります。
・新しいハードウェア?
個人的にはそろそろ新しいワイヤレスベースステーションが出てくるのではないかと思っています。普通に考えるならば、年内に規格が最終決定となると言われているIEEE 802.11nを搭載したベースステーションということになります。先日DELLが対応製品を先駆けて発表してしまったので、新しもの好きのAppleとしては癪に障るところですが…。しかし、そうなってくるとMacBook ProあたりのCPUもCore 2 Duoに変更されて、そしてIEEE 802.11n搭載ということになってくるとか、夢は広がります(と言っても買い換えられるわけではありませんが…)。
・New iPodは発表されるか?
Video iPod nanoとか無線LAN搭載iPodとか、タッチスクリーンiPodとかいろいろと言われていますが、個人的にはWWDCにおいてiPodが発表されることはないと思います。これは、AppleのWWDCにおけるメインのターゲットは新OS Leopardであって、iPodの話題にしてしまうと世の中の情勢としてその話題のみになってしまうきらいがあるためです。そして、以前に「iPodの近い将来とその先」で書いたように、それほど大きな変化はないのではないかと思っています。マイナーチェンジ程度はもしかするとWWDCが終わった翌週とかに、ポロッと出してくる可能性はあります。
…といろいろ思いながら、モスコーニの会場とチャットしたりしていたら、もう1時半になってしまいました(汗)。このウェブログはエントリーを書き始めたときのタイムスタンプになるので、8/7の日付になっていると思いますが、書き終えたのは1:22です。
さてさて、どうなることやら。
macwebcaster.comというサイトでWWDC基調講演内容を同時通訳してくれるということで、Skypecastで参加してみています。現在参加者14名。(1:38現在)
途中まで順調にSkypecastで聞けていたのですが、途中でディレイが多くなったり聞き取りづらくなり、音が聞こえない時間が増えてきてしまい、Quicktimeに変えたらよく聞こえたのでそちらに変更してしまいました。(2:45現在)
というわけで、1時間半ほどの基調講演が終了しました。Mac ProとLeopardが予想通りの感じで出てきて、ちょっと意外がXserveだった感じでしょうか? 度肝を抜かれるような製品はなかったようにも思えます。とはいえ、堅実な機能アップという感じで期待が持てます。ただ、来年の春は結構遠い先です。WWDCはデベロッパー向けなのでこれくらいがLeopard発売に合わせた開発にちょうど良い期間なのかもしれませんね。(3:29現在)
今回初めて利用させてもらいましたが、macwebcaster.comのスタッフの皆さんお疲れ様でした。テキストのレポートを見ているよりもずっと楽しく過ごせました。ありがとうございました。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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