アメリカで考えさせられたこと「Race」

2013.11.11

Seattle01.jpg

シアトルにはスペースニードルというランドマークがあり、その周辺にはPacific Science Centerがあったり、ミュージアムがあったりといろいろ見て回るには良いエリアになっています。今日、ほんの少しだけ時間ができたので、少しだけ見に行ってみることにしました。

Pacific Science Center自体は、いわゆる科学館のようなもので、主に子供向けに人体や昆虫、宇宙や科学の仕組みなどを遊びながら体験して覚えていくという目的です。私自身、科学館に行くのは好きだったので子供たちに混ざりながら楽しく見ていたのですが、特別展示コーナーで「Race」というのをやっていて、考えさせられることがありました。

Seattle02.jpg

「Race」とは人種のことでこの特別展示コーナーでは人種の違いやRacism(人種主義=人種差別主義)について考える場所です。いわゆる科学館ですから、そんなに重い話をする場所というイメージではなかったため少し面食らいましたが、中を見ている人たちはとても真剣です。子供に伝え聞かしている人もいれば、ある程度の年齢になった子供は真剣に展示を見ています。

展示には人種の違いとは何だろう、という起源に遡ったところからその歴史や問題点、そして現代の移り変わりなどを体系立てて説明してあり、見るだけではなく、自分の意見を表明して投票したり、コメントを書き入れたり、自分の体験として何かあったかなどをノートに書くようなところもあり、参加しながら学んでいくというスタイルでした。

Seattle03.jpg

日本は島国のため、あまりこのような人種の違いというようなことが語られることはありませんが、アメリカのような人種のるつぼとも言われるような国では他国からの移民も多かったり、それこそさまざまな人種と付き合って生きていくことになりますので、みんなが真剣に向き合っているのでしょう。

ここで思い出したのは、私が数ヶ月カナダの大学でESL(English as a second Language)クラスに通っていたときに、こちらは英語が全然できなくて英語自体を勉強しているのに、クラスでは「女性の社会進出に障壁となっていることを3つ挙げて議論しなさい」みたいな課題が出てきて、こんなスタイルの授業を受けたことがなかったので、しかも英語で議論する段階ではない英語力だったのでとても面食らった覚えがあります。発表する番が回ってきてしまうので、たどたどしく、辞書を引いたりしながらも話したことを思い出しました。

Seattle04.jpg

Does where we come from tell us who we are?
私たちの出自が、私たちが誰かを表わすでしょうか。

これは、人種だけでなく出身地域や学歴、性別などにも同じことが言えますね。ほんの息抜きに科学館を訪れただけだったのですが、考えさせられました。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

ほっしぃのブログ一覧

コメントを投稿

ログイン

登録

会員登録せず購入する

ログインせずに投稿する場合には名前とメールアドレスを入力してください。


管理者の承認後、コメントが表示されます。

カテゴリー

コメント

このページのトップへ
このページをシェアする

ブランドから探す

端末を選ぶ
  • Tablet
  • Android
  • Laptop
  • AirPods
  • Apple Watch
  • iPad
  • iPhone

機種から探す

シリーズを選ぶ

機種を選ぶ

カテゴリーを選ぶ

機種から探す

カテゴリーを選ぶ

カテゴリーから探す

端末を選ぶ
  • Tablet
  • Android
  • Laptop
  • AirPods
  • Apple Watch
  • iPad
  • iPhone

カテゴリーから探す

端末を選ぶ
  • Tablet
  • Android
  • Laptop
  • Apple Watch
  • iPad
  • iPhone

カテゴリーから探す