- 10月
- 2024年11月
もう10年以上もブログを書き続けているので、テーマを思いついて書いたことが実は過去にも書いたことがあったということがたまにあります。また、その逆も同様に、すでに書いただろうと思っていたものの、その実、書いていなかったりしたテーマもあります。今回の年俸427万円の謎は、過去に書いたと思っていたのですが、検索してみると出てこないため、書いてなかったということに決定して、これからご紹介したいと思います。
当社で出している人財募集の中で、「給与」の項目があります。この項目は基本的にどのポジションの募集でも同じ内容になります。
給与:
■2年目まで固定年俸制
– 初年度400万円(3ヶ月の試用期間あり)
– 勤続期間10ヶ月以上経過した次の会計年度より、427万円
■勤続期間22ヶ月以降は期末に査定を行ない、経験・能力などを考慮し、報酬を決定する年俸制
– 2017年度平均年収:492万円
■年俸の1/12を月々支給します。
■上記給与額には、月あたり45時間分のみなし残業代を含みます。
大手企業は別としても、知り合いだったり同業他社の求人広告を見ても、実はあまり報酬内容についての具体的な記述が無い場合が多いと感じています。ただ、これを明確にしないでおくと、後々応募してきたときにすれ違ってしまい、結局お互いに不幸になることがありますので、しっかりと取り決めしている場合には明確にしておくのが良いと思います。そのため、比較的細かく規定をして、それを公開しています。ちなみに、性別・年齢による待遇差はありません。
さて、いろいろ語りたいことも多くある給与について、今回は「427万円の謎」というテーマに絞って書き進めることにします。ここでクイズです。なぜ427万円という、ぱっと見中途半端な数字の金額にしているのでしょうか。
ほとんどの人財募集の応募者に対して、この質問を投げかけますが、いまだかつてヒントを与えずに一発で正解した人はいません。語呂合わせもいろいろと考えるようですが、あまりしっくりくるものがありません。ただ、正直に言えば、そんなに難しくないというか、思いつける範囲ではないのかなと思います。
この427万円という金額は日本の給与所得者の平均年収から算出しています。
トリニティは3人で起業して、そこから少しの間は知り合いを雇用していたので、給与については話し合いで決めていました。しかし、ある時に一般公募することになり、その際に求人広告には給与を書かないといけないということなりました。その際に、いくらにするのが妥当なのか考えた末に、その当時の平均年収にするのが合理的数字であり、かつ多すぎず少なすぎずという水準であるということで決めたのです。
平均ですから、上もあれば下もあります。ただ、我々のような零細企業(当時は5人目の募集)としての給与水準としては決して低くないと考えたのです。ちなみに、今この記事を書くのに「平均年収 427万円」で検索したところ「DMM.com」や「コメリ」などがヒットしてきました。
なお、入社1年目はまだ1人前ではないということで、こちらから教える期間であるという事も鑑みて、一律400万円としており、1年経過すると自動的に427万円に昇給する形になります。これは当社の最低給与水準が427万円となっているので、査定による区別なく一律での昇給となります。
2017年度の平均年収は421万円だということですので、実際にはトリニティの最低給与(平均ではありません)よりも下回っているということになります。これから時代が変わり、給与水準が上がっていけばそれに合わせてトリニティの給与も上げていく必要があるといえますが、現時点においては上回っているということになります(だからといって、下げる方向の検討はしていません)。
ちなみに、給与の項目でも記載の通り、2017年度平均年収は「492万円」です。これは私を含めた役員を除く、社員だけのものとなります。また、これには交通費を含まず、マネージャーの役職給などを含まれます。
こちらは試験(面接)に出ますので、よく理解しておいてください。私は合理的に考えるというのがモットーで、何かを取り決める際に合理的な根拠を求めるようにしています。今回は、世の中の平均年収と同じにするという合理的根拠がある決め方だったと思います。決して多いわけではありませんが、少ないわけでもありません。同規模、同業種であれば比較的高い方ではないかと思っています。
給与が仕事のすべてではありません。しかし、良ければ良いにこしたことはありません。みんなで頑張って収益を上げれば、そこに自分の収入も付いてくる仕組みも別途用意してありますが、それは別の機会にご紹介します。
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もちろん、日本円で支払われるので、画像はイメージです。先日、デンマークとスウェーデンに出張に行きましたが、両方とも通貨が異なるために2つの紙幣を持っていかなければいけなくなり、経費精算などもややこしかったので、ぜひヨーロッパはユーロに統一していただきたいです。むしろ、世界はひとつの通貨で決済できるのが理想ですね。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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