- 10月
- 2024年11月
前回、当社の基本年俸が427万円だということを公開しつつ、なぜその金額にしたのかという説明をしました。一見中途半端に見える金額が、実は根拠があって決めていること、世の中の給料との比較もしてみました。これから当社の面接の際には答えを知っていないとおかしいので、気をつけないといけないポイントでもあります(「ここ、試験に出します」という教師が言う謎の言葉です)。
今日はさらに踏み込んで、「蓋を開けてみると増額の謎」について迫りたいと思います。
トリニティに入社する時には雇用契約書を元に労働条件を確認して、労使共に合意した上で働き始めてもらいます。その際に、何も知らされずにいると驚くことがあります(人によっては面接の際などに話してしまう場合があるので全員ではありません)。
それは、「年俸」という欄です。
前回の記事で説明したとおり、トリニティの基本年俸は427万円ながらも初年度は400万円となります。しかしながら、雇用契約書に記載されているのは「4,008,000円」という金額です。これは何を意味するのか。
これは、もう今では笑い話なので書いてしまいますが、前述のように合理的理由があって年俸としては決めたものの、これに則っていざ初めての社員が入社する段になって気づいてしまったことがあるのです。その原因は、当社が年俸を12ヶ月で割り、それを毎月支給しているというところにあります。
ここまできて、聡明な方でもそうでない方も気づかれたと思いますが、400万円が12で割り切れないのです(笑)
普通に計算機で400万円を12で割ると「333,333.333」となります。こんな中途半端な金額を給与にすることはできません(小数点以下は銀行振込できません)。普通であれば、たとえば初月だけ金額を変えて調整するということを考えるでしょう。しかし、どうも気持ち良くないなと思って、400万よりも多い金額でなおかつある程度キリが良い金額にしようということで「4,008,000円」にしたのです。これであれば、月額で334,000円なので切りが良いです。
というわけで、なんと、入社時にいきなり8,000円も増額されているのです。
キリが良い悪いというのを、一般的には人件費で考えることはあまりないと思います。ただ、これが社員にとって悪い方向に変わるわけでもないので、良いかなと思っています。幸いにも「入社前に言ってたことと違うじゃないかっ!」と机を蹴って帰ってしまうという人もこれまでいませんでしたので、万事うまくいく仕組みかなと思っています。
雇用契約書を結ぶ段階ですから、社員はまだそんなに深くこの会社のことを知らないので、最初頭の中で「?」マークがグルグルと回るような顔をして、その後にだいたい「はぁ。」と頷くしかない戸惑いの仕草を見るのが私の密かな楽しみとなっています。
ここまできて、聡明な方でもそうでない方も気づかれたと思いますが、427万円も12で割り切れないのです(笑)
同じ説明を繰り返すことになるので、割り切れないからどうしているのかはもう一度5段落くらい戻って読み返してもらえると幸いです。というわけで、結果、2年目に交わす雇用契約書の年俸欄には「4,284,000円」と記載されています。こちらはなんと14,000円も増額されることになります。
なんと素晴らしい会社なのでしょうか(自画自賛)。
実際、これを必ずこの金額にしているのであれば、人財募集などの際に書けば良いということにもなります。しかし、これはある意味サプライズだったり、ジョークのようなものなので、そのままにしてあります。
このあたりも試験に出ますので、要注意です。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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