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- 2024年11月
手元に第12期を終えた決算書類があります(我々が作った文書ではないので、デザインを直したくなる気持ちはあるもののグッと堪えて)。税理士が最終的に納税の申告書も作ってくれて、オンラインで法人税の納税も済ませました。
この冒頭の一文から、経営者の方であればすぐに分かることがあります。それは当社の第12期は黒字決算だったということです。ものすごく特殊な例を除いて、一般的に法人税の納税をしているということは、イコール黒字決算であるといえます。
2017年5月から2018年4月末までの1年を通じて、製品やサービスを販売して売上をたて、仕入をして売上から差し引き、人件費や家賃、交通費などの諸経費を支払い、その他の差益差損をもろもろと差し引いた上で、会計上黒字になることができました。
これも、当社の製品やサービスを購入していただきました消費者のみなさま、それを販売していただいた販売店、流通のみなさま、製品の製造やサービスの開発をしてくれた関係各者のみなさま、そして、経営企画、開発、マーケティング、オペレーション、セールス、カスタマーサポートなど当社のすべてのスタッフがチーム一丸となって取り組んだ結果でもあります。本当にありがとうございました。
会社が法人として存在するひとつの意義である、納税をすることの責任を今年も果たせたと思います。特に中小企業の経営者は納税を嫌がる傾向にありますが、過去に下記のような記事を書いたとおり、それを誇りと思って納税すべきで、かつ納税しない限り現金は増えないということを改めて書いておきたいと思います。
毎年、私が期末に、その期を振り返り、翌期のビジョンを説明する時間をもらっています。先日の12期(2017年度)を終え、13期への始まりのタイミングで話したのが「継続と成長」でした。
企業は何を目的に活動するのかと問われたときに、私はまずは「継続」と答えます。どんなに素晴らしい製品を生み出していようとも、どんなに社会を良くするサービスを生みだいていようとも、「継続」つまり存在を続けられていなければ意味がないと考えているからです。
継続していくために一番大切なものは現金です。どんなに赤字であろうとも、現金を持っている会社は倒産することはありません(意図的なものは除く)。そして、前述のように納税をしない限り現金は手元に残りません。その意味で、継続して存在していくためには納税をする必要があり、納税をするためには黒字である必要があるとも言い換えられると思います。
そう聞くと、黒字にするのは当たり前ではないかと思われるかもしれません。しかし、1年、2年ではなく12年もの間を黒字を続けていくのはかなり大変なことです。我々もこんなに長い間、やってこられるとは創業の時には思ってもいませんでした。12年目も納税することができたというのは本当に喜ばしいことです。
また、納税をすることと雇用をすることで、日本という社会の中で事業を営ませてもらっている恩返しをすることが、法人として存在する意義でもあります。その意味で、いわゆるリストラをするようなことはしたことがありませんし、納税も続けていく所存です。
そのためには、独占的価値を持つ、もしくは圧倒的な優位性を持つ製品やサービスを生み出すことに努め、モノやサービスが溢れかえる社会において我々の製品が必要だと思っていただけるようにならなければいけません。これは一度のみならず、継続的に行なわなければいけないので、簡単なことではありません。
企業は多かれ少なかれこれらを達成することで存続しているのです。変わりゆくライフスタイルの変化を的確に、スピード感を持って追いかけていくことで、我々のビジネスとしての存在価値が生まれてくるものと考えています。
「継続と成長」の「成長」部分については、またの機会に書きたいと思います。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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