- 10月
- 2024年11月
先日、我が街新座にもUber Eatsがやってきたという記事を書きました。いろいろな問題はあるようですが、新しいビジネスが広まっていくのは面白いことです。
ただ、時間がなかったという理由もありつつ、実際にはUber Eatsをオーダーしませんでした。というのは、その時点で新座でオーダーできるUber Eats対応店舗がほとんどチェーン店だったからです。しかも、割と近くのところばかりなので、これは行った方が良いんじゃないかという疑念が沸き起こってしまい、オーダーを躊躇してしまったのです。
というわけで、Uber Eatsを頼むこと自体は未体験なのですが、視点を変えてトリニータでもやることは可能かもしれないと考えてみました。特に平日の夜などは時間に余裕がある場合があるので、そこで収入を得られるのであれば全体として収益を上げやすくなります。
ただ、課題として下記がすぐに思いつきました。
- 配達したとしても成り立つ料理があるか
- 配達するための容器などはどうするのか
- 配達は適切に行なわれるのか
- シェフが同意するか
配達したとしても成り立つ料理があるか
これは結構大きな問題で、トリニータのメニューでいうと、時間が経ってもそれほど大きな問題がない料理があまり思い浮かびません。前菜の盛り合わせや生ハムくらいでしょうか。それ以外は、できたてでないと美味しくいただけないものや、盛り付けも丁寧にしているものが多いので、なかなか適した料理が無いのではないかという疑惑があります。特に、パスタなどは5分であっても時間が経ってしまえば、美味しさが失われてしまいます。
配達するための容器などはどうするのか
元々テイクアウトをしているレストランだと、持ち帰りのための容器を用意しているので、それをそのままUber Eatsの配達員に渡せば良いだけなので、比較的簡単に始められるのだと思います。ただ、トリニータでは元々上記の理由もあって、テイクアウトをやっていないためにこれらの用意がありません。容器コストもそうですし、在庫管理もしなければいけないので、置き場所問題も含めてなかなか難しいのかなと思いました。
配達は適切に行なわれるのか
どれくらいまでの距離が配達圏内になるのか分かりませんが、かなり時間がかかってしまう可能性があるので、料理としての品質を保てるのか、という問題があります。また、いろいろ炎上したりしているように、配達員が適切に配達してくれない可能性があり、それがUber Eatsの問題であったとしても店舗の評判にも関わってしまうという懸念があります。
シェフが同意するか
トリニータは当社が運営しているものの、完全に独立採算でプロのシェフが普通に最高のレストランを目指して運営しています。特に、料理にはこだわりがあり、私自身も料理自体については一切の口を挟まないようにしています。そんなシェフが、受け入れるはずがないよな、というのが実は最大の難関です。
これらを考えていくと、現実的にトリニータでUber Eatsのサービスを利用して配達サービスをするのは無理だろうなと思い至りました。ただ、ミーティングの際に軽く聞いてみると、即答で「やりませんよ」(言外に「何を言っているんですか」)ということでした。
もちろん、諸問題よりも料理として作ったものを美味しい状態で提供すること、お店としての空間を提供すること、お勧めの素材やワインなどを会話で紹介していくこと、などの料理人としての根本的なところで選択肢にはないということでした。
まぁ、そう言うだろうなとは思ってました(笑)
というわけで、みなさまにおかれましては、そんなシェフのこだわりの料理と空間、サービスを試しにトリニータに足を運んでいただければと思います。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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