2006年5月1日にたった3人で創業し、オフィスもなくそれぞれの自宅でビジネスをスタートしたトリニティ株式会社は15年目に突入しました。今では私や役員、トリニティおよびトリニータの社員の合計で23名となりました。中国でも開発や工場監査などで9名という大所帯になりました。数字だけでいうと、760%アップとなります。

今のコロナ禍によるリモートワーク業務が始まりましたが、実のところ14年前からすでに実施していたのです。ですから、できる限りオンラインで仕事が進められるような体制にはありました。人数が増えたのでさまざまな施策が必要にはなりますが、概ね順調にリモート体制には移行できたのは、当初からの仕組みによるものだと思います。

2019年度の振り返り

さて、14年目となった2019年度（2018年5月1日〜2019年4月30日）。

大きなトピックとしてはiPhone 11シリーズの発売があり、特に保護フィルム・ガラスの分野においてはトップシェア（実売集計）を確保することができました。実のところ、現在のスマートフォン向け保護フィルム・ガラス・ケースなどは私は開発に携わっていません。多少アドバイスやアイディアは出すにせよ、すべて開発やセールスのチームが企画・開発をして、マーケティングチームがパッケージやプロモーションを考えて進行、オペレーションチームが発注や納品などを担って進めています。

これは、私にとってはひとつの大きな自慢となります。操業から14年経ち、初期メンバーはそのまま居るにせよ、たくさんの新しいメンバーが入りつつ、私がまったく関わらなくても市場でトップシェアを獲得することができるというのは素晴らしいことです。

つまずきつつも、チャレンジは終わらない

では、私の方は何をしていたかというと、新たなチャレンジとしてウェアラブルデバイス「weara」に取り組んでいました。5月からスタートして、10月に発表し、しかし今だに出荷をすることができてないのはすべて私の責任です。まったく新しいデバイスの開発は困難の連続で、そこに新型コロナウイルス感染症（COVID-19）が重なったりして、今だに苦労の毎日を続けています。予約をしてくださったり、たくさんの法人の引き合いに対してまだ結果を出せてないのが2019年度の一番の心残りです。

ただ、チャレンジをしなければ生き残っていけないのは明らかですし、新しいものを作り上げていくために全力を尽くしていかなければ結果は得られません。これは2020年度も続けていきたいと思います。

2019年度は過去最高の成績

2019年度は前述のように本業による成果が出たということもあり、後半の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）関連で市況が急速に悪化している中でも、そこまで大きなダメージを受けずに好決算を迎えることができました。

製品を製造してくれる中国工場、当社の各チーム、流通の方々、販売店、そして何よりも当社製品を購入してくださったお客様のお陰です。

2020年度、トリニティの存在価値を高める

2020年、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響はさらに深刻化していくことは間違いありません。私たちのビジネスは不要不急と言われてしまうと立ちゆかなくなります。しかし、その中でもユニーク、独占的、圧倒的な優越的な製品を生み出していけば、人々のライフスタイルが元に戻っていくと共に回復していくと考えています。また、もしもライフスタイルが変わっていくのであれば、そこに合わせた新しいものを生み出していくことができれば、私たちの存在価値が生まれ、生き残っていくことができると考えています。

2020年も挑戦していくということが、トリニティにとっての成長になりますので、社員と共に前を向いて進んで行きたいと思います。もしも転んだとしても、前のめりに。今後とも、ご期待ください。

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タイトルの画像は、2020年に作成した当社のクリアファイルです。新しいマーケティングメンバーのおかきがデザインしてくれました。このクリアファイルにもこだわりが込められてます。その内容についてはおかきが書いてくれることでしょう。