- 10月
- 2024年11月
4月7日にAppleが発表した「探す」ネットワーク。今までにも機能としてはありましたが、新しく追加される、所持品の追跡機能はとてつもない可能性を秘めています。
便利な「探す」機能
私は生来のうっかりさんで、私用のiPhoneやMacBookを何度か紛失しています。紛失先も日本だけでなく、アメリカ、香港と海外でも紛失してきましたが、すべてこの「探す」機能で取り戻してきました。
探す機能はデバイスの追跡機能の他に、外部から紛失した端末を見た人にメッセージを送ったり、もう取り戻せない状況になったときには、データの完全消去も可能です。うっかり者の私としては必須機能として使っています。
「探す」機能の弱点
ただこの機能、弱点もありまして、紛失したデバイスのバッテリーがなくなると、追跡が途切れてしまいます。iPhoneのバッテリーは何もしなくても、持って1日半くらいだと思いますし、MacBookなども同様です。一応、次に電源が入ったときにデータを消去する、というオプションがありますが、最後の手段になります。
新しく追加された機能とは
今回の「探す」機能のアップデート内容は、超広帯域無線(Ultra Wide Band=UWB)テクノロジーを利用して、世界中の人が持っている数千万規模のAppleデバイスを使い、近くを通っただけでその紛失したデバイスの位置が特定できる、という機能になります。
従来にもGPSトラッカーなどで位置情報を集めるものもありますが、建物や地下鉄のホームなどでは位置が特定できませんが、UWBであれば関係ありません。近くにiPhoneも持つ人が通りかかれば位置が割り出せます。また、バッテリー切れの問題についても大変な省電力で組み込むことができるため、相当な長期間にわたって追跡できると思われます。
新しい「探す」機能で何ができるのか
Appleはこの技術を「The Find My Network Accessory Program」としてサードパーティーにも公開、すでにイヤフォン、自転車、トラッカータグの発売が公表されています。
このプログラムですが、例えばランドセルに組み込むことで子供の防犯にも使えますし、スーツケースなどにも一体化することで盗難や紛失防止に役立ちます。他にも貸衣装や自転車などにも組み付けて、よりフレキシブルなレンタル事業も行なえるようになると思います。
あとはApple自体が純正品として、いつ、何を出すかが待たれます。噂されているトラッカーのAirTagがいつになるのか、AirPodsの後継にも期待が高まります。
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このブログを書いたスタッフ
開発
ようへい
開発、生産工程に関わる。家具メーカーのセールス時代に星川と出会い、意気投合してトリニティに転職。製品開発で中国に何度も通ううちに辛い食べ物に覚醒。隙があれば食べ物にハバネロソースをかけてしまうため、周囲から嫌がられている。
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