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AirTagがやってきた。探したいものとは何か。Appleの戦略とは何か。

2021.05.03

投稿者 : ほっしぃ

AirTag 4台入りパッケージ。

4月30日に発売ということで、まずは刻印無しのモデルを手に入れて、当社がすでにリリースをしている5月下旬発売予定の製品の最終チェックを行ないました。製品としては完璧に嵌合するので、このまま発売に進みたいと思います。世の中ではすでに発売しているAirTagアクセサリーもあるようですが、Apple Storeで販売されているもの以外は、実機確認されていない製品ですので十分にご注意ください。

完璧なフィッティングのシリコンケース「【予約製品】AirTag 衝撃吸収 シリコンケース | トリニティ
刻印無しだと「【予約製品】AirTag 衝撃吸収 シリコンケース | トリニティ」と組み合わせて真白で美しい。

AirTagをつけて探したいものとは何か。

AirTagはテクノロジーやその製品の質感からすると、かなり価格を抑えて販売されています。日本においては税込3,800円で1台、12,800円で4台(1台あたり3,200円)となっています。最近Apple Storeも消費税総額表示に対応したため、購入する前と決済するときの金額差がなくなって分かりやすくなりました。高額な製品は10%の消費税額は大きいので、ちょっとビックリすることがあり、これからは安心して購入できますね。

AirTagの刻印はとても大きいので、★にするとドラゴンボール感が強くなりました。
AirPods Proの★刻印をご覧ください。恐ろしく小さいです。この教訓からAirTagは大きくしたのでしょうか。

私も含めて周りの大半は4台入りパックを購入していました。お買い得感がありつつ、それなりに付けたいところがあるというつもりで、明確に何を探したいということは決めていないところで、勢いで買っている人が多いようです。

  • 鍵・キーケース
  • 財布
  • バッグ

おおまかにはこの3つはすぐに思いつくかなと思います。実はiPhoneを忘れやすいんだということで、iPhoneにつけたいという意見もありますが、iPhoneで探すものですし、Apple Watchから呼び出すこともできるし、コンピューター上からiPhoneを鳴らして探すこともできるので、iPhoneにAirTagを付けるのはナンセンスかなと思います。

もう少し鍵は減らしていきたいと思っています。全体的にスマートキーに変えられると良いのですが、なかなかうまくいかないです。
いつも必ず持ち歩きたいものはこのインナーバッグにまとめてあります。そろそろ小銭入れも無くしたいところですが、まだそうもいかないのが現状です。

私はその他、インナーバッグに付けることにしました。インナーバッグに常に持ち歩きたいものをまとめてあり、バッグが変わっても、これを移動させるだけで必要なものを持ち運べるようにしていますので、一番大切なのはこれだといえます。

と、とりあえず4つの行先は決まりました。正直なところ、私自身はなくし物をほとんどしないため、あまり困ったことがないので、どれくらい役に立つか分かりません。ただ、会社の備品などには片っ端から付けて、どこにいったかわからなくなるようなことがないようにしたいなと思います。

AirTagの欠点というか、我々にとってはチャンスなのは、アクセサリーが必要だということです。

Appleの戦略とは何か。

先日、Appleの2021年度の決算が発表されており、世界トップ企業になりつつも、さらに前年同期比で54%売上高が増え、過去最高となったとのことです。ここまで上り詰めてもまだまだ伸びているというのは驚異的といえます。

その原動力として、元々はMacというコンピューターの会社だったところから、iPod、iPhone、iPadと広げていき、さらにApple WatchやAirPodsなど新しい分野でもAppleエコノミーを広げていき、Apple TVやApple Musicなどソフトウェア・サービスも充実させ、ユーザー体験を良くしていくことでApple製品で固めていれば、素晴らしいデジタルライフ体験ができるということを実現しているからだと思います。

その中で、AirTagもこれらに続く新しいカテゴリーに分類されるかなと思います。Appleは何を目指しているのか。ただ、ものを探すだけのアクセサリーなのでしょうか。私はその裏には将来に繋がる戦略があるように思います。

たとえば、AirTagは戦略的価格でたくさんの台数を世界中に配置することで、iPhoneやMac、iPad、iPodなどのApple製品だけでなく、幅広くメッシュネットワークを築くことができます。目の前では、それがApple製品自身もより正確に見つけやすくすることに繋がります。

もしAirTagが持ち主から離れ、Bluetooth圏外にある場合は、「探す」ネットワークがAirTagを追跡するお手伝いをします。「探す」ネットワークとは10億台に及ぶApple製デバイスのことで、紛失したAirTagからのBluetooth信号を検知し、位置情報を持ち主に中継します。

AppleからAirTagのリリースを見ると、すでに10億台に及ぶデバイスメッシュネットワークが構築されているようです。これはiPhoneとは書いてないのでiPhoneに限らないのでしょう(メディアの記事だとiPhoneだけのように読めますが実際にはiPhone以外でも最新OSではメッシュネットワークを組めるのだと思います)。そこにAirTagも組み合わさることで、より広大なメッシュネットワークを構築することができます。

「探す」というアプリは普段あんまり起動したことがなかったのですが、AirTagを見るために起動してみると、Appleデバイスの位置もいろいろ分かって面白いですね。

iPhoneやiPadなどの常にユーザーが使用する機器と違い、さまざまなものにくっついていることで、Apple製デバイスとは違う位置に配置されていくので、よりメッシュネットワークが広がるのだと思います。さらに、この仕組みをサードパーティーにも開放していることにより、Apple以外のデバイスともメッシュネットワークが広がっていくとさらにカバー範囲が広がっていきます。

そこから何を生み出すのかは、ちょっと私の想像の範囲を超えてしまいます。ただ、数年後にはなにかしら面白いことになっていくのではないかと思います。

ちなみにTwitterではくだらないことを妄想して楽しんでいましたが、AirTagを活用できるもの、問題点を解決するもの、ただ面白いだけのものなどたくさん出てくると良いですね。

そういえば、キャッチコピーはかなり意訳が入っていますが、どういう人がどのように考えているんでしょうね。やはりコピーライターとかがついているのでしょうか。いつかそういう裏側も見えてくると面白いなぁと思いますが、Appleだから公開してくれないのでしょうか。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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