- 10月
- 2024年11月
長年格闘技を見てきた上で、明日(6/19)開催される「THE MATCH 2022」はこれまでにない試合だと断言できます。2つの団体の最強同士が戦うだけでなく、アンダーカードも普段絶対に交わることのない選手同士の試合が16試合も行なわれます。
フジテレビによる地上波放送は潰えてしまったのは残念ですが、私自身は会場に足を運びます。この世紀の一戦とアンダーカードが、ほぼどれも楽しみなものなので今からワクワクしています。その上で、社内でも格闘技好きのさだしがしていた試合勝敗予想をしているので、それにならって私もやってみたいと思います。
なお、Abema TVでは「全16試合の勝敗 全て当てたら1000万円企画」というのがあります。これに応募するわけではありませんが、この企画に挑戦する気持ちでやってみたいと思います。ちなみに、これまでRISEの試合を多く見てきているので各選手の強さや特徴などがわかっているので、少しだけRISE寄りの予想になるのは否めません。
THE MATCH 2022全16試合予想
オープニングファイト:那須川龍心 vs 大久保琉唯
▼-53kg契約 3分3R延長1R
那須川龍心(TEAM TEPPEN/2021年RISE Nova 全日本大会 -55kg級トーナメント 優勝)
大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/K-1甲子園2021 -55kg王者)
勝者:那須川龍心選手(判定)
理由:オープニングファイトは、戦績も少なく実際の試合もほぼ見たことがないため、よくわからないというのが正直なところです。那須川龍心選手は、メインイベントを飾る那須川天心選手の実弟だけに、気合が入っていて気持ちで上回りそうだなというくらいです。
第1試合:鈴木真彦 vs 金子晃大
▼-55kg契約 3分3R延長1R
鈴木真彦(山口道場/第7代RISEバンタム級王者)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第3代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者)
勝者:鈴木真彦選手(KO)
理由:第一試合がいきなり現役チャンピオン同士の対決というのは、マッチメイク側が「仕掛けた」モノでしょう。今回の THE MATCH 2022はK-1とRISEの対抗戦のような意味がありますが、厳密にいうと現在のチャンピオン同士の対決というのはほとんどありません。過去にチャンピオンになっていても返上していたり、直近で交代していたり、階級を揚げて挑戦中だったりしますので、最高クラスの選手ばかりなのは間違いありません。
その中での第一試合。
鈴木真彦選手はたくさんの試合を見てきたということもあり、圧力やコンビネーションの多彩さなどがあり一気に詰めていく試合展開が予想されます。金子晃大選手も直近の試合を見る限りには、かなりパンチ力があり倒せる選手なので激闘が予想されます。ただ、比較的前半に鈴木真彦選手が押し切るのではないかと見ています。
第2試合:志朗 vs 玖村将史
▼-55kg契約 3分3R延長1R
志 朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kgトーナメント優勝)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/第6代Krushスーパー・バンタム級王者)
勝者:志朗選手(判定)
理由:両者ともテクニシャンで、圧倒的なパワーというよりも攻めるにも守るにもうまい選手です。かなり僅差の判定になる可能性がありますが、志朗選手がポイントで勝るのではないでしょうか。少しRISE寄りの予想です。
第3試合:江幡睦 vs 璃明武
▼-55kg契約 3分3R延長1R
江幡 睦(伊原道場/WKBA世界バンタム級王者、第5代新日本キックボクシング協会フライ級王者)
璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス/第7代Krushスーパー・バンタム級王者)
勝者:江幡睦選手(判定)
理由:江幡睦選手は元々肘あり首相撲ありのムエタイ選手と戦ってきた選手なので、最近RISEの試合に出ていますがあまり良い成績を残していません。ただ、璃明武選手と比べると圧倒的に経験値や強い選手と戦ってきて勝ち抜いてきているので、順当にいくと江幡睦選手の判定勝ちということになりそうです。
第4試合:風音 vs 黒田斗真
▼-53kg契約 3分3R延長1R
風 音(TEAM TEPPEN/RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント優勝)
黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント優勝)
勝者:風音選手(判定)
理由:風音選手は最近メキメキと頭角を表してきているRISE期待の選手で、前戦では那須川天心選手とのRISE最終試合の相手を務めて善戦したことが記憶に新しいです。黒田斗真選手は昨年ひとつ上のバンタム級トーナメントで優勝した勢いがある選手です。今回、53kg契約なのがどこまで影響するかわかりませんが、風音選手がどんどん圧力をかけて押し切ると予想します。
第5試合:笠原友希 vs 中島千博
▼-60kg契約 3分3R延長1R
笠原友希(シーザージム/第16代SB日本スーパーフェザー級王者、第5代SB日本フェザー級王者)
中島千博(POWER OF DREAM/第10代Krushスーパー・フェザー級王者)
勝者:笠原友希選手(判定)
理由:笠原友希選手は那須川天心選手と対戦した時の印象が強いですが、戦績からするとかなり強い選手で、テクニックで上回ることが予想されます。ただ、倒し切るほどまではいかなさそうという見立てです。
第6試合:内田雄大 vs マハムード・サッタリ
▼-100kg契約 3分3R延長1R
内田雄大(フリー/元HOOST CUP日本ヘビー級王者)
マハムード・サッタリ(TEAM ŌTA/ICF/K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント優勝、第2代Krushクルーザー級王者)
勝者:マハムード・サッタリ選手(KO)
理由:正直なところ、あんまり分かりませんが、マハムード・サッタリ選手の直近のトーナメントを見る限りには重い階級でありながらそれよりも軽い体重で戦い、スピードとテクニックで圧倒していました。なんとなく、K-1でいうと伝説のアンディ・フグ選手を思い出しました。ということでスピードで上回りつつ、KOするのではないかと予想します。
第7試合:山下力也 vs シナ・カリミアン
▼-100kg契約 3分3R延長1R
山下力也(道真会館/MA日本ヘビー級王者)
シナ・カリミアン(POWER OF DREAM/初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者)
勝者:シナ・カリミアン選手(KO)
理由:最近は少し翳りが見えているような気がするシナ・カリミアン選手ですが、本当の力が出ればかなり強いと思うのでKO勝ちと予想します。相手の選手はあまりよくわかりません。。。
第8試合:“ブラックパンサー”ベイノア vs 和島大海
▼-71kg契約 3分3R延長1R
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/第2代RISEウェルター級王者)
和島大海(月心会チーム侍/第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者)
勝者:和島大海選手(判定)
理由:ベイノア選手は好きで応援したい選手であるものの、現時点の実力と勢いでは和島大海選手の方が上回っているように思います。ベイノア選手もかつてはかなり強かったのですが、最近はMMAもやったりして少し練習の力が違うところにいっているのでしょうか。今回はしっかりとキックボクシングにアジャストしていると良いのですが。
第9試合:YA-MAN vs 芦澤竜誠
▼オープンフィンガーグローブマッチ -62kg契約 3分3R延長1R
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/RISEライト級10位)
芦澤竜誠(DRAGON FISH/K-1 WORLD GP第2代フェザー級王座決定トーナメント第三位)
勝者:YA-MAN選手(KO)
理由:すべての試合の中で唯一、オープンフィンガーグローブ(OFG)マッチということで一触即発というか一撃必殺なので瞬き禁止の試合になります。いろいろ事前の煽りがある2人ですが、やはりYA-MAN選手がOFGの戦いには慣れていること、元々は少し体重差もあること、芦澤選手も打たれ弱いところがあること、などから初回KOも見えてくると思います。ただ、距離を取って戦うようになったら後半のラウンドでは逆転もあり得るかもしれません。
第10試合:中村寛 vs レオナ・ペタス
▼-62kg契約 3分3R延長1R
中村 寛(BK GYM/第6代DEEP☆KICK-60kg級王者)
レオナ・ペタス(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO/第9代Krushスーパー・フェザー級王者)
勝者:レオナ・ペタス選手(KO)
理由:中村寛選手も面白い試合はするのですが、やはりレオナ・ペタス選手の方がテクニックと打撃のうまさでは上回ると思います。レオナ・ペタス選手にとっては通常よりも上の体重で戦うということで、中村寛選手もパワーは上回る可能性がありますが、右ストレート一閃でKO勝ちすると見ました。
第11試合:白鳥大珠 vs ゴンナパー・ウィラサクレック
▼-63kg契約 3分3R延長1R
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISE WORLD SERIES 2019 -61kg級王者、第5代RISEライト級王者)
ゴンナパー・ウィラサクレック(WSRフェアテックス/第4代K-1 WORLD GPライト級王者)
勝者:ゴンナパー・ウィラサクレック選手(判定)
理由:白鳥大珠選手は原口健飛選手と直樹選手には負けていますが、タイ人セクサン・オー・クワンムアン選手に勝つなどタイ人の戦い方に強いのかもしれません。ただ、今回の相手ゴンナパー・ウィラサクレックはK-1でも強豪を倒しているトップ選手で、日本のキックボクシングルールにも完全にアジャストしているということもあり、今回ばかりは白鳥大珠選手も厳しいように思います。ただ、白鳥大珠選手がKOされるイメージはないので判定での勝利と見ました。
第12試合:山田洸誓 vs 安保瑠輝也
▼-67kg契約 3分3R延長1R
山田洸誓(正道会館KCIEL/第4代RISEスーパーライト級王者)
安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN/第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
勝者:安保瑠輝也選手(判定)
理由:この試合も元々は階級差があるところを山田洸誓選手が受けたので、少し上の体重での戦いとなっています。その上で、安保瑠輝也選手はかなりの実力者ですから、押し切られてしまうかと思います。ただ、山田洸誓選手も実力者で、さすがにKOまではいかないのではないかと予想して判定勝利としています。
第13試合:原口健飛 vs 山崎秀晃
▼-65kg契約 3分3R延長1R
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝、第6代RISEライト級王者)
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
勝者:原口健飛選手(KO)
理由:少し希望的観測も踏まえながらではありますが、山崎秀晃選手がぶん回してくるところをカウンターで顎を撃ち抜いてKO勝ちと予想します。こちらも階級がひとつ上の山崎秀晃選手がパワーでは上回るかもしれませんが、原口健飛選手のテクニックが上回ることでしょう。
この大会で唯一、100%応援している選手ですので、しっかりと勝ってもらいたいという要望です(笑)
第14試合:海人 vs 野杁正明
▼-68.5kg契約 3分3R延長1R
海人(TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者、第2代SB日本スーパーライト級王者)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第2代K-1 WORLD GPウェルター級王者、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
勝者:野杁正明選手(判定)
理由:野杁正明選手が負けるというイメージがまったく湧きません。鉄壁のガードとKOできる強い打撃が揺らぐことがないと思います。海人選手もKNOCK OUTやRISEに参戦しているのを見てきているので好きな選手であり、強いことは間違いありません。ただ、今回ばかりは相手が悪いのではないかと思います。
第15試合:那須川天心 vs 武尊
▼-58kg契約 3分3R延長1R
那須川天心(TARGET/Cygames/RISE WORLD SERIES 2019 -58kg級王者、初代RISE世界フェザー級王者)
武 尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第4代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者)
勝者:那須川天心選手(判定)
理由:巷でも言われている通り、体重のリミットがあること、3ラウンド延長1ラウンドしかないことが頂点の2人にとっては大きなハンデとなると思います。
試合展開としては1ラウンドは那須川天心選手のスピードによりポイントが付き、2ラウンド目も同様の展開で武尊選手がフック系で振り回してくるところを早いストレートで当ててポイントを取り、ようやく3ラウンド目で武尊選手の攻撃が当たるようになるも、那須川天心選手が距離を取りつつ、時にはピッタリくっついて攻撃を殺してポイントアウトしての判定勝利と見ました。
とはいえ、とはいえ、武尊選手はそれをひっくり返すだけのパワーと当て感、そして打たれようとも前に出られる根性があるので、どこかで勝機を見出したら一気に畳み掛けてKOする可能性もあると思います。もしかすると、絶対に決着させるということで1ラウンドでいきなり勝負をかけてくるかもしれません。その意味で、那須川天心選手の判定勝ち7割、武尊選手のKO勝ち3割くらいです。
どちらかが勝って、どちらから負ける。運命の戦いは明日、そして決着がつきます。
★
予想をしましたが、実際は印象だけで本当に分析したわけではありませんので悪しからず。異論も反論も認めます(笑)
あと、やっぱり元々の階級差、契約体重は結構大きいなとは思いました。もちろん、プロの格闘家として試合を受けたのだから、この差を後から嘆く人はいないでしょう。ただ、それでも単に勝った負けた以外の要素もあるなということです。
ルールにしても、メインの試合ではK-1ではやっていないワンキャッチ・ワンアタックがあり、他の試合はワンアタックありなので、長い間練習してこなかった攻撃が出せないK-1勢と、ワンアタックありのルールでやってきた選手とはやはり違う感覚があると思います。
それらを踏まえつつも、本当にドリームマッチがたくさんあるので、とても楽しみです。お昼から夜まで長丁場ですが、満喫してきたいと思います
P.S.
さだしの予想とかなり近くなってしまいました。第一試合とラストだけが大きく違う感じです。さてさてどうなることやら。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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