- 10月
- 2024年11月
先週末、2022年6月19日に開催された「THE MATCH 2022」は那須川天心選手と武尊選手という2つの団体の最強同士が戦うだけでなく、アンダーカードも普段絶対に交わることのない選手同士の試合が16試合行なわれました。
取り急ぎの感想として先週のブログ記事に書いてみました。それでも、せっかくの一大イベントなのでAbema TVでのPPVも購入していたということもあって、再度見直した上でそれぞれの試合の感想を書いてみます。誰得なんだということもあるかもしれませんが、自分が書きたいというのが一番の理由なので、俺得ということでよろしくお願いいたします。
なお、Abema TVでは「全16試合の勝敗 全て当てたら1000万円企画」というのがありましたが、どうなったんでしょうね。なんだか記事を書くのにAbema TVのサイトなどを見ていてもよくわかりません。もう少し分かりやすく情報発信してもらいたいです。
THE MATCH 2022全16試合感想
オープニングファイト:那須川龍心 vs 大久保琉唯
▼-53kg契約 3分3R延長1R
那須川龍心(TEAM TEPPEN/2021年RISE Nova 全日本大会 -55kg級トーナメント 優勝)
大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/K-1甲子園2021 -55kg王者)
【事前予想】
勝者:那須川龍心選手(判定)
理由:オープニングファイトは、戦績も少なく実際の試合もほぼ見たことがないため、よくわからないというのが正直なところです。那須川龍心選手は、メインイベントを飾る那須川天心選手の実弟だけに、気合が入っていて気持ちで上回りそうだなというくらいです。
【試合結果】
感想:過去の試合もほとんどないため、当てずっぽうという感じで書いた事前予想は見事に外れ。全試合予想的中の夢がいきなり潰えました。全体的に身長、リーチ、足も長い大久保選手が距離を取りながら那須川選手の突進を止める展開。距離が縮まってもゼロ距離になってしまい、打撃を打ち合えずにお互い少し消化不良だった模様。その中でも、大久保選手がうまく戦っていた印象。リングサイドで那須川天心選手が檄を飛ばしていましたが、あえなく判定負けとなりました。
結果:那須川選手<29-30, 29-30, 28-30>大久保選手(勝利)
第1試合:鈴木真彦 vs 金子晃大
▼-55kg契約 3分3R延長1R
鈴木真彦(山口道場/第7代RISEバンタム級王者)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第3代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者)
【事前予想】
勝者:鈴木真彦選手(KO)
理由:第一試合がいきなり現役チャンピオン同士の対決というのは、マッチメイク側が「仕掛けた」モノでしょう。今回の THE MATCH 2022はK-1とRISEの対抗戦のような意味合いがありますが、厳密にいうと現在のチャンピオン同士の対決というのはほとんどありません。過去にチャンピオンになっていても返上していたり、直近で交代していたり、階級を揚げて挑戦中だったりしますので、最高クラスの選手ばかりなのは間違いありません。
その中での第一試合。
鈴木真彦選手はたくさんの試合を見てきたということもあり、圧力やコンビネーションの多彩さなどがあり一気に詰めていく試合展開が予想されます。金子晃大選手も直近の試合を見る限りには、かなりパンチ力があり倒せる選手なので激闘が予想されます。ただ、比較的前半に鈴木真彦選手が押し切るのではないかと見ています。
【試合結果】
1R:鈴木選手の攻撃の方が多くローキック、ボディが入っていて有効打が多い印象。お互いに手数も多く、力強いパンチやローキックでさすがは現役王者同士の戦い。ほぼ互角ながらもマストならば鈴木選手の印象。
2R:お互いに手数も多くいい勝負。変わらず鈴木選手が手数が多いが、金子選手の良いパンチが入ったりいい攻撃もあった。どっちかしかなければ金子選手の印象。
3R:両者ともばんばんと手が出て多彩な攻撃で見応え十分。金子選手がかなり流血していたところから鈴木選手のパンチが当たっていた模様。ただ、力強いパンチは金子選手が多く、ダメージのあるクリーンヒットは金子選手の印象。ほぼほぼ互角の試合ながらも、金子選手はあんまり蹴りがなく、鈴木選手はローキックも混ぜたコンビネーションが多いので積極性が買われるかというところ。
結果:鈴木選手(勝利)<30-29, 29-29, 30-29>金子選手
感想:この試合はRISE現役王者とK-1現役王者、かつ同じ55kg以下と同じ階級(RISEのバンタム級とK-1のスーパーバンタム級は体重は同じ55kgのようです)なので、このイベントの中でも珍しいホームとの体重差がない対決となりました。
鈴木選手はRISEでずっと見てきてパワーもスピードもテクニックもあり、攻撃力に優れているのでどんな戦いをするのか楽しみでした。相手の金子選手も軽量級の中ではパワーもあり、そして総合的な強さもあるのでどちらが勝つのかは分からない状態でした。
結果としては紙一重の差で鈴木選手が勝ちましたが、もう一度やったら分からないというくらい実力は僅差だったと思います。第一試合からものすごくハイレベルな試合になったのは、このTHE MATCH 2022が最強しかいない、というキャッチフレーズ通りであるということを示してくれました。
金子選手は俳優みたいな顔をしていて、格好良かったです。
第2試合:志朗 vs 玖村将史
▼-55kg契約 3分3R延長1R
志 朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kgトーナメント優勝)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/第6代Krushスーパー・バンタム級王者)
【事前予想】
勝者:志朗選手(判定)
理由:両者ともテクニシャンで、圧倒的なパワーというよりも攻めるにも守るにもうまい選手です。かなり僅差の判定になる可能性がありますが、志朗選手がポイントで勝るのではないでしょうか。少しRISE寄りの予想です。
【試合結果】
1R:会場で見ていた時と映像で見た時では結構印象が違い、手数は志朗選手の方が多かったものの、ほとんどクリーンヒットがなく、玖村選手も要所要所に当てていて、ほぼ互角の印象に変わりました。プレッシャーはずっと玖村選手がかけていたので、ジャッジの印象とは異なるのかもしれません。どちらかといえば手数で志朗選手のラウンドだったように思いました。
2R:2Rも変わらず、玖村選手がジリジリよりながら狙い澄まして単発でパンチを打っていく流れで、手数は変わらず志朗選手ですがダメージのあるクリーンヒットはほとんどなし。そして、衝撃のラスト10秒を切っての右フックで志朗選手がダウン。ダメージというよりも、流れで崩した感じではありました。
3R:志朗選手はそんなにダメージを感じさせずに、手数は変わらず多く出ていました。玖村選手も同様に一発狙いでガードを固めてたまに強いパンチを当てていました。もしかすると志朗選手のパンチがあまり怖くないということで打たせていたのかもしれません。3ラウンドだけでマスト判定ならば志朗選手と感じました。
結果:志朗選手<28-29, 28-30, 28-30>玖村選手(勝利)
感想:全体としては2ラウンド目の最後のダウンだけが玖村選手が明確に取ったところかなと思いました。1ラウンドと3ラウンドは志朗選手が取って1R 10-9, 2R 8-9, 3R 10-9なのかなと思っていたのですが、ジャッジの判断ではトータルで28-29, 28-30, 28-30のスコアにより玖村選手の判定勝ちとなりました。
ダウン以外で明確に志朗選手が落としていたところはあんまり感じなかったので、ちょっと判定の点数はあんまり納得いくものではなかったと思いました。しかし、その後に映像で見返したところ、手数は印象そのまま志朗選手が多かったものの、クリーンヒットは少なく1、3ラウンドも互角に近い印象に変わりました。そうすると、2ラウンド目でダウンがあった分を考えるとトータルのスコアも納得いくものだったと思います。リングサイドで見ているのとは、かなり印象が異なった試合でした。
オープニングファイトから2つ目の予想外しとなってしまいました。志朗選手は本当にうまい選手なので、2ラウンド目のダウンがもったいないところでした。玖村選手はしっかりと見えていて、ガードも固く、そして攻撃が力強いのが印象的でした。
第3試合:江幡睦 vs 璃明武
▼-55kg契約 3分3R延長1R
江幡 睦(伊原道場/WKBA世界バンタム級王者、第5代新日本キックボクシング協会フライ級王者)
璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス/第7代Krushスーパー・バンタム級王者)
【事前予想】
勝者:江幡睦選手(判定)
理由:江幡睦選手は元々肘あり首相撲ありのムエタイ選手と戦ってきた選手なので、最近RISEの試合に出ていますがあまり良い成績を残していません。ただ、璃明武選手と比べると圧倒的に経験値が高く、海外も含めて強い選手と戦ってきて勝ち抜いてきているので、順当にいくと江幡睦選手の判定勝ちということになりそうです。
【試合結果】
1R:江幡選手が回りながら距離を取ってちょこちょこ蹴りとコンビネーションで攻勢の印象。ただし、ほとんどダメージのあるクリーンヒットはないので、若干だけ江幡選手優勢か。
2R:2ラウンド目でもそんなに印象は変わらず、時折江幡選手が見せるコンビネーションが目立つので優勢の印象。ただし、特に強くクリーンヒットがあったわけではないので、ほぼ互角。璃明武選手はあまり手数もなく連打もないので、もう少しがむしゃらに突っ込んでいった方が良かったのではないでしょうか。
3R:変わらず江幡選手が距離を取りつつちょこちょことワンツーや左ミドルキックなどを当てていき、璃明武選手はあまり前に出られず。最後の1分くらいは少し打ち合いましたが、どちらもそこまでクリーンヒットはない状態で時間切れ。
延長R:江幡選手が時折見せるコンビネーションがいくつか当たり、明確にポイントを取ったものの、ダメージという意味ではほとんどなかったように思いました。マスト判定なので、江幡選手が勝利。
結果:江幡選手(勝利)<30-29, 30-30, 30-30 延長9-10, 10-9, 10-9>璃明武選手
感想:全体的に盛り上がりに欠けた印象でしたが、経験の差なのか江幡選手がうまく試合を運んでいった印象でしたが、明確な優劣がつかなかった判定はドロー。全部マスト判定ならば江幡選手だとは思いましたが、これはあり得るかなと思っていました。
延長ラウンドでも、江幡選手の上手さが光り、効果的にコンビネーションやボディのパンチを当てていたので、完全に江幡選手が上回った延長ラウンドだったと思います。延長の判定では1人のジャッジが璃明武選手につけていたのが意外でした。どう見ても璃明武選手が上回ったということはないと思いますので、おかしいと思います。
第4試合:風音 vs 黒田斗真
▼-53kg契約 3分3R延長1R
風 音(TEAM TEPPEN/RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント優勝)
黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント優勝)
【事前予想】
勝者:風音選手(判定)
理由:風音選手は最近メキメキと頭角を表してきているRISE期待の選手で、前戦では那須川天心選手とのRISE最終試合の相手を務めて善戦したことが記憶に新しいです。黒田斗真選手は昨年ひとつ上のバンタム級トーナメントで優勝した勢いがある選手です。今回、53kg契約なのがどこまで影響するかわかりませんが、風音選手がどんどん圧力をかけて押し切ると予想します。
追記:階級名で判断していましたが、実際にはK-1のバンタムは53.kgリミットの階級でしたので、同じ階級だったということがわかりました。ややこしいですが、これくらいわかってないとダメですね。失礼しました。
【試合結果】
1R:黒田選手はサウスポーで良い左ストレートを打つので、フック系が多い風音選手とは相性が良さそうな印象でした。武尊選手と那須川天心選手のような戦いになるように思っていました。1ラウンドはお互いに手数もありつつ、良いコンビネーションや蹴りもあり、ほとんど互角の戦いでした。ものすごく良いラウンドでした。
2R:お互いに良いコンビネーションを出しつつも、決定的なダメージはない状態。残り1分あたりで風音選手がプレッシャーを強めてボディやフックの連打で押している印象。ただ、黒田選手もうまくディフェンスしつつ、カウンターや膝での迎撃で決定的なシーンは特になく終了。
3R:リングサイドで見ていた時よりも、映像で見ると黒田選手がうまいディフェンスとカウンター、膝もしっかり当ててクリーンヒットは黒田選手が若干多い印象がありました。とはいえ、ほとんど五角のラウンドだったと思います。
延長R:延長ラウンドでは途中でどう見ても黒田選手がダウンしたように見えたのですが、ダウンとしては取られず。ただ、それでも印象としては強く残ったのと、その後も何発か右パンチが当たったのもあって、徐々に風音選手が押していき、判定ラウンドでは風音選手の勝ち。
結果:風音選手(勝利)<29-29, 30-29, 29-30 延長10-9, 10-9, 10-9>黒田選手
感想:本戦3ラウンドはジャッジ3人が評価が分かれましたが、何を取るかによるのでここは難しい判定だったのだと思いますが、ドローになったのは妥当かなと思いました。延長はかなり明確に差がついたのではないかと思います。体勢を崩したとはいえ風音選手のボディブローの後に尻餅をついたのでダウンを取るべきだったようにも思いました。
第5試合:笠原友希 vs 中島千博
▼-60kg契約 3分3R延長1R
笠原友希(シーザージム/第16代SB日本スーパーフェザー級王者、第5代SB日本フェザー級王者)
中島千博(POWER OF DREAM/第10代Krushスーパー・フェザー級王者)
【事前予想】
勝者:笠原友希選手(判定)
理由:笠原友希選手は那須川天心選手と対戦した時の印象が強いですが、戦績からするとかなり強い選手で、テクニックで上回ることが予想されます。ただ、倒し切るほどまではいかなさそうという見立てです。
【試合結果】
1R:距離が遠く、蹴りの出し合いになった序盤。笠原選手は体が白いので、中島選手のミドルキックによって真っ赤になっていたので、痛そうだなと思っていました。お互いにそんなにクリーンヒットもなくほぼ互角だったと思います。
2R:前半中島選手が出てきて当てたものの、徐々に笠原選手が押し戻しつつ、最後の最後にハイキックで鼻を折ってしまうという見せ場がありました。
3R:明らかに鼻が曲がっていたので、大きなダメージがあったのだと思いますが、それを感じさせずに頑張った中島選手でありながらも、途中で笠原選手が左右のフックを当ててダウンを奪うと、その後は中島選手が守勢に回ってしまい、そのまま試合終了となりました。パンチにせよキックにせよ、笠原選手の上手さが光りました。
結果:笠原選手(勝利)<30-28, 30-28, 30-27>中島選手
感想:ダウンもありつつフルマークで笠原選手の勝利となりました。ただ、実力差はそこまでなく、2ラウンド最後のハイキックが一気に流れを変えましたが、再選したらまた良い勝負になると思います。
第6試合:内田雄大 vs マハムード・サッタリ
▼-100kg契約 3分3R延長1R
内田雄大(フリー/元HOOST CUP日本ヘビー級王者)
マハムード・サッタリ(TEAM ŌTA/ICF/K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント優勝、第2代Krushクルーザー級王者)
【事前予想】
勝者:マハムード・サッタリ選手(KO)
理由:正直なところ、あんまり分かりませんが、マハムード・サッタリ選手の直近のトーナメントを見る限りには重い階級でありながらそれよりも軽い体重で戦い、スピードとテクニックで圧倒していました。なんとなく、K-1でいうと伝説のアンディ・フグ選手を思い出しました。ということでスピードで上回りつつ、KOするのではないかと予想します。
【試合結果】
結果:内田選手<1ラウンドKO勝ち>サッタリ選手(勝利)
感想:正直なところ、第5試合までは白熱した面白い試合だったと思いましたが、この試合は実力差がありすぎて勝負としてはあまり面白いというものではありませんでした。体重差は大きくありつつも、スピードもパワーもサッタリ選手が上回っていたので、本大会最初のKO決着になりましたが、それはそうだよなぁと思ってしまうほどの実力差だったと思います。
第7試合:山下力也 vs シナ・カリミアン
▼-100kg契約 3分3R延長1R
山下力也(道真会館/MA日本ヘビー級王者)
シナ・カリミアン(POWER OF DREAM/初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者)
【事前予想】
勝者:シナ・カリミアン選手(KO)
理由:最近は少し翳りが見えているような気がするシナ・カリミアン選手ですが、本当の力が出ればかなり強いと思うのでKO勝ちと予想します。相手の選手はあまりよくわかりません。。。
【試合結果】
結果:山下選手<28-29, 28-30, 28-30>カリミアン選手(勝利)
感想:正直なところ、この試合が1番面白くなかったです。どう見てもカリミアン選手の相手がいないということで選ばれたのかなと思ったのですが、全然カリミアン選手が不甲斐ない状態で、倒すこともできないしょっぱい試合でした。これだったら、サッタリ選手と試合やって欲しいところでした。そうするとK-1同士になるから組めないんでしょうけれども、このTHE MATCH 2022は最強だけが集まるというキャッチフレーズだったと思いますので、この試合はない方が良かったと思うくらいです。
第8試合:“ブラックパンサー”ベイノア vs 和島大海
▼-71kg契約 3分3R延長1R
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/第2代RISEウェルター級王者)
和島大海(月心会チーム侍/第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者)
【事前予想】
勝者:和島大海選手(判定)
理由:ベイノア選手は好きで応援したい選手であるものの、現時点の実力と勢いでは和島大海選手の方が上回っているように思います。ベイノア選手もかつてはかなり強かったのですが、最近はMMAもやったりして少し練習の力が違うところにいっているのでしょうか。今回はしっかりとキックボクシングにアジャストしていると良いのですが。
【試合結果】
1R:両者手数もありつつ良い立ち上がりでしたが、スピードとテクニックで和島選手が上回る序盤。徐々にプレッシャーからの良いパンチが入り、終了間際に左フックでベイノア選手がダウン。いきなり試合が和島選手寄りに流れていきました。
2R:ラウンド開始後に和島選手が勢いに乗っていくのでそのまま試合が決まってしまうかと思いきや、ベイノア選手が根性を見せて盛り返してきて見せ場を作ります。和島選手もまだ押しきれないと見たか少し距離を取り直して少し膠着。しかし、また徐々に左ストレートが入りベイノア選手劣勢に。あまりにも一方的になったのでベイノア選手はスタンディングダウンを取られ、このまま試合が終わるかと思いきや、ベイノア選手も頑張って返して耐え抜いてラウンド終了。
3R:ベイノア選手はダメージがまだ残っており、そのまま終わってしまうかと思われたところを、気合いを見せてパンチを出し続けて見せ場を作る。かなり男気を見せて会場が盛り上がりました。とはいえ、そこまで有効打があったというわけではなく、疲労とダメージでさらにベイノア選手がダウン。それでもまだ頑張り続けて、最後まで戦い抜きました。
結果:ベイノア選手< 24-30, 24-30, 24-30>和島選手(勝利)
感想:3度もダウンを奪われつつも立ち上がり、その後も反撃を繰り返していたベイノア選手が印象的でした。RISE代表として負けられないという気持ちがあったのでしょうか。ただ、元々の階級差もありつつ、テクニックでもパワーでも和島選手が上回っていたので、実力差は大きかったのかもしれません。ベイノア選手はキャラ的にはとても好きな選手なので、今後に期待したいと思います。
第9試合:YA-MAN vs 芦澤竜誠
▼オープンフィンガーグローブマッチ -62kg契約 3分3R延長1R
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/RISEライト級10位)
芦澤竜誠(DRAGON FISH/K-1 WORLD GP第2代フェザー級王座決定トーナメント第三位)
【事前予想】
勝者:YA-MAN選手(KO)
理由:すべての試合の中で唯一、オープンフィンガーグローブ(OFG)マッチということで一触即発というか一撃必殺なので瞬き禁止の試合になります。いろいろ事前の煽りがある2人ですが、やはりYA-MAN選手がOFGの戦いには慣れていること、元々は少し体重差もあること、芦澤選手も打たれ弱いところがあること、などから初回KOも見えてくると思います。ただ、距離を取って戦うようになったら後半のラウンドでは逆転もあり得るかもしれません。
【試合結果】
結果:YA-MAN選手(勝利)<1ラウンドKO勝ち>芦澤選手
感想:事前の煽り合いもあってか、入場からものすごく盛り上がった一線でした。オープンフィンガーグローブであることと、体重差もあって、当たったらYA-MAN選手の圧勝になるかなと思っていました。芦澤選手は少し距離をとりつつ大人の戦いをするのかと思いきや、いきなり打ち合って最後はYA-MAN選手のKO勝ちとなりました。パンチだけでなく、キックもしっかりと当てて冷静に散らして戦ったYA-MAN選手。芦澤選手も面白い試合はしてくれましたが、勝負としては差が大きかったと思います。
ちなみにオープンフィンガーグローブマッチでしたが、YA-MAN選手がいつも使っているものとは違って、クッションがあるような感じのものでしたね。さすがに芦澤選手は初めてだったので、話し合いの結果、少しはショックを和らげられるようなグローブにしたのでしょうか。
第10試合:中村寛 vs レオナ・ペタス
▼-62kg契約 3分3R延長1R
中村 寛(BK GYM/第6代DEEP☆KICK-60kg級王者)
レオナ・ペタス(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO/第9代Krushスーパー・フェザー級王者)
【事前予想】
勝者:レオナ・ペタス選手(KO)
理由:中村寛選手も面白い試合はするのですが、やはりレオナ・ペタス選手の方がテクニックと打撃のうまさでは上回ると思います。レオナ・ペタス選手にとっては通常よりも上の体重で戦うということで、中村寛選手もパワーは上回る可能性がありますが、右ストレート一閃でKO勝ちすると見ました。
【試合結果】
1R:レオナ選手はもっとジャブを出すイメージでしたが、中村選手のトリッキーな動きと意外に速い蹴りでリズムを崩されたのでしょうか。1ラウンド目は中村選手がスピードと飛び込んでのパンチ連打は印象に残りました。ただ、どちらかが明確にダメージを与えたということはないので、互角のラウンドだったと思いました。
2R:2ラウンド目はレオナ選手のジャブが前半でて、右ストレートや膝蹴りも出るようになってきたので調子が上がってきたか。ただ、中村選手がよく動き、出入りも早く、押されても横に回れる冷静さがあり一進一退の攻防。思った以上に中村選手の横の動きが多いので、レオナ選手がやりにくいのか中盤からはあまりジャブが出ない印象。総合的には1ラウンドよりはレオナ選手寄りのラウンドだったように思いましたが、ほぼ互角の印象でした。
3R:3ラウンド目も一進一退の攻防。やや単発の中村選手に対して、ちょっと距離があるところからちょこちょこと当てていくレオナ選手。最後の最後の攻防もほぼ互角。コーナーに詰めた際に中村選手が振り回していたのが、実際にはクリーンヒットがなかったとは思いますが積極性を考慮されたのかもしれません。
結果:中村選手(勝利)<30-29, 30-30, 30-29>レオナ・ペタス選手
感想:延長もありえると思っていたところが、中村選手の判定勝ち。ダウンがないとして、有効打・クリーンヒットがほぼ互角とすると、積極性を取ったのかもしれません。ただ、これ以前の他の試合ではこれくらいだとドローだったように思ったので、延長にいってもおかしくないとは思いました。
ここは予想を覆しての中村選手の勝利となりました。フック系で振り回してくる中村選手にレオナ選手のジャブとストレートが当たってレオナ選手のKO勝ちを予想していたので、ここは番狂わせといっては中村選手に失礼かもしれません。今後はこの勢いに乗ってRISEでは直樹選手へ挑戦する流れになるのかもしれません。
第11試合:白鳥大珠 vs ゴンナパー・ウィラサクレック
▼-63kg契約 3分3R延長1R
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISE WORLD SERIES 2019 -61kg級王者、第5代RISEライト級王者)
ゴンナパー・ウィラサクレック(WSRフェアテックス/第4代K-1 WORLD GPライト級王者)
【事前予想】
勝者:ゴンナパー・ウィラサクレック選手(判定)
理由:白鳥大珠選手は原口健飛選手と直樹選手には負けていますが、タイ人セクサン・オー・クワンムアン選手に勝つなどタイ人の戦い方に強いのかもしれません。ただ、今回の相手ゴンナパー・ウィラサクレックはK-1でも強豪を倒しているトップ選手で、日本のキックボクシングルールにも完全にアジャストしているということもあり、今回ばかりは白鳥大珠選手も厳しいように思います。ただ、白鳥大珠選手がKOされるイメージはないので判定での勝利と見ました。
【試合結果】
結果:白鳥選手<1ラウンドKO勝ち>ゴンナパー選手(勝利)
感想:前半は互角、手数では白鳥選手が少しだけ上回っているように見えたのですが、右フック一閃。ゴンナパー選手の強さが光りました。パワーもスピードも、まさに強いという印象でした。白鳥選手もKOされたパンチをもらうまでは互角の戦いをしていたと思うので、かなり良い試合でした。
第12試合:山田洸誓 vs 安保瑠輝也
▼-67kg契約 3分3R延長1R
山田洸誓(正道会館KCIEL/第4代RISEスーパーライト級王者)
安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN/第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
【事前予想】
勝者:安保瑠輝也選手(判定)
理由:この試合も元々は階級差があるところを山田洸誓選手が受けたので、少し上の体重での戦いとなっています。その上で、安保瑠輝也選手はかなりの実力者ですから、押し切られてしまうかと思います。ただ、山田洸誓選手も実力者で、さすがにKOまではいかないのではないかと予想して判定勝利としています。
【試合結果】
1R:安保選手のスピードとパワーにやや力負けしている山田選手。明確なクリーンヒットはなかったものの、手数とコンビネーションの当たりで安保選手がやや優勢か。
2R:山田選手もちょこちょことした蹴りを当てていくものの、安保選手のコンビネーションの中でボディや右フックが当たっていました。ただ、ものすごく効いたパンチはなかったかなと思います。やや安保選手優勢のラウンド。
3R:これまでのラウンドよりも前に出ていく山田選手。良い蹴りがちょこちょこ当たるも、安保選手の距離での蹴りやコンビネーションに少し力負けしている印象。山田選手もかなり強い攻撃を繰り出していきつつ時間切れでラウンド終了。ローキックの打ち合いの際に安保選手が尻餅をついたのが、厳密にいえばダウンなんじゃないかなと思いました。
結果:山田選手<29-30, 29-30, 28-30>安保選手(勝利)
感想:そもそもの階級差があるのが力負けに繋がってしまったところが大きいかなと思いました。安保選手はスピードとパワーがあって、常に先に手を出してくるのを山田選手は受けてからの攻撃となり、安保選手の出入りが早いということもあってなかなか当てることができませんでした。予想通りとはいえ、山田選手にはもう少し相応しい相手を用意して欲しかったところです。
第13試合:原口健飛 vs 山崎秀晃
▼-65kg契約 3分3R延長1R
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝、第6代RISEライト級王者)
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
【事前予想】
勝者:原口健飛選手(KO)
理由:少し希望的観測も踏まえながらではありますが、山崎秀晃選手がぶん回してくるところをカウンターで顎を撃ち抜いてKO勝ちと予想します。こちらも階級がひとつ上の山崎秀晃選手がパワーでは上回るかもしれませんが、原口健飛選手のテクニックが上回ることでしょう。
この大会で唯一、100%応援している選手ですので、しっかりと勝ってもらいたいという要望です(笑)
【試合結果】
1R:序盤静かな立ち上がりだったところから、山崎選手の速い踏み込み、原口選手の返しで一進一退の攻防。途中2段蹴りから原口選手が一気に畳み掛けてダウンを取り、その後にがむしゃらなパンチの応酬で2度目のダウンを取る。
2R:ラウンド最初だけは冷静に見つつも、連打をまとめて一気に倒し切ってのKO勝利。かなりのインパクトを残した試合でした。
結果:原口選手(勝利)<2ラウンドKO勝ち>山崎選手
感想:今回は勝ちに徹するという原口選手の事前のコメントもありつつ、もう少し様子を見ながらいくのかと思いきや、1ラウンド目で爆発して一気に攻め落としました。以前より、こういう暴れん坊の時には原口選手は強いのです。先日負けてしまった試合も、慎重になりすぎて様子を見ているところで相手に押されてしまったので、この時のような戦い方ができれば再戦したら勝てると思います。それくらい、この試合の原口選手は強かったです。
今のところ、那須川天心選手の後継として RISEを引っ張っていくことができるのを証明したのは原口選手ですね。
第14試合:海人 vs 野杁正明
▼-68.5kg契約 3分3R延長1R
海人(TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者、第2代SB日本スーパーライト級王者)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第2代K-1 WORLD GPウェルター級王者、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
【事前予想】
勝者:野杁正明選手(判定)
理由:野杁正明選手が負けるというイメージがまったく湧きません。鉄壁のガードとKOできる強い打撃が揺らぐことがないと思います。海人選手もKNOCK OUTやRISEに参戦しているのを見てきているので好きな選手であり、強いことは間違いありません。ただ、今回ばかりは相手が悪いのではないかと思います。
【試合結果】
1R:お互いにカーフキックを織り交ぜて、速い蹴りを撃ち合う。海人選手がしっかりと研究してきたのか、コンビネーションのパンチやボディブローを入れていく。一進一退の攻防がありつつ、一瞬野杁選手が効いたようなところもありつつ、野杁選手のハイキックもあたりほぼ互角の印象。オープンスコアでも10-10のドロー判定。
2R:お互いに強いパンチとコンパクトなローキック、膝蹴りを当て合う。野杁選手のボディに、並の選手だと受けるだけなのにしっかりと連打で返す海人選手。どちらかが当てたと思うと、どちらかが返す、本当に良い勝負。どちらもテクニック、パワー、スピードすべて最高峰の戦いで3分間があっという間に終わってしまいます。ジャッジも全員がドロー判定。
3R:3ラウンド目も同じく本当に一進一退でどちらかが押すということもなく、打ったら返す、打ったら返すを繰り返してどちらかが明確に取ったという攻撃はないが、後半いくつか海人選手の方が良い攻撃が入ったかというところ。それでもほとんど差はない状態でラウンド終了。お互いに明確に勝ったという印象がなかったのか、判定までの間にも次のラウンドを見据えたように休憩していたように見えました。
延長R:延長ラウンドもお互いに良い攻撃を繰り返すも、若干だけ海人選手の方がダメージを与えているような印象が出始める。攻撃の最初が海人選手になることが増えてきた印象で、手数は若干だけ海人選手が上回ったか。ドローでもおかしくはないがマスト判定ならば海人選手か。
結果:海人選手(勝利)<30-30, 30-30, 30-30 延長10-9, 10-9, 10-9 >野杁選手
感想:まさかの海人選手勝利。というと怒られてしまうかもしれませんが、それほどまでに野杁選手の強さはダントツだったので負ける姿が想像できませんでした。海人選手はかなり細かく研究を重ねてきて、絶対に打たれたら打ち返す、打つ負けない、下がらないというのを徹底して追及したのでしょう。両者ともにまさに日本最強の戦いで、手数もありつつテクニックやパワーもぶつかり合う本当に素晴らしい試合でした。
第15試合:那須川天心 vs 武尊
▼-58kg契約 3分3R延長1R
那須川天心(TARGET/Cygames/RISE WORLD SERIES 2019 -58kg級王者、初代RISE世界フェザー級王者)
武 尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第4代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者)
【事前予想】
勝者:那須川天心選手(判定)
理由:巷でも言われている通り、体重のリミットがあること、3ラウンド延長1ラウンドしかないことが頂点の2人にとっては大きなハンデとなると思います。
とはいえ、とはいえ、武尊選手はそれをひっくり返すだけのパワーと当て感、そして打たれようとも前に出られる根性があるので、どこかで勝機を見出したら一気に畳み掛けてKOする可能性もあると思います。もしかすると、絶対に決着させるということで1ラウンドでいきなり勝負をかけてくるかもしれません。その意味で、那須川天心選手の判定勝ち7割、武尊選手のKO勝ち3割くらいです。
どちらかが勝って、どちらから負ける。運命の戦いは明日、そして決着がつきます。
試合展開としては1ラウンドは那須川天心選手のスピードによりポイントが付き、2ラウンド目も同様の展開で武尊選手がフック系で振り回してくるところを早いストレートで当ててポイントを取り、ようやく3ラウンド目で武尊選手の攻撃が当たるようになるも、那須川天心選手が距離を取りつつ、時にはピッタリくっついて攻撃を殺してポイントアウトしての判定勝利と見ました。
【試合結果】
1R:天心選手のスピードと鋭いジャブが武尊選手の突進を妨げる。言われていた通り、ほんのりスロースタートの武尊選手。ただ、3ラウンドしかないということがあるので、1ラウンドから行かなければいけないという気持ちが強いのか、かなり振り回していく武尊選手。空振りが多く、ジャブで機先を制されて焦った武尊選手が打ってくるところを天心選手が会心の左ストレートカウンターでダウンを取る。ほとんどすべての攻撃を天心選手が当てていたところで、武尊選手は前に出て行って振り回すだけになってしまっていました。武尊選手、気負いすぎなのかもしれない。
2R:武尊選手はダメージはなさそうなので、まだ逆転のチャンスはあるように見える。武尊選手は間合いは詰めていくもどうしても大ぶりが続くので、ほとんど天心選手には当たらない。途中でバッティングというアクシデントがありつつ、再開後もそれほど展開は変わらず。焦りが出たのか武尊選手が投げを出してしまう。やはり気持ちが入りすぎているのか、当たれば倒せるというので力が入りすぎている武尊選手。攻めているように見えて、ほとんどかわされ、合間にジャブやカウンターを当てられて空回りしてしまう。ジャッジの1人が武尊にポイントをつけたのは間違いとしか言いようがないです。
3R:武尊選手はもう時間がないのでなりふり構わず詰めていくも、要所要所に天心選手のカウンターが当たる。それでもダメージとしてはあまりないのか、どんどん前に出て少し当てていく。ただ、天心もしっかりと見切っているので会場のどよめきほど天心選手はもらっていない。最後も武尊選手は猛攻をかけるも、ほとんど当たらない。天心選手のスピードと目の良さ、テクニック、研究により圧倒した戦いになったと思います。
結果:那須川選手(勝利)<29-28, 30-28, 30-28, 30-28, 30-28>武尊選手
感想:リングサイドで見て、映像でも見返してみて、改めて本当にすごい試合だったと思います。武尊選手の気持ちと、それを研究とテクニックで潰していく天心選手。偉そうにいうわけではないですが、やはり予想と同じような展開になりました。
武尊選手は、当たれば絶対に倒せるという自信が災いした可能性があります。多少、天心選手のジャブ、ストレートが当たっても後半に必ず圧力をかけてパンチを当てて、ほんの少しでも効かせたら一気に畳み込むことを考えていたと思います。Abema TVの解説で魔裟斗選手がコメントしていたように、武尊選手の良さを出すためにはローキックや左のパンチが撒き餌として機能しなければいけないのに、右の倒すパンチから入ろうとしてしまっていたのが、天心選手の思う壺だったのだと思います。1ラウンド目の鮮やかな左ストレートはとても美しい軌跡を描いて、まさにこのタイミングというカウンター一閃でした。
とはいえ、実力差が大きくあったというわけでもなく、もしも5ラウンド制だったならば逆転が十分に考えられるような3ラウンド目でした。
THE MATCH 2022のラストを飾るに相応しい、迫力があり、テクニックが光り、お互いの気持ちが見えた最高の試合でした。試合後に2人で泣きながら話し合っていたのも印象的でした。お互いに相手に悪いなと思っているところもありつつ、必ず勝ちたいという気持ちと、決着がついた気持ちの中で感情が溢れ出ていました。
★
全体的に、RISE vs K-1というような図式とそうでない図式もありましたが、一部の試合以外はかなり拮抗していて、どちらの団体が強いとか弱いとかではなく、どちらもトップレベルの選手は強いということを証明しました。
予想でも書きましたが、やっぱり元々の階級差、契約体重、ルールの違いは結構大きいなとは思いました。もちろん、プロの格闘家として試合を受けたのだから、この差を後から嘆く人はいないでしょう。ただ、それでも単に勝った負けた以外の要素もあるなということは理解しておかなければなりません。
また、いつかこのような頂上対決のイベントが開催されてほしいものです。今後の那須川天心選手にはボクシングという業界で活躍してくれるのも期待ですし、武尊選手は新たな挑戦に進んでほしいなと思います。今回の敗戦で武尊選手のファンは増えこそすれ、減ることはなかったと思います。それだけ人々を魅了したのですから、これからもその姿を見せてほしいです。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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