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AOMORI GOKAN アートフェス2024 ーつらなりのはらっぱーへ行ってきた

2024.07.08

ひらりです。「トリニティウォーク中だし、行くか。」と思い立ち、突発で「AOMORI GOKAN アートフェス2024 ーつらなりのはらっぱー」へ行ってきました。

【AOMORI GOKAN プロジェクトとは】

青森県内にある5つの美術館、アートセンターが連携し、
青森のアートの魅力を国内外に発信するプロジェクト。
県民及び観光客による県内の周遊を通して文化、経済、教育など
幅広い分野での地域振興を目的としています。

引用元:AOMORI GOKAN 5館が五感を刺激する

【AOMORI GOKAN アートフェスとは】

この度、青森県内にある現代美術を楽しめる5つの美術館・アートセンター(青森県立美術館、青森公立大学 国際芸術センター青森、弘前れんが倉庫美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館)を中心に2024年4月13日(土)から9月1日(日)まで「AOMORI GOKAN アートフェス」を初開催します。
2020年よりこれら5館が連携し、県民や観光客が青森のアート体験と共に、地域の周遊を喚起する「5館が五感を刺激する―AOMORI GOKAN」プロジェクトを発信してきましたが、いよいよそれぞれの館の特徴を活かした多様なプログラムを企画する新しい形のアートフェスが始動します。
最大の特徴は展覧会やプロジェクト、パフォーマンスなど、この地に根差して活動する各館のキュレーターが協働で実施するもので、2024年度のテーマは「つらなりのはらっぱ」に決定。アートを起点に県内各地域にある自然や食、建築など豊かな文化に触れることを通じて、青森の魅力を発見する機会となります。

引用元:アートフェスについて – AOMORI GOKAN アートフェス2024

AOMORI GOKANアートフェスは、連携した5館で開催されているものの、原則どの美術館を楽しんでもOKだそうです。しかし、せっかくの機会なので、私は「公式ガイドブック付き5館周遊チケット」を購入し、2泊3日で5館すべてを巡ってきました。以下、レポートです。

八戸市美術館

1986年(昭和61年)に開館した、八戸市の美術館です。一度建て替えが行なわれ、2021年から現在の形で運営されているそうです。開放的で綺麗な館内には、広い空間を生かした作品も展示されていました。

アートフェス対象の展示は「エンジョイ!アートファーム!!」という展示で、こちらは無料で見ることができました。「エンジョイ!アートファーム!!」は、八戸を中心に活動されている5名のアーティストによる作品展なのですが、5名全員、作品の傾向やジャンルがまったく別なので、個性の豊かさがさらに引き立っている印象でした。

同時開催中の企画展は有料(パスポートで割引あり)でしたが、企画展も面白かったです。

周遊チケットの提示で、AOMORI GOKAN アートフェス2024のオリジナルグッズ(缶バッチ)をいただきました。

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十和田市現代美術館

2008年に開館した、十和田市の美術館です。十和田市が推進するアートによるまちづくりプロジェクト、Arts Towada(アーツ・トワダ)の拠点施設として開館し、『人口約6万6千人の十和田市において、開館後わずか4日で入館者1万人を突破し、開館から6年目の2014年8月には累計100万人の入館者数を突破した。(十和田市現代美術館 – Wikipediaより引用)』とのことで、大変人気のある美術館です。

作品のために大小さまざまな専用の展示室が設けられており、それらが通路で繋がった「アリの巣」のような形の建物で、美術館自体が大きな芸術作品だなと思いました。美術館周辺にもパブリックアートが点在し、周辺の散策もとても楽しいです。

私的に、めちゃくちゃおすすめです。ただし、主要駅から距離があるので、公共機関で訪れる際は、バスの時間などにご注意ください。

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青森公立大学 国際芸術センター青森

青森公立大学が運営している美術館(アートセンター)です。八甲田山の麓に、自然と調和するように設計された建物がとても美しく、周囲の森にも多数の野外作品が展示されています。こちらはなんと、基本的に無料で作品を鑑賞できます。

メインの展示棟は蹄のような形で、人工池に面したステージや、半円形の大きな展示室や大きな窓を備えた開放的な展示室を備えており、その中で個性豊かな展示をゆっくりと鑑賞できる、大変心地よい空間でした。

森の中を散策しながら野外展示をめぐるのも楽しかったです。周遊チケットの提示で、AOMORI GOKAN アートフェス2024 オリジナルグッズ(クリアファイル)をいただきました。

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弘前れんが倉庫美術館

桜の名所としても有名な弘前市にある、れんが造りの外観が素敵な美術館です。もともとは酒造工場だったそうですよ。青森県立美術館にいる「あおもり犬」が、エントランスで出迎えてくれました。常設の展示は少なめな印象ですが、その分、企画展に力を入れておられる印象でした。

アートフェス期間中は、「蜷川実花展 with EiM: 儚(はかな)くも煌(きら)めく境界NINAGAWA Mika with EiM: Where Humanity Meets Nature」と、「弘前エクスチェンジ#06「白神覗見考(しらかみのぞきみこう)」が開催されていました。どちらも見応え抜群でした。

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青森県立美術館

ご存じの方も多いと思われる、まさに「青森県が誇る」といった風情のある青森県立の美術館です。マルク・シャガールによるバレエ「アレコ」の背景画、青森出身のアーティストである奈良 美智(なら よしとも)氏デザインの「あおもり犬」など、圧巻の展示が目白押しでした。とくにこの2作品はとても巨大な作品で、実物を前にすると「圧」を感じる方も多そうです。

常設展はもちろん、企画展の幅の広さにも驚きました。展示作品だけでなく、真っ白な館内、かわいくて目を惹くフォントの案内板、デザイン性の高いスタッフさんの制服も印象に残っています。

私的に、青森県に訪れたら、ぜひ一度足を運んでみてほしい、素晴らしい美術館でした。
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以上、2泊3日と足早なスケジュールではございましたが、無事5館を堪能させていただきました。こちらのアートフェスは2024年9月1日まで続きます。

また、8月9日以降は栗林隆氏の「元気炉」が各館を巡回するそうです。まだまだ続く青森のアートフェスが気になった方は、ぜひ足を運んでみてください〜!

▼おまけ
アートフェス以外では、「三内丸山遺跡」と「ねぶたの家 ワ・ラッセ」がとてつもなく楽しかったです(ワ・ラッセに行く場合はぜひ、近くにある「津軽海峡冬景色歌謡碑」のボタンも押してみてください)。

そして海鮮(とくにホタテ)がめちゃくちゃおいしかったです。ありがとう青森…!

このブログを書いたスタッフ

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ひらり

長崎に生まれ育ち、自分を活かせる場を探して上京。携帯電話会社などで顧客対応その他を経験後、トリニティと出会う。漫画や映画が好き。常時脳の2割を妄想に割いているためか、心はわりといつも穏やか。真面目さを売りにしているが、ただの心配性という噂もある。脱インドアを目指し、土日のどちらかは外出することを心がけている。

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