- 12月
- 2025年01月
以前にも要望をエントリーしたことがあったのですが、すでにiPhoneが手放せなくなった今、海外出張に出たときには「ただの大きな電話」に成り下がってしまうのが許せなかったのですが、そのエントリーの際にはAppleへの要望として書いていたのですが、なんとソフトバンクがそれを実現してくれました。
それが「海外パケットし放題」システムです。今なら1,480円/日で海外主要国にてデータローミングが定額で利用できるというものです。これこそが待ち望んでいたものです。
特にビジネスで出張している際には、多少のお金がかかってでも、日本国内と同様にメールの送受信が行なえて、ウェブブラウズができ、マップが見られるなど、iPhoneの強みを最大限に生かせるのであれば、別途料金がかかってもコストパフォーマンスとしては非常に良いといえるのです。これがiPhoneに付加価値を付けることになるので、Appleがキャリアを取り持って協定を組んでもらえれば、よりiPhoneが売れるようになると考えていました。
そんな要望を聞いてくれたのか、もしくはソフトバンク代表である孫氏が自ら海外での不便さに気づいてくれたのかは定かではありませんが、ソフトバンクならではの素早い対応で「海外パケットし放題」システムを構築してくれました。これはNTTドコモがキャリアであったなら、そう簡単には実現しなかったことと思います。日本以外のキャリアであっても実現していない世界初(たぶん)の快挙であるといえます。
個人的にはアメリカと中国が渡航先の1位と2位ですから、その2ヶ国をカバーしているだけでも嬉しい限りですが、さらにかなりの主要国がカバーされていますから、これで海外出張が多いビジネスパーソンなどにもiPhoneはよりお薦めの端末になったといえるでしょう。
さて、この「海外パケットし放題」は7月21日から適用となっていたのですが、私はちょうど7月19日から中国に渡航しており、日本でもかなり早い段階でのこのプランを使用することになったと思います。課金が1日単位ですので、日本時間の21日(中国は1時間遅れの時差があります)になるのを待ってから、おもむろに使用し始めました。
まず、iPhone上で「ネットワーク」を「自動」から「CHN-UNICOM」(China Unicom)に変更します。中国では基本的にはChina Unicomに接続するのですが、稀にカバーエリアを越えたときに自動的にChina Mobileの電波を選択してしまって、その間にパケット通信をしているとこちらは莫大なパケット料を課金されてしまう可能性があるからです。
ちゃんと、ソフトバンクからSMSが送られてきて、海外パケットし放題対応のキャリアに接続されたことを通知してくれるのは非常に親切です。なんといっても、ちょっと間違えただけで1,480円が数万円になる可能性がありますから。
次に「データローミング」をおもむろにオンにします。すると急にそれまでせき止められていたプッシュ通知がたくさんやってきますので、パケット通信が始まったことがすぐにわかります。設定としてはこれだけで、特に申込などをする必要がありませんので、誰でも簡単に使い始めることができます。
今回、もちろん大丈夫だとは思っていましたが、いかんせん初めてのことだったので、おそるおそる(とはいえガッツリとデータ通信しましたが)使っていて、あとで莫大な請求が来ないか密かに心配していました。
そして、さきほど請求書が回ってきたので見てみると、「通信料:海外ケータイ(パケット(PCダイレクト))という項目があり、ここに264,856円、そしてそのすぐ下に「割引:海外パケットし放題日額定額対象分という項目があり、ここに-257,456円となっています。ここに7,400円の差額がありますが、これは1,480円×5日分なので、すべてのデータ通信はパケット定額内に収まっていたということになります。
この後行ったアメリカ巡業の旅でもiPhoneは大活躍してくれましたので、本当にiPhoneの真価を発揮させてくれるこのプランと、そして実現してくれたソフトバンクには感謝です。これはNTTドコモがキャリアになっても乗り換えない理由のひとつになりますね。
ますます、iPhoneが手放せなくなりました。Appleとソフトバンクのタッグは最強です。
P.S.
最後にちょっとだけ気になるのは、「海外パケットし放題」このページに動画を利用の場合には2,980円という文言があり、詳細は後ほどと書かれているのですが、その後のアップデートがありません。YouTubeを見ると値段が上がるということなのか、それともUstreamのようなストリーム放送をやってしまう人向けなのかは定かではありませんが、一般的な使い方の範囲内では現在の1,480円が妥当な価格ではないかと思います。1,980円だとWiFiルーターを借りるという手も出てきてしまい、こちらはコンピューターでも使えるので少し悩ましいところです(私はどちらでも迷わずiPhoneですが)。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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