Jawboneヘッドセット比較のポイント

2012.05.05

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最近、「Jawboneのヘッドセットシリーズはどれを買うのが一番良いのか」という質問を受けることが多くなってきました。たしかに、ICON HDICON HD+NERDERAとあり、どれを購入するのか迷うのもわからなくはありません。ここで一度、各シリーズの長所短所などをまとめておきたいと思います。

まず、機能比較一覧としては下記のページが詳しいので、そちらを見てください。これを一通り見たということを前提に下記にポイントをご紹介します。

Jawboneヘッドセット比較表

上記の比較ページのポイントを上の項目から少し解説してみましょう。

・NoiseAssassinのバージョン

実はこれはそれほど大きな違いはありません。バージョンナンバーこそICON HDシリーズの2.5とERAの3.0とに分かれていますが、基本的な機能としては変わらずに、環境音の解析方法が若干異なる程度です。ただ、ハードウェアの物理的な形状から、ERAの方が顎骨に接触しやすいのでノイズキャンセルは効きやすいとは言えると思います。

・自動音量コントロール

これまでJawboneヘッドセットシリーズは装着者の喋った声を、強力なノイズキャンセル機能でクリアに伝えるというのが最大のウリでしたが、装着者の聞く方に対しての対策はほとんどありませんでした。ERAでは自動音量コントロール機能を搭載したことにより、自分で操作をしなくても、外部ノイズが増えてくると自動的にイヤフォンの音量を上げてくれ、静かなところに移動したら音量を下げてくれるという「聞きやすさ」への改善を施しています。これはICON HDにはない機能ですので、ERAを選択する理由のひとつになるかもしれません。

・名前による発信者ID通知

すべてのJawboneヘッドセットシリーズは、携帯電話に着信があった場合に、イヤフォンから電話番号を音声で通知してくれるという機能を持っています。しかし、実際には携帯電話か固定電話か、もしくは会社や自宅などの暗記している番号以外ではあまり効果的な通知とは言えませんでした。

ERAでは、事前にMyTALK上で電話番号と呼び名を設定して紐づけておくことにより、ERA内にあるメモリーにその情報を格納し、携帯電話に着信があった時に電話番号ではなく設定した「呼び名」を音声で通知してくれます(20件まで、日本語も対応)。

これはERAにしかない機能なので、かなり大きなアドバンテージではないかと思います。携帯電話を取り出さなくても、かけてきている相手がわかるのですから、電話の出方(お世話になります!とか、私だ…とか、は〜いハニー!とか)や受話、保留などの判断をすることができます。これらはすべてERA上で対応することができますので、鞄やポケットにある携帯電話焦って探す必要がないというのは非常にスマートなライフスタイルと言えるでしょう。

・オーディオ品質

オーディオ品質については、基本的に同じと考えていただいて構いませんので、ここは比較する必要がありません。唯一、初代ICONシリーズは音声通話に特化した仕様となっていますので、あまり音楽を聞くには向きません。

・同時A2DPマルチポイント

携帯電話の待受は2台同時にできるというのはすべてのJawboneヘッドセットシリーズに共通した仕様ですが、ICON HDは音楽やゲームを楽しむためのオーディオストリームA2DPを2台まで同時に保持することができます。これは少し難しい話になってしまうのですが、世の中に存在するBluetooth機器のほとんどは携帯電話とは複数台接続できても、音楽再生については1対1になっています。これはこれまでのJawboneヘッドセットシリーズでも同じでした。この場合、1台のソース、たとえばiPhoneだけからしか音楽を再生しないという場合には問題ないのですが、たとえば自宅に戻った時にはコンピューターからの音声を再生したいということになると、どうしても、iPhone側のBluetooth接続を切る必要がありました。これは、A2DPプロファイルが基本的には1対1でしか接続できないという仕様によるものでした。

ICON HDはこの不便さを解消するための特殊な機能として、同時A2DP接続を可能にしました。このことにより、外ではiPhoneを接続して音楽を聞きながら、オフィスや自宅に戻ったらコンピューターと接続するということがシームレスに行なうことが可能になりました。iPhoneからiPadなどという変更も可能です。

これはICON HDにしか搭載されていない機能ですので、ERAとの比較をする際に非常に大きなアドバンテージになります。個人的に、と断わらせてもらいますが、この機能はソフトウェアアップグレードでは対応できないと思いますので、ERAにこの機能が搭載されることはないと考えています。

・メディアプレーヤーコントロール

最近の片耳ヘッドセットのトレンドは「音楽を聞く」です。実際には音楽に限らずゲームやポッドキャスト、ラジオなどのオーディオを聞くということなのですが、音楽を聞くというと両耳のヘッドセットをイメージすると思うのですが、片耳は形見ならではの良さがあります。比較的小型のために装着するのが大げさではなく目立ちすぎないことや、片耳が空いていることによって周りの音を聞くことができるので、特に外出先などで周りに危険が迫っていても(たとえば自転車が近づいている時など)音で察知することができずにぶつかってしまうなどの問題を回避することができます。

そして、すべてのJawboneヘッドセットでは音楽を聞くことが可能になっていますが、そうなると要望として出てくるのがメディアプレーヤーのコントロールです。もちろん、プレーヤー側の対応が必要ですが、AVRCPというBluetoothのプロファイルに対応している場合、ヘッドセット側からコントロールをすることができます。

ICON HDのみの機能になりますが、ヘッドセットから再生/停止を行なうことができるので、スマートフォンなどを取り出さずにコントロールすることができるのは非常に便利です。ただ、iPhone 4Sを使用している場合にはICON、ERAでもSiriを起動させることによって同等、それ以上のことが可能になります。

また、これはまったくの個人的な見解ですが、ERAは技術的にはアップグレードで対応可能だと思っています。Jawboneがやってくれるかは別として、再生中にダブルタップやトリプルタップを使ってコントロールしてくれるようになると良いですね。

・モーションセンサー

ERAにのみ、モーションセンサーが搭載されています。本当はもっといろいろな動作を設定できるのだと思いますが、現在一番使い勝手が良いのがTAPTAP(タップタップ)と呼ばれる動作で、着信した時にERAのボディを2回軽くタップするだけで受話することができ、通話中に再度2回タップすると終話することができます。これが地味に便利で、たとえば手が汚れている時や手袋をしている時などにはタップするだけで良いので指を使わなくても操作することができます。個人的には、これはかなり大きなアドバンテージだと考えています。

・デザイン

デザインは好みの分かれるところなので優劣は付けられないところです。若干ERAの方が重いのですが(2g程度)、その代わりに使用時間が1時間長いです。これもERAのアドバンテージかもしれません。

・ICON HD + NERD

基本的にはICON HDのアドバンテージを踏襲するのですが、そこにコンピューターとの接続が想定される方には、このモデルをお薦めします。もちろん、価格が高いというのは重々承知ですが、それを補って余りあるアドバンテージがあります。それは、安定性と高音質、接続性の向上も見込めます。詳しくは「多くの悩みを解消し、安定的に高音質を目指したICON HD+NERDバンドルキット」をご覧ください。

というわけで、正直なところ一長一短があり、どれかが圧倒的に良いということもないので、上記のポイントを参考にしていただきつつ、価格差もありますのでお財布とも相談してみていただけると良いと思います。ただし、ほんの数千円の差は、毎日使う快適さと比較すればそれほど大きなポイントではないように思います。そして、私個人的にはERAを使っていて、ERAを充電中の時にICON HDを使っています。メーカーの人間だからこういう贅沢な使い方もありです(笑)

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「 Simplism 」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は24時間365日のウェアラブルデバイス「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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