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cheeroが売れているワケ

2013.07.15

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先日行なわれたAUGM長崎の懇親会で図らずもじゃんけん大会でCheero(チーロ)のモバイルバッテリー「cheero Palette」を当ててしまい、レビューをするという約束をさせられてしまったのでイヤイヤながらレビューをしてみたいと思います。
というのは冗談で、このcheeroブランドを作ったティ・アール・エイ株式会社のみなさまとはこのcheeroブランドが立ち上がる前からお付き合いをさせていただいており、バッテリーを中心とした事業を始めるときにも僭越ながらいろいろとアドバイスもさせていただいたのです。今となっては、私などが近寄ることもできないほど飛ぶ鳥を落とす勢いで成長されているので、遠い存在となってしまっていますが…(笑)

cheeroが売れているワケというタイトルに辿り着く前に、まずはこのcheero Paletteをレビューしてみたいと思います。このcheero Paletteは私が記憶する限り、cheeroとしては初のオリジナル企画による独自デザインの製品だと思います。

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本体に刻まれたcheeroのロゴマークと滑らかな曲線は女性を意識したスタイルで持つときにも意外に薄くて手に馴染み、サラッとした表面加工はずっと触っていても飽きないのは、さすがは女性の企画した製品です。化粧品のようなフォルムとカラーバリエーションは、これまでのモバイルバッテリーにはなかった新しさを感じさせてくれます。

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表面にあるバッテリー残量を表わすLEDも巷に溢れている安物のバッテリーとは違い、上品に光ってくれますし、ボタンの造形も美しく安っぽさを感じさせません。しかしながら、4,400mAhという容量はiPhone 5をおおよそ2回充電できiPadも対応しているという2A出力を持ちながらも2,900円(cheero mart税込価格)という圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。

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さすがに私も「サクラ」というピンクカラーは使いづらいですが、このシャンパンなどはMacBook Proのアルミの質感にも近いし、色もそのものではないですがかなりマッチすると思います(Appleのアルミの質感と同じものを作ったらもっと売れそうな気がします)。Appleのノートブックのデザインのように端に向かって滑らかに曲線を描きながら薄くなっていく造形は、バッグのポケットなどに入れても邪魔になりません。

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オンラインをメインビジネスとしているのでそれほどパッケージにこだわる必要は無いはずですが、パッケージにも手を抜かずに特色を入れた高級感のあるパッケージを作り込むなど、かなりこだわった仕様のバッテリーで、普通に量販店店頭では4,980円くらいでもおかしくないバリュー感があります。なお、バッテリーにありがちな「内蔵」が「内臓」になっているなどお茶目な面もしっかりと醸し出しているあたりはさすがです。

これまで女性にも似合うバッテリーということで、赤だったりピンクだったりとプラスチック感満載でカラーだけを合わせたものが多かった中で、カラーだけでなく造形や質感までもしっかりと作り込んだ製品はいまだかつて存在しなかったと思います。まさに業界に風穴を開けた逸品といえます。個人的には今話題の茶色いやつよりも、こちらの方がオリジナル企画としてはより良い出来だと思います。

さて、「cheeroが売れているわけ」について少し考えてみたいと思います。これまでもiPhoneやスマートフォンなどのバッテリーの持続時間には不満が多くモバイルバッテリーは必須アイテムといってもよいほどで、マーケットはそれなりに存在していました。そして、単に安いだけの製品はオンラインストアを中心に存在し、また対極にApple Storeや量販店などでは大手ブランドによる少し高価ながらもデザインなどに凝った製品も存在していました。

cheeroがまずインパクトを持ってデビューできたのは、10,000mAhの大容量ながらも3,000円台という破格の値段で商品投入をできたからだと思います。私は事前に話を聞いている中で、正直、価格競争になれば中国工場から薄利でそのまま持ってくる業者に打ち勝っていくのは大変だと思っていましたし、価格もそれほどインパクトが出せないのではないかと思っていました。しかし、この業界を震撼させた超ハイコストパフォーマンスでまずは注目を浴びることに成功しました。

しかし、それだけではいまのcheeroブランドは築くことができません。次にやったのは徹底的な安全性の追及、およびお客様目線でのサポートによる安心感の訴求です。cheeroに関わる人たちが日夜、さまざまな問い合わせやサポートに真摯に対応していく姿は、ソーシャルネットワーク時代にはどんどん伝播していき、安かろう悪かろうではなく、安いけれども安心というある程度矛盾した部分でもあるところをしっかりと克服したのです。おそらくですが、当初はこれらの厚いサポートにかけるコストと人員から、物販から得られる薄利をカバーできていなかったのではないかと推測しますが、まずはブランドとしての位置づけを明確にするためには必要なステップだったのではないかと思います。当然、Amazonなどの評価はものすごく高くなりますし、元々販売量が圧倒的だったのでランキングも常に上位を占めるため、どんどんと上位を確固たるものにしていきました。

また、この圧倒的なコストパフォーマンスと安心感により、名だたる有名ブロガーやレビューサイト、ユーザーのSNSやブログなどでも絶賛を浴びることとなったのは、前述のようなブランドとしての努力だけでなく、cheeroのマーケティング力の強みでもあると思います。

ここで次に今回紹介したようなオリジナル製品を投入していったのは、本当に良いタイミングだったと思いますし、製品の位置づけも良いところを突いていたと思います。元々は、中国のマーケットを知っている人であれば、cheero製品の元となる製品を知っていたと思いますが、ここでそこから新たなステップに入るわけです。そして、ここ最近のパズドラモデルやダンボーモデルなどの相乗効果もあり、cheeroとして圧倒的なブランド力を付けることになります。

これらがすべて組み合わさることにより、製品としての圧倒的なコストパフォーマンスと安全性やサポートなどの安心感という製品の基本的かつ一番大事なところは抑えつつ、オリジナルデザインやコラボ企画などでcheeroという名前を世の中に刻んだので、今ではバッテリーと検索したらcheeroが出た、というのではなく、cheeroで検索をするようになっているわけですから、そんじょそこらの競合では太刀打ちできません。

正直、私たちもバッテリーというのはひとつSimplismに欠けているところでもあり、いろいろな企画を走らせていましたが、このCheeroを見て止めたプロジェクトがいくつかあります。それくらい、今のcheeroには非の打ち所が見つからないのです。

とはいえ、ではずっとこのままなのかと言えば、我々には我々にしかできない企画もありますので、同じベクトルでは勝負しませんが、オリジナリティを持ったバッテリー関係の製品は投入していきたいとは思っています。

というわけで、少し長くなってしまいましたが、AUGM長崎での約束は果たしましたよ、ということで。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「 Simplism 」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は24時間365日のウェアラブルデバイス「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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