- 9月
- 2024年10月
トリニティで運営している賃貸マンション「カーサ・トリニティ」は、その物件の性格上ウェブサイトも用意していないくらいなのですが、これまでのブログ記事はかなり「いいね!」をいただきました。その後、頻繁にニュースがあるわけではないので、あんまり触れることがありませんでしたが、今回ひとつニュースがあります。
少し前から導入は決めて、機種などを検討していた「宅配ボックス」を導入しました。
導入した宅配ボックスは、後付けのタイプで工事費が結構かかるのがネックでしたが、今の時代には宅配ボックスが必要だということで導入を決めました。15部屋の賃貸マンションなので、3つの宅配ボックスがあれば、よほど長期に渡って取り出さないという事がない限りは問題無く運用できると思います。
昨今、インターネット通販が急激に増えてきて、宅配業者の方々が非常に困っているということがニュースになっています。普通に考えると、宅配する荷物が増えればそれに料金を課すビジネスモデルですから、業界としては良い話に聞こえますが、実際には人件費や諸経費が増えてきているところに、それほどの料金を取るわけにもいかないために赤字に陥ったりすることもあるようです。
最近のインターネット通販のほとんどは「送料無料」をうたい文句にしていたりして、送料について無料もしくは非常に安いものというイメージがあることも原因のひとつかと思います。私も以前、送料無料から送料当社負担という表現についての記事を書いたことがあります。
さて、この問題のひとつが「再配達」にあることは明らかです。荷物を受け取って、配達して、料金を請求するという単純な流れでは、それほど人件費を圧迫することはないのではないかと思っています。ひとつの荷物を配達するのに、2度も3度も配達先を訪れなければいけないというところに問題があるわけですね。誰がどう考えても非効率的です。
私は、たとえば1回で配達が完了した場合にはポイントを付けて何かしら優遇されたり、宅配ボックスが設置されている配達先には優遇料金を発生させるなど、一部の非効率的な配達を強いている顧客と、そうでない顧客に区別をしてサービスを提供するというのもひとつではないかと考えています。
では、我々で今できる事は何でしょう。
少なくとも、トリニティが運営している賃貸マンションでは、この問題の解決に向けて微々たるものながら支援していくことが大切だと思います。賃貸マンションの運営は結構難しく、新築からどんどん家賃は下落していきますし、設備の更新だったり、長い目で見ると大規模改修、もっと先を見据えるならば建て替えも考えておかないといけないビジネスモデルです。
空室率も低めであれば、ある程度安定して収入が見込めますが、それを使ってしまうと後々困ってしまうわけです。そう考えると、長期のプランを試算してみると、そんなに儲かるビジネスではないというのが分かります。最近、マンション経営ということで莫大なお金を借りてマンション運営をしようというのが流行っているようですが、長い目で冷静に考えて進めた方が良いと思います。
宅配ボックスの設置も数十万円かかる投資なので、普通のオーナーはあまりやりたくないのかもしれません。
とはいえ、もちろん赤字になっては困りますが、トリニティは賃貸マンション運営をメインビジネスにしているわけではないため、ある程度支出があっても、前述のような日本の抱える再配達問題に対して行動すること、そしてそれが居住者の方々にも大きなメリットになりますから、空室ができたときにも次が早く入ってくれる可能性が高まるというメリットもありますので、やらないという選択肢はないと考えました。
ちょうど、3月4月は新生活などで移動が発生するタイミングです。カーサ・トリニティも3月末で空きが出たようです。この記事を見た方、お知り合い含めて何かあればご検討ください。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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