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2019.06.01
当社には「改善提案」という仕組みがあります。いくつかそれについてブログでも紹介されたことがあるので記事を読まれたことがあるかもしれません。私を含む当社スタッフ全員が、毎月1つ何かしらの改善提案を出すというものです。最近は2ヶ月に2つというルールに変わりましたが、これも「改善提案の改善」から生まれた制度の変更です。
さて、改善提案自体は社内全体に関わることであれば何でも良いということになっているので、大半は社内の何かを補修するとか注意しなければいけないことなど、小さなことも多いのですが最近では一番大きかったのが「ノー残業デー」の提案でした。
【改善前の状態】
残業時間がなかなか減らない。1日1時間〜2時間残業をする人が多い。
【改善策】
水曜日を定時退社日として、定時になったら強制的に全員に退社を促す。
【改善後の状態】
少し残業時間が減るかもしれない。
水曜日の夜に懇親会とは違う社員同士の交流の場が生まれたり、習い事などスキルアップに使う時間ができる。
週の真ん中でリフレッシュして、週の後半も頑張れる!かもしれない。【かかる費用】
0円
【懸念】
月、火、木、金の残業時間が増える可能性がある。
自宅に持ち帰って仕事をする人が増えるかもしれない。(サービス残業の温床)
繁忙期には絶対に帰れない人が多い。
これは実際に当社の使用しているグループウェア「Podio」に投稿された内容です。当社もご多分に漏れず、少数で運営しているため、部署だったり担っている仕事によっては残業が発生しています。それを仕組みとして完全にゼロにしてしまう日を作るという提案です。
ここでひとつ宣言しておきたいのは、私の思う「格好良い会社」はノー残業でも成果を上げる会社です。たとえば、全員が残業をしなかったとしても、現在の業績を維持できて、社員全員が成長していけるのであれば、まったく何の問題もありませんし、むしろそれを目指すべきです。
ただ、まだまだ効率化や自動化に取り組んではいるものの、残業自体を無くすことはできていません。2018年度の平均残業時間はおおよそ30時間/月でした。これは20日程度の営業日と考えると、おおよそ1.5時間に相当します。個人的にはこれは近未来的に半分くらいまでは、業務を見直し、ITを活用していき、自動化を採り入れていくことで実現可能だと考えています。
ノー残業デーの最大の効果は、何が何でも終えなければいけないので、どうしてもやらなければいけないことは集中して終えるようにするということです。残業を無くしていこうという強い意識がない限りは、ダラダラと続けてしまうことがあるのです。
ただ、この提案の際には、元々の提案でもあったような懸念がありました。デメリットや懸念がハッキリしていることに対して、何かしらの対策を考えてから取り組まないと意味がないということになります。
その後、紆余曲折などありつつも(書けば長くなりますので、機会があれば)、まずはトライしてみるということにしました。一度決めたことでも、ダメなら改善してみる、それでもダメならば止めるというということも必要だと思っています。
というわけで、2019年5月から毎週水曜日をノー残業デー(スイスイ水曜日)としてトライアル運用を開始しています。当社は18:20までが定時となっているので、18:30にザイオン(会社)の電気を消して、ドアを閉めて、セコムをかけるということをやっています。
今のところ、3回実施されていますが、特に大きな混乱もなく進んでいるようです。6ヶ月間経過したら振り返りをして、改善ポイントなどを話し合う予定です。これにより、関係各所に多少のご迷惑をお掛けするかもしれませんが、パフォーマンスとしては変えないようにしていく所存ですので、なにとぞご理解とご支援をいただければと思います。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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