リモートワークに必要な新しいガジェットを投入(360度カメラ付スピーカーシステム)

2020.04.12

リモートワークをトライアルしている中で、どうしても必要だなと思うものがありました。それが、カメラシステムです。

トリニティでは社員全員にMacBook ProもしくはMacBook Airを貸与しているので、画面、カメラ、マイク、スピーカーというオンラインミーティングに必要なツールはすべて揃っています。しかし、全員がビデオを繋いでいるとインターネット回線の帯域を使ってしまうために、映像がクリアでなくなったり、場合によっては音声まで乱れてしまうこともあります。

トリニティでの運用方法の場合、オフィス側に出勤している人たちはミーティングスペースに集まっていて、それ以外の人が自宅から参加したり、中国と繋いだりすることが多いので、1ヶ所多人数対複数箇所1人ずつという仕組みです。

これを解決するためには、1台の360度カメラがミーティングスペース側中央にあり、1台だけが他の場所と繋げば帯域は1つしか占有しなくて済みます。同時に、マイクとスピーカーを組み合わせて会議に必要なシステムになれば、一石二鳥どころか三鳥になります。

と思っていたところで、沸々とそういうものを作ってしまえば良いのではないかと思い始めました。そこでEvernoteのメモに書いていったのが下記のアイディアです。オチを見ると恥ずかしいのですが、ここではありのままをコピーしておきます。

【テレカン向け360度カメラ付オーディオシステム】

テレワークやオンラインミーティングが増えてきている昨今、大人数向けのマイク付スピーカーにより音声のやり取りは比較的ストレスなくできるようになりました。しかし、ビデオについてはまだまだ改善の余地があります。

相手の顔が見えないとコミュニケーションとして表情が見えないために正しく温度感を伝えられなかったり、話し始める、話し終わるなども分かりづらいので同時に発言してしまってミーティングが円滑に進まないこともあるので、各自の顔が見えているのが一番望ましい姿です。ところが、数人が一ヶ所に集まり、その他の拠点と繋いでミーティングを行なう場合、各自のノートパソコンでそれぞれがカメラをオンにすると、すべての端末が帯域を使ってしまうため、ネットワーク負荷が大きくなりすぎてクォリティが落ちてしまうことがあります。

これを解消するために、マイクつきスピーカーシステムと同様にミーティングスペースの真ん中に置いておく360度カメラが必要なのではないかと考えました。

  • 複数人での会議システム用カメラシステム
  • 360度カメラ(RICOH THETAのイメージ)
  • 360度集音マイク
  • マイクにより発話者を認識し、映像を発話者限定に切り替える(フォーカス)ことが可能
  • カメラによる画像認識で発話者特定
  • 自動テキストログ作成機能(オプション、サブスクリプションモデル?)
  • スピーカー内蔵
  • Bluetooth(オーディオ用)
  • NFC(Bluetoothペアリング用)
  • Wi-Fi接続(ビデオ用帯域確保)
  • USB Type-C接続
  • バッテリー駆動(8時間駆動)※会社の就業時間には充電しなくて良い
  • タッチボタン(電源、スピーカーボリューム/ミュート、マイクボリューム/ミュート、ペアリングボタン)
  • Alexa、Googleアシスタント対応
  • 高さ調節可能
  • 三脚装着可能なカメラネジを底面に装備
  • キャリングケース付属

アイディアを書いているウチに、これはなかなか面白そうだ、と思い始めてきたので本気で検討しようと思いました。そして、競合はどんなものがあるだろうかとネットで検索してみると…。

ほぼ、そのものが存在したのです(笑)

Video Conference Camera | 360 Conference Camera – Kandao Meeting」より

微妙に違うところはあるものの、デザインも悪くなく、なかなか良さそうということでさっそく購入してみました。目的は製品を作ることではなくて、オンラインミーティングの問題点を解決することですから、この製品が目的を達成してくれるのであれば作る必要性がありません。

Video Conference Camera | 360 Conference Camera – Kandao Meeting」より

Macで使っている分には設定は特に難しいことはなく、単にケーブルを挿すだけでカメラ、マイク、スピーカーの選択肢にこのKandao Meetingが出てくるので選ぶだけです。ただ、MacBook Proなどに繋ぐ場合には、USB Type-A端子なのでUSB Type-Cへの変換アダプターが必要なことくらいが残念なところでしょうか。あとは、仕方が無いことかもしれませんが、バッテリー駆動してくれたらどこにでも設置して使えるようになるので良かったなと思います。

Video Conference Camera | 360 Conference Camera – Kandao Meeting」より

360度カメラ側は結構良くできていて、ミーティングスペースに人が入ってきてミーティングに参加するとちゃんとそれを認識して画面分割が切り替わってくれます。音で方向を認識しているのだと思いますが、誰が喋っているかを認識してフォーカスもしてくれます。スピーカーもそこそこの音質で聞くことができます。

Video Conference Camera | 360 Conference Camera – Kandao Meeting」より

ただ、マイクだけが音が途切れてしまったり、ノイズが乗ったり、エコーが発生してしまうこともあるようです。私たち側ではなくて、リモート側なので実際どのような感じか分かりませんが、快適にミーティングを進められるような状態ではないようです。

Video Conference Camera | 360 Conference Camera – Kandao Meeting」より

ただ、サポートに連絡したところ、改善したファームウェアを配信する予定だということだったので、今後に期待したいところです。

どうしてもFace to Faceには敵わないところもありますが、テレワーク向けにいろいろとテクノロジーと工夫を凝らせば、コミュニケーション不足や生産性低下という問題を解決していけるのではないかと思っています。新型コロナウイルスのネガティブな影響はあるにせよ、新しいことに取り組むことができ、これからのワークスタイルを変えることができたとしたら、災い転じて福となすとなると思います。それくらいポジティブに考えて、前向きに進んでいきましょう。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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