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零細企業によるテレワークのためのネットワーク構築

2020.03.05

昨日から当社も下記で既報の通り、テレワーク(リモートワーク)を実施、約2週間ほどはこの体制が続くことになりました。新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延によって、突如対応する必要が発生しました。

新型コロナウイルス対策で、通勤者に向けてもリモートワークをトライアルで開始 | トリニティ

Google Meetをはじめとする会議システムやSlack/Skypeのチャットシステムなどの実務のお話とは別に、零細企業なりのネットワークを構築し、ある程度稼働できている状態になったのでメモがわりに記載しようと思います。

テレワークを実行するにあたり、私たちのような、専任のネットワーク管理者が置けないような零細企業にとって、ネットワーク関係の構築は大変頭が痛いことです。

いろいろな障害に対するバックアップ体制の強化、ネットワークの単純な速度、セキュリティの強化などを追いかけすぎることで、いつの間にかシステムが肥大化、片手間でやっていた担当者しかわからない構造になり、実際にテレワークを始めようとするとさまざまな障害が立ちふさがります。また、不慮の事態でまったく復旧ができなくなることもあるかと思います。

当社も、中国オフィスの開設とVPN接続、社内ファイルサーバーの設置、PBX電話の設置、当社管理のアパート向けの無料Wi-Fi、レストランレジなどのネットワークサービスなどの要件に加え、東日本大震災や台風洪水などの障害を経て、複雑かつ、増長したネットワーク構成になってしまいました。

外部のネットワークコンサルの方に管理をお願いしていたのですが、どうしても障害時の即応性や、複雑な経路で管理者以外まったく手がつけられない構造と、問題をはらんでいました。

昨今のクラウドサービスを種々使っていくことで、一つづつネットワークの構造をシンプルにし、今では管理者は私だけとなり、もし私に何かあっても次の担当がすぐに理解できるよう、大変シンプルかつ、障害やセキュリティについても零細企業としては強固な体制を作れたのではないか、と考えています。そして何よりもテレワークの実施において、インターネット環境さえあれば、どこにいても、ほとんど社内と同じような環境を作ることができました。

ケース1:ビジネスフォン

元々は社内にLinuxのPBXサーバーを設置し、ビジネスフォンとして自前で運用していました。問題としてはやはり緊急時の保守の時に専門的な知識がないと対応できず、不意のトラブルに弱いことでした。また、別事業所があるときはネットワーク的にVPNを拠点間で貼っていないと内線として使えないという問題があります。

そこで私たちは、NTTが提供している、ひかりクラウドPBXを導入しました。

社内で保守が必要なハードウェアは一切必要なくなり、NTTのクラウド内に機材は収容され、困った時はすべてNTTへ相談するという体制になりました。また、モバイルフォン用のアプリも用意されており、社員のスマホを利用して、テレワーク中であろうと、どこにいても会社の代表電話に出ることも内線転送も行なうこともできます。

ケース2:外部オフィスとのVPN通信

テレワークの実施において、セキュアなファイルサーバーの構築が必要です。もともとは、別事業所との連携のために、YAMAHAルーターを利用した拠点間VPN接続を構築していました。

VPNはどうしても疎通性が悪いことがあったり、機材交換時や外部オフィスの移転時のたびに、複雑な設定のやり直しなどの問題があり、使いにくいものでした。何よりも、VPNを張れる本数にはどうしても限界があり、10人以上のトンネルを張るとなると、機材の準備も設定も現実的ではなくなります。

さらに、ファイルサーバーについては社内にNASを設置し、ファイル共有サービスを使ってVPNの中で運用していました。これについてもファイルの規模が大きくなるにつれ権限の管理の問題や、ファイルの肥大化などの問題が出ていました。また、ハードを自前で持つことによる、メンテナンスについても多大な負担となっていました。

そこで、全面的にGoogleドライブを含む、G Suiteに移行しました。

これによって無制限のファイル領域としっかりとしたセキュリティ、バックアップの保全体制が確立されました。もちろん、煩わしかったVPN接続も必要なくなりました。

この移行自体は私以外の管理チームで進めてくれたのですが、私としては何よりも、非常にストレスが大きかったHDDなどの物理的なハードのメンテナンスから解放されたことが大きいです。

ケース3:中国オフィスとのVPN接続

中国オフィスとの接続については、こちらの記事をご参照ください。

Alibaba Cloudのサービスは中小零細企業と中国のビジネスを結ぶ救世主だ | トリニティ

この構築のおかげで、中国のスタッフはPCとネットさえあれば、どこからでもGoogleサービスなどにアクセスできる環境ができています。いわゆる拠点間VPNで運用していた場合、オフィスに出社しなければできることが限られてしまいます。現在、大問題を引き起こしている新型コロナウイルス(COVID-19)によるテレワークでも、こちらのシステムのおかげでスタッフの作業が滞らずに進めることができています。

こちらはVPN接続のため、どうしても同時接続本数に制限がありますが、クラウド上で簡単に接続数を変更することができます。

他にもいくつかのクラウドサービスを導入していますが、上記3つのクラウドサービス導入の効果は大きく、非常にシンプルかつ強固なネットワーク環境にすることができました。テレワークにおいてもほとんど同じ環境を提供できる、という意味でも零細企業にはオススメの構成かなと思います。

このブログを書いたスタッフ

開発

ようへい

開発、生産工程に関わる。家具メーカーのセールス時代に星川と出会い、意気投合してトリニティに転職。製品開発で中国に何度も通ううちに辛い食べ物に覚醒。隙があれば食べ物にハバネロソースをかけてしまうため、周囲から嫌がられている。

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