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- 2024年11月
CESという展示会は、過去に様々な展示会が勃興しては衰退していく中で、さまざまな要素を取り込んで、今や世界最大、そしてあらゆるカテゴリーを内包するほどの規模になりました。インターネットの世の中になり、何事もインターネット上で情報が流れている中で、わざわざ飛行機に乗ってラスベガスに集まる人たちが毎年増えているというのは、これはこれでまだまだインターネットにはできないことがあるということなのでしょう。
さて、別記事でも書くようにCES 2018のためにラスベガス入りしているとはいえ、メーカーや海外の顧客とのミーティングなどもあり、さらにはサンフランシスコへも行ってきたたために、なんだかんだゆっくりと見るという訳にはいきませんでしたので、簡単に総括として写真とコメントを記しておきたいと思います。
CES 2018は、まさにトレンドをすべて取り込んだ展示会で、ざっくりと言うならば、通信は5GとLPWAによるIoTの未来、車はコネクテッドで繋がってどうなるのかということと自動運転、ソフトウェアはすべてクラウドとAIが絡み、ハードウェアはロボットとドローンが席巻し、我々の住む業界ではいわゆる完全ワイヤレスイヤフォンとスマートスピーカー、Appleが採用したことによりQiワイヤレス充電くらいが新しいものだったといえます。
もちろん、もっとたくさんのことがあるので、そちらは専門の記事を見ていただく方が良いと思います。
これは、業界として飽和感が出てしまっているということでもあり、大いに危機感を抱かせるものでした。スマートフォン自体にほとんど革新がなくなってきていて、最近では画面の大きさ(狭ベセル)とカメラくらいを競い合っているという中で、周辺アクセサリーはどのように話題を作っていけるのか、我々も含めて大きな課題があると思います。
今年、大きな目玉として「停電」がありました。すべてのテクノロジーは電気を必要としているということを改めて感じさせてくれる良い機会となったかもしれません。各社省電力だったり、再生エネルギーへの取り組みだったりと、段々と電力消費は減っていくものの、これまで電気を必要としなかった製品をコネクテッド(IoT化)していくことで、逆に電気がないと困るようなカタチになっていくものも出てきます。これも業界全体の課題といえるのではないでしょうか。
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最後に、CESが開催されるラスベガスでは、つい先日銃乱射事件が発生しているため、非常にセキュリティが厳しいかと思いきや、一部では荷物検査を実施していたものの、入退場にバーコードスキャンをしていた例年のチェックも取りやめていて、「ザル」な状況だったのは意外でした。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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