突然ですが、こんなことはないでしょうか。

「売上数の平均を出したいけど、売上数が「0」と入力されている場合と、空欄になっている場合だと、AVERAGE関数の計算結果が異なる。」

上記の表だと、2行目の計算結果は「4.57」、3行目の計算結果は「4.00」になっています。

AVERAGE関数は、参照範囲の数値を足し合わせてから、データの個数で割ってくれます。表のように、売上データは8日分あっても、「12/4」の空白セルの分はデータの個数としてカウントされません。すなわち、「=AVERAGE（B2:I2）」は8日分の売上データを「7」で割った計算結果になってしまっています。こんなときは、「12/4」の空白セルに「0」を入力するか、「=SUM（B2:I2）/8」のように、絶対に「8」で割る計算式を作ると解決できます。

しかし、データ数が多くなってくると、ちょっとした変更が大変になりますよね。実際、私は以下のような「18列×2,840行」の表を目の前にして、途方に暮れてしまいました…。空白セルを数えてみたら「19,767」個あります。フィルターをかけて、1列ずつ空白セルに「0」を入力するのもありですが…もっと別の方法はないものだろうかと思いました。

そこで！　空白セルを一気に「0」に替えることにしました。手順は次のとおりです。

1. command + F を押して、検索ウィンドウを開く
2. 検索ウィンドウの「その他のオプション」（3点アイコン）をクリックする。
3. 「検索」の欄に「$^」を入力する。
4. 「置換後の文字列」の欄に「0」を入力する。
5. 「検索」のプルダウンから検索したい範囲を選択する。
6. 「正規表現を使用した検索」にチェックを入れる（自動的に「大文字と小文字の区別」にもチェックが入ります）。
7. 「すべて置換」をクリックする。

（1.command + F を押して、検索ウィンドウを開く）

（2. 検索ウィンドウの「その他のオプション」（3点アイコン）をクリックする。）

（3.「検索」の欄に「$^」を入力する。）

（4. 「置換後の文字列」の欄に「0」を入力する。）

（5. 「検索」のプルダウンから検索したい範囲を選択する。）

（6. 「正規表現を使用した検索」にチェックを入れる（自動的に「大文字と小文字の区別」にもチェックが入ります）。）

（7. 「すべて置換」をクリックする。）

これで、空白セルに「0」が入力されます。

この方法を使えば、先ほどの19,767個の空白セルも…

3秒で「0」の入力が完了します。

今回は、3秒で「0」が入力されましたが、データ数や検索するシートが多いと、「0」を入力し終わるまでに時間がかかることがあります。また、もしこの方法で空白セルが「0」に変わらないときは、「0」を入力したい範囲を選択して、書式を「自動」に揃えてから実行してみてください。

処理時間がかかったとしても、空白セルに自分で「0」を入力するよりは手間と作業時間が省けると思います。ぜひ使ってみてください

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