- 10月
- 2024年11月
世の中の多くの仕事がコンピューターを使うようになり、デスクで仕事時間の大半を過ごすようになりました。コンピューターやディスプレイ、デスクなどと並んで重要なのが椅子です。最近ではスタンディングという働き方もあり、それも将来検討の余地はあるなとは考えていますが、まずは私も含めてすべての社員が座る椅子を改革していくことが、重要だと考えています。
元々、当社ではいくつか変遷はあるものの、オフィスの大半はハーマンミラー製のSayl Chair(セイルチェア)を使用してきました。これは当社が過去にJawboneブランドを取り扱っていたときに、デザイナーであるイヴ・ベアール氏との付き合いがあったからということがあります。同社製にしては安価で、大きすぎず、カジュアルに美しいデザインというところが良かったと思います。
その後、ずっと座りっぱなしで仕事をしている発注や生産管理などの担当であるオペレーションチームやカスタマーサポート、マーケティングなどから、首や肩、腰の痛みの話を聞いて、新しい椅子を探していたときに出会ったのが「コクヨ ing」です。
このイングという椅子。ただの見た目の良い椅子というだけではありません。これまでになかったまったく新しい機構が組み込まれているのです。世の中には長いこと椅子がたくさん生まれてきていますが、その中でもかなり革新的な機構であることは間違いありません。
画像だけではなかなか伝わらないと思うので、是非とも動画で見ていただくと良いかと思います。前後に動くだけではなく、左右にも動くのがこれまでにない機構です。これにより、まるでバランスボールに座っているかのような感覚になります。
腰や首などの痛みが起きる原因のひとつはコリです。コリは基本的には長い時間動かずに同じ体勢を続けることによって引き起こされます。だからこそ、バランスボールのようなものに座っていると腰痛が和らぐのです。それをイングが椅子として提供してきたのですから、使ってみたくなること間違いありません。
先行して前述のチームでトライしてもらっていて、効果があるというフィードバックもありつつ、私自身もいろいろと寄ってくるものがあったので導入してみました。
ちなみに、社内でも全員にアンケートを取り、希望者には導入しています。簡単に買えるような金額では無いことは間違いありませんが、仕事環境を整えて働きやすくすることは会社としての責務です。また、椅子はほぼ毎日使い、長期間に渡って使用することができるので、投資としては3年程度で買い換える必要があるコンピューターよりも費用対効果としては非常に高いのではないかと思っています。
少し前に到着して、すでに日々使っています。急に腰痛や肩こりが目に見えて軽減したというほどの効果はまだ実感していません。ただ、グニャグニャと椅子が動くので、これまでの椅子と比べればかなり動いていて一定の姿勢を続けていないというのは分かります。これから徐々に効果が出てくるのではないかと思います。
その上で、このような効果もあるのであれば、もうただの椅子ではありませんね。ただ、ちょっと幅を広げすぎていて、逆に「?」となってしまうところがあるので、欲張りすぎたのではないかと心配しています。
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この手の機能性をうたう製品は、割とデザインが置き去りになっている場合が多いのですが、イングはその点シンプルかつ美しいデザインなので気に入っています。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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