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- 2024年11月
日本時間で9月15日午前2時に開催されたApple 9月のイベント「California Streaming」は、みなさんすでにご覧になりましたでしょうか。昨年から始まったオンラインでのイベントは、クリエイティブな会社Appleならではの美しいビジュアルと、飽きさせない工夫などが盛り込まれており、あっという間の1時間18分だったのではないでしょうか。
今回発表されたのは、第9世代iPad(10.2インチ)と第6世代iPad mini、第7世代Apple Watch、iPhone 13シリーズでした。Fitness+は日本では展開していないサービスなので、唯一ここだけが日本の視聴者にとっては少し休憩する時間だったのではないでしょうか。
カテゴリー分けせずに製品を発表
Appleのトップマネージメントが決めるであろう、何を発表するか。単に1ユーザーとして考えてみると、今回の発表した製品は特に脈絡がなかったなと感じました。
誰がなんと言おうと、今回のメインはiPhone 13シリーズの発表だったと思います。過去のAppleイベントは世界中からメディアやジャーナリストを招待して開催していて、おおよそ2時間くらいのイベントでした。そこでは発表した新製品を直接その場で触れるハンズオンコーナーがありました。こういう時間がなくなったというのがあるのかわかりませんが、iPhone 13シリーズの紹介はちょっと淡白だったように感じました。
以前に紹介しているとはいえ、iOS 15と絡めて、もっとiPhone 13におけるユーザー体験に時間を使うのかと思っていたのですが、あんまりそこら辺には触れずに、今回はカメラが凄い、新しい動画撮影体験を提供するシネマティックモード、性能が他社もしくは過去と比べてどれだけ良いか、だけだったように思います。性能や速度はもうそんなに惹きつけるトピックではなくなっていますね。
そこを起点に考えて、余った時間をどのように消費していくかという考え方で構成されたのではないかと思えるほど、Apple Watchは「この秋」発売ならば今すぐ発表する必要性がなかったのではないかと思いました。ただ、別途イベントを開くほどの進化ではなかったのかもしれません。もちろん、順当な進化ではあるのは間違い無いのですが、それでも自転車の計測と少し画面が大きくなったという小幅なアップデートだったので、iPhone 13シリーズの「おまけ」として付け加えたのでしょうか。
第9世代iPadはハードウェアが変わらずに、中身だけのアップデートだったのでこれくらいであればウェブサイトでのアップデートでも良かったというくらいの内容です。
代わりにiPad miniは大きな刷新でした。ただ、iPhoneと一緒に発表してしまうと、話題がiPhoneに寄ってしまうので、別のタイミングの方が良かったのでは無いでしょうか。ちなみにiPad miniは第9世代iPadの小さいサイズという位置付けだったのが、ホームボタンがなくなり、筐体はiPad Airと同じデザインになり、性能もiPad Airと同等シリーズでもありますし(番号は1つ上ですが性能はほぼ同じようです)、指紋認証パターンも同じで、Apple Pencilも第2世代が使えるため、iPad Air miniと言える立ち位置です。名前を変えたくなかったのかわかりませんが、ラインナップとしてはちょっとチグハグな印象を持ちました。
すべて順当なアップデートだけれども、何かサプライズも欲しい。
イベントを見ていて、すべてが順当で誰もが文句のないアップデートになっていると思いました。世界一の企業の製品ラインナップとしては、これで良いのだと思います。トータルでは1億以上の出荷台数を誇るデバイスになるわけですから、突飛なことができないというのは理解できます。
ただ、革新的な企業であるということも一方で必要になるので、現行ラインナップ以外にひとつでもいいのでこれまでと違った製品を出してくれると良いのかもしれません。Appleの製品はラインナップが少ないので、どれもが王道でなければいけないようになっています。しかし、iPhone(スマートフォン)、iPad(タブレット)、Apple Watch(ウェアラブル)各シリーズにおいて、何か直球以外の変化球があると面白くなってくるかなと思ったりしていますが、これは単にユーザーとしての妄想です。
★
iPhone 13とApple Watchは購入するとして、iPad miniはiPad Pro 12.9インチとできることが被るので購入はしません。iPadシリーズは次は折り畳みが出てくると面白くなってきますね。iPad miniで折り畳みができて通話もできるならば、iPhoneから乗り換えます(勝手な妄想)。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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