2021年10月19日公示、10月31日投開票の衆議院選挙。みなさんはすでに投票を済まされましたでしょうか。日本の国政選挙における投票率は低迷を続けており、メディアと一部の関係者はものすごく盛り上がり、一般国民は冷めてしまっているという状況から脱却するには、投票して変えていきたいという熱い気持ちと、投票したい候補が明確に存在する状況が必要なのかなと思います。特に多数派の方で、投票率が低い方が良いと思う人たちもいるので、なかなか変わっていくのは難しいのかもしれません。

香港のように、これまである程度民主的な選挙が行なわれていたところから、法律が変えられ、選挙制度も変えられ、市民の声が政治に届かない状況になっている国からすれば、日本国民は危機感がないのだと思われるでしょう。でも、日本はそれくらい切羽詰まった危機がないのだと思います。

投票所に長蛇の列。

さて、私は今回投票をしたのがかなり遅くなりました。それは、ランチ後に投票をしていこうと思って投票所に寄ったら、外まで列ができていたからです。これは過去20年以上欠かさず投票をしてきた身として、初めてのできごとでした。これまでは投票所はガラガラで、投票率は毎回低いんだろうなと感じさせるような体験でした。

今回は列が外まで続いていて、時間帯の問題かと思って夜にもう一度投票所に行ったところ、さらに並んでいる状況でした。ただ、だからと言って選挙が盛り上がって投票率が上がったというわけではなかったようです。（結果として戦後3番目に低い55.93%だった模様）

投票所の中は撮影禁止だったので写真がありませんが、まだ列に並んでいるうちに覗いてみたら、なぜこんなに列が長く伸びてしまっているのかわかりました。今回は新型コロナウイルス感染症対策の一環だと思われる、「1人出ない限り、1人入れない」という、投票エリアの人数制限をしていたのです。

今回は、衆議院議員選挙の小選挙区と比例代表、最高裁判所裁判官国民審査をそれぞれ投票するので3枚書く必要がありますが、それを終えた人が外に出るまで新しい人を中に入れないようにしていたために、渋滞が起きてしまっていたようです。

この施策自体は現在の状況からすれば仕方がないことかなと思いました。ただ、これがわかっていたのであれば、並ぶという行為が大嫌いな私としては期日前投票をしておけば良かったと思いました。ただ、選挙は選挙序盤だけの主張ですべて決まるわけでもないので、最後まで各候補、政党の主張を聞きながら決定する方が良いとは思っています。

その上で、小選挙区の候補者名、比例代表の政党名は印刷しておいて、丸を付ける方式にするとかなりスピードアップするのではないかと思いました。開票作業も字が読めなくて困るというようなこともなくなりますので、是非とも実現してもらいたいです。最高裁判所裁判官国民審査の方では氏名が記載されているところにバツを付ける方式ですから、同様にすることが不可能なことはないかなと思います。

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というわけで、初めて投票するために30分ほど並ぶという体験をしました。幸い、少し寒かったものの雨は降っていなかったので良かったのですが、これが雨でも降っていたら並ばないで帰ってしまう人が増えて、投票率がさらに低下することが想像できますので、次回以降改善されると良いですね。