- 10月
- 2024年11月
健康経営に関する取り組みの一環として、1/14(金)に第3回衛生講話を実施しました。衛生講話とは、健康に関するさまざまなテーマについて、従業員向けに行なう研修のことをいいます。今回は契約している産業医クラウドAvenirの保健師より「女性の健康」をテーマとした衛生講話を実施していただきました。
▼衛生講話の様子
今回も当社ダイニングにてオンラインで衛生講話を伺いました。月経前症候群や自律神経の乱れなどは、日常でも耳にすることのある言葉でなんとなく理解しているつもりでしたが、婦人科系のがんは恐怖心もあってかなかなか調べる機会がなかったので、がんの種類や原因・検査方法などを知ることができてとても勉強になりました。
(衛生講話の主な内容)
- 女性の心とからだの変化
- 月経前症候群(PMS)とは
- 世界の婦人科腫瘍検診の受診状況
- 婦人科腫瘍とは(症状・原因・検査方法など)
- 乳がん
- 子宮がん(子宮頸がん・子宮体がん)
- 卵巣がん
- 子宮頸がんワクチン
衛生講話後に2点質問をしました。
◎質問1
Q1. エストロゲン製剤によって子宮体がんの罹患リスクが高まるということだが、低容量ピルはエストロゲン製剤にあたるのか。
A1. 低容量ピルはエストロゲン製剤にあたらない。もし、副作用や何かしらの健康リスクが気になるようであれば、主治医に相談して適した低容量ピルを選んでもらうのがよい。
◎質問2
Q2. ホルモン療法によって子宮体がんの罹患リスクが高まるとのことだが、更年期障害でホルモン療法を受けている場合には、子宮体がんの罹患リスクが高まってしまうということか。
A2. そのとおり。更年期障害の治療を開始する際に、治療によって子宮体がんの罹患リスクが高まるという説明が主治医よりあるはず。子宮体がんの罹患リスクが高まるものの、実際は更年期症状が辛くて受診しているので、リスクがあっても更年期症状の治療を始めることが多いと思われる。
更年期症状の治療によって子宮体がんの罹患リスクが上がってしまうとは…。やるせないというか、うまくいかないものだと感じました。更年期症状が緩やかに訪れるように、日々の生活習慣により一層気をつけていきたいと思いました。
▼女性の健康に関するトリニティの社内制度
今年度から健康経営の取り組みを始めたところですが、正直、何から手をつければよいのかわからなかったので、健康経営優良法人認定要件にある項目とトリニティの現状を比較して、取り入れられそうなルールや制度を洗い出し、制度化することを進めています。2022年度の健康経営優良法人の認定要件について、女性の健康に関する項目は13ありました。
- 婦人科健診・検診への金銭補助を行っている
- 婦人科検診・検診の受診に対する就業時間認定や特別休暇付与を行っている
- 産業医や保健師等による女性の健康専門の相談窓口を設置している
- 女性特有の健康関連課題に対応可能な体制を構築している
- 女性の健康づくりを推進する部署やプロジェクトチームの設置
- 妊婦健診など母性健康管理のためのサポートの周知徹底
- 不妊に対する支援(通院への休暇取得など)
- 生理休暇を取得しやすい環境を整備している
- 更年期症状や更年期障害の改善に向けた支援を行っている
- 女性専用の休憩室の設置
- 月経随伴症状をモニタリングするツールやアプリの提供
- 妊娠中の従業員に対する業務上の配慮
- 女性の健康課題等に関する理解促進のための研修・セミナーの実施
婦人科健診・検診について
トリニティでは健康診断のオプションとして婦人科検診(マンモグラフィー・超音波検査・子宮頸がん検査)を受けることができますし、費用は会社が負担してくれます。産業医の方や保健師の方と打ち合わせをする中で、健康診断のときに会社負担で婦人科検診を受けられる環境はとても良いとお褒めのコメントをいただきました。衛生講話中にも触れられていましたが、日本の婦人科検診受診率は他の国に比べて低いそうです。
生理休暇について
生理休暇については制度自体はあるものの、申請ルールがきちんと定まってはいなかったので、有給休暇やリフレッシュ休暇と同じように、Googleフォームで生理休暇の申請をできるようにします。もうすぐ完成して運用を開始します。個人的には、就業規則にも記載されていることだから取得したいことがあれば上司に相談しようと軽い気持ちでいましたが、実際に生理休暇を取りづらいと考えている人もいることがわかりました。Googleフォームで申請できるようにしたことで、今後、生理休暇を取りやすくなればいいなと思います。
その他
- 相談窓口の設置
- 産業医クラウドAvenirの相談窓口サービスの利用が可能
- 妊娠期間中から出産後1年以内の女性社員のフォロー
- 就業時間内の妊婦健診のための通院申請がしやすいように整備
- その他整備中
▼まとめ
毎年健康診断を就業時間に受けられて、婦人科検診も一緒に受けられて、休暇もちゃんと取れるのは胸を張って自慢できます。女性の健康に関わる社内制度を整えていると、女性ばかり優遇されているのかなぁと思うこともあります。しかし、出産することは男性に代わってもらうわけにはいかないし、妊娠期間中や子どもが生まれてからは女性も男性も、周囲のサポートが必要になるのかなと思います。子どもは社会で育てるという気持ちを持って、引き続き、取り組んでいきたいと思います。
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このブログを書いたスタッフ
経営企画
あさすけ
とてつもない悩み性であったが、この会社に入ってから「死なない! 大丈夫!」が合い言葉に。日々、色々な人に助けられながら元気に働いている。透き通った歌声の、トリニティの看板娘。
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