- 11月
- 2024年12月
2020年最後の日に1年を振り返りたいと思います。以前にも書いた通り、単に木曜日の夜であり、実際にだからといって大きく変わることはないのですが、それでも節目として振り返るのはこんなときくらいなので。
新型コロナウイルス感染症が世界を変えた
日本においては、中国で発生したとのニュースの際にも、どこか遠くの出来事のように感じていました。私自身も、中国広東省にいて、そこでも1,000kmほど離れた武漢市での発生は現実味のない出来事でした。ダイヤモンドプリンセス号というクルーズ船上で発生した感染騒ぎの際にも、まだすぐ目の前で起きていること、という実感はありませんでした。
しかし、あれよあれよという間に新型コロナウイルス感染症は全世界に拡がり、日本でも緊急事態宣言発出に至るまでになりました。その後も、まるで波のように上がったり下がったりを繰り返し、今だに収まる気配がありません。
新型コロナウイルスは地震や災害と違い、地域をまたいで人から人へと全世界に拡がっていくので逃げる場所がありません。そして、誰でも感染するリスクがあり、感染させるリスクも持ち合わせています。
突然の出来事に対応しきれずに、医療は逼迫し、経済は低迷し、世界は混乱しました。
私が生きてきた中で、これほどまでに世の中を変える出来事というのはありませんでした。これまで一番大きかったのは東日本大震災でしたが、これはある意味限定された地域であり、その後に拡がるような出来事ではありませんでしたので、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックは桁違いの影響を世界に、日本に、私たちに影響を与えました。
私たちは思った以上に弱く、経済活動は収縮し、大企業であっても存続を危惧するほどに追い込まれました。企業が危機に陥れば、そこで働いている人たち、そこから生まれた消費活動が減り、結果として経済全体が悪化していきます。
それでも、明けない夜はないと信じ、今できることをやるしかありません。トリニティ株式会社はいわゆる中小企業の中でもかなり小の部類に入り、規模だけで言えば吹けば飛ぶような存在でもあります。
しかし、これまで14年間で積み上げてきた蓄積により、いますぐ何かが困るようなことには至っていません。原価マスクという利益を取らないプロジェクトがあったために売上高としては昨年を超えたものの、本来のビジネスでは売上高としては下がりました。
ただ、それでも今やれることを全力でやることで、近い将来について心配するような状態ではありません。これは一重に、私たちの製品を購入してくれた消費者のみなさま、製品を並べて販売していただいている販売店、製品を流通していただいている会社、製品を製造してくれている中国の工場のサポート、そして中国と日本の私たちのスタッフの弛まぬ努力の結果といえます。
私たちは「デジタルライフを豊かにする」というスローガンを掲げ、製品を企画・開発しており、これから変わっていくであろうライフスタイルに対して、何を提案していけるのか。アンテナを高くし、多くのことをインプットし、そしてスピード感を持って提案を作っていくことが必要だと思っています。
wearaに取り組んできた1年
私個人で言うと、2020年を振り返ってみると、wearaの1年だったといえます。実のところ2019年も同じだったのですが、さらに2020年は焦りと共に毎日必ず何かしらの形でwearaに絡んでいた1年でした。
中国に行けなくなって、さまざまなことが止まったり、停滞したりしていて、まだまだ明確な日程を伴った最終ゴールが見えない状態です。それでも、一歩ずつは前に進んできています。その先にも目を向けて活動を続けています。
当社にとっての未来のひとつであると信じて、2021年も全力で取り組んでいこうと考えています。困難な道のりではありますが、簡単であれば、簡単にフォローされてしまいますので、それを強みとできるように仕上げていきたいと思っています。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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