3月
2024年04月

ホーム
トリログ
トリニティ

トリニティ2021年度（16期）決算と納税完了。

2022.07.03

2021年5月から2022年4月末までの1年間の営業活動を終え、第16期（2021年度）としての決算を終えました。4月末に締めましたので、2ヶ月以内の納税が義務付けられているため6月末に納税も行ないました。

過去にも数回、法人としての納税について記事を書いています。今も変わらず、納税をすることが日本でビジネスをしている上での恩返しであり、法人としての存在価値だと考えています。適切な節税は当然行ないつつも、しっかりと利益を残し、納税を行なうということが経営者としてのミッションです。もちろん、利益という果実は社員にも分配される仕組みを用意していますので、会社と社員、そして法人税や住民税として国や地域に還元することが経済を回していく根幹だと思います。

コロナ禍にもかかわらず、日本の2021年度税収は過去最高額だったようです。当社の決算は4月のため、政府の集計では2022年度になっているかと思うため、今回の分は関係なく、咋期の納税額が反映されているかと思います。日本という国の企業が衰退しているように言われることが多くあるようですが、コロナ禍において税収が伸びているというのは素晴らしいことだと思います。今後、観光業や飲食業など新型コロナウイルス感染症によって影響を受けていた業種が回復していけば、2022年度もさらに伸ばすことができるのではないでしょうか。

2021年度を振り返ってみる。

2021年度もコロナ禍の中、iPhone 13シリーズの不振などもあり、かなりネガティブな要素が多かった中で、咋期2020年度よりも116%売上高が増えたということはひとえに社員全員での頑張りの結果かと思います。

また、サポートしていただいた委託工場や流通関係、販売店のみなさま、そして当社製品をオンライン・オフライン問わずに購入していただいたユーザーのみなさまには多大なる感謝をしております。ありがとうございました。

実のところ、2021年度が2020年度を上回るということは当初の計画ではありませんでした。というのも、2020年度には「原価マスク」という大きなプロジェクトがあり、利益はなかったものの売上金額としては計算上は高くなっていたからです。企業活動の本質は売上高ではなく利益額なので、2020年度は売上高が高くなりつつも利益額はそれに伴って増えたわけではないので、利益率としては低下していました。それでも、売上高を比較する際には原価マスク分の上乗せがあったため、2021年度はそれを上回るのはかなり困難ではないかという見方がありました。

この分を補って上回ったのは、iPhone SE（第3世代）です。正直なところ、この分は期初には確定した情報として持っていなかったため、年間目標に入れていませんでした。iPhoneラインナップの中でも低価格であることから、販売台数は多く見込めるiPhoneであるだけに市場の期待も大きく、新製品の導入が広く進んだということが影響しています。

課題としては、iPhone 13シリーズのように販売数が減少してしまうと、我々の売上も減少してしまうというiPhoneと関係が強すぎることです。iPhoneと共に成長してきたのですが、それだけではいけないということは、かなり前から取り組んでいるところですが、まだコアビジネスとしてはiPhoneアクセサリーがあるということです。

2022年度は新たな取り組みが形となって出てくるはずです。これからもご期待ください。

★

トリニティを起業して、16回の決算を終えて、最終赤字となったのは1回。毎年毎年、終わってみてホッとしますし、進行期の1年が黒字で着地し、社員にも業績連動分配金を支払い、納税という使命を果たせるかどうかが心配なタイミングでもあります。ずっとこの繰り返しです。

ギャラリー

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス｜weara（ウェアラ）」に力を注いでいる。

ほっしぃのブログ一覧

コメントを投稿