- 9月
- 2024年10月
今年、大幅に進化を遂げた貼り付けツール 「貼るピタMAX」について、ご紹介しようと思います。毎年、去年よりも貼りやすく! を目標にして、進化を続けてきました。
まずは、貼るピタのネーミングの由来からお話しします。今のスマホは背面カメラが飛び出している形状のものが多く、デスクに置くとグラついてしまいます。保護ガラスを貼り付ける際に、端末がグラついてしまうと、貼り付ける位置を決めるのが難しくなってしまうため、専用のトレーを作り、端末を「ピタッ」と、固定できるようにしました。貼るピタの「ピタ」は、ここからきています。
最初の貼るピタは、単純に端末が固定できるだけの貼り付けツールとして、販売を開始しました。ようへいさんが、ブログで詳しく貼るピタの歴史を説明しているので、ぜひのぞいてください。
歴史を振り返ったときに、1番驚きがあったのは、2020年秋にリリースした「貼るピタX」かなと、個人的には思います。今の、Simplismの貼り付けツールのベースになっていると言っても、過言ではないと思います。動画もあるので、ぜひご覧ください。
端末をセットして、スライダーを引くだけ! 位置決めの心配をする必要もなし! 他のメーカー様でも、貼り付けを簡単にできるようにアイディアを出して、貼り付けサポートツールを同梱していますが、こんなに簡単に貼り付けられるツールを同梱しているメーカーは、トリニティぐらいしかいないのも事実です!
さらに、進化はとまらず「貼るピタZ」が、2021年秋に誕生しました!動画もあるので、ぜひご覧ください。
何が大きく進化したかというと、埃取りテープが一体型になっている構造なんです。貼るピタXは、貼り付け自体はとてもシンプルで簡単です。ただし、1つだけマイナスポイントを言うとしたら、埃の混入が防げない点です。貼るピタZでは、ここの懸念ポイントがなくなるようにアップグレードしました! 保護ガラスが貼り付く瞬間まで、埃取りテープが画面を覆っているので、埃が混入する心配がありません。
ただし貼るピタX同様、貼るピタZにも1つだけマイナスポイントがありました。それが、貼り付けるまでの、工程数があまりにも多い事です…。
こちらが、貼るピタZの貼り付けマニュアルです。「だれでも簡単には貼り付けられる」が、貼るピタのコンセプトなのに、購入者が頭を抱えてしまうぐらい細かい貼り付け方法になっています…。
隣の席がサポートチームだったときに、お客様から「貼り付け方法がマニュアルを読んでもわからないので、説明してほしい」とお電話で相談を受けていて、1つ1つ丁寧に説明しているのを聞いてました。動画を見ていただくと、とても簡単に貼り付けているように見えると思うんですが、イラスト化してマニュアルを作成すると、伝えたいことが多すぎて、このように見にくいマニュアルが完成してしまいました…。
貼るピタZの反省点を踏まえて、次の新しいiPhone発売時に向けて、貼り付け方法をより簡略化していこうという話になり、まずは、2022年春にiPhone SE(第3世代)がリリースされるとの情報を手に入れたので、さっそく改善しました。「貼るピタZ+」です!動画もあるので、ぜひご覧ください。
まず最初に工程数を減らす取り組みとして、埃取りテープを、貼るピタZよりも簡単に貼り付けられるようにしよう! と、みんなで話し合い、左右半分ずつ、スライド式でテープの剥離紙を剥がして、貼り付ける方法に改善しました。これだけでも、貼るピタZでは、5工程あった埃取りテープの貼り付け工程が、貼るピタZ+では、3工程で貼り付けることが可能になりました。2工程だけじゃんって思う方もいらっしゃると思いますが、2工程分のイラストがマニュアルからなくなるだけで、見た目がすっきりして、より読みやすくなりました。
ただ、貼るピタZ+のマニュアルも「分かりにくい」との意見は引き続きあり、さらなる改善ができないか検討を重ねた結果、2022年秋、貼るピタMAXが誕生しました。
ここに辿り着くまでの説明で長くなってしまいましたが、進化した貼るピタMAXのどこがスゴイのかご紹介します!
進化した貼るピタMAXのスゴさ
ポイント1:1工程で端末をセット
貼るピタZ+までは端末をセットするまで、①トレーの蓋をはずし、②埃取りテープと保護ガラスを持ち上げ、③端末をトレー入れ、④埃取りテープと保護ガラスを被せ、⑤蓋をするという5工程も必要でした。それがトレーと保護ガラスの間に入れるだけの1工程でセットできるようになりました。パッケージから貼るピタトレーを取り出したら、蓋を開けることなく端末がセットできます。蓋の開け閉めが発生しないので、埃の混入を防ぐことにもつながります。
ポイント2:埃を混入させない埃取りテープ
貼るピタZ+から引き続き採用した、ダブルスライド方式での埃取りテープの貼り付けです。これにより、蓋を開けることなく画面に貼り付けられ、なおかつ画面全体を埃取りテープで覆うため一気に埃を除去できます。
ポイント3:ガラスの位置固定をより改善
貼り付けの位置がズレないように固定する箇所を、1箇所から2箇所へ改善しました。これにより、左右のブレがおきないため、初めて貼る方でも、位置ズレが起きることなく貼り付けられます。
ポイント4:工程数が大幅減
改善を進めた結果、工程数を大幅に少なくする事ができました。もちろん、まだ改良の余地はあるので、来季iPhoneに向けて、いろいろ試作を進めようと思っています。
iPhoneの保護ガラスは、毎日のように貼り付けるものではないため、貼り付け作業に慣れている人は少ないと思います。保護ガラス自体も安く購入できるわけでもないので、貼り付けに失敗すると、とても悔しい思いをします。
貼るピタMAXなら、安心して貼り付けられます。これから、iPhone 14シリーズの端末購入や、保護ガラスが割れてしまって買い替えたいという方に、ぜひおすすめです!
余談ですが、貼り付けやすさが改善されたという話ではないですが、貼るピタMAX以前では、ちょっとした理由があり、ヒゲの形状をしたパーツを使ってました。
一応、時代的にもプラスチック製品を大量に使うのもよろしくないかなと思い、貼るピタMAXではトレーの形状を工夫して、ヒゲ状のパーツなしでも貼り付けに影響がでないように作ることができました。
少しずつではありますが、工程もプラスチックも減らせていけたらいいなと思います。
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このブログを書いたスタッフ
開発
れい
インテリアデザイン・腕時計業界で企画職を経験し、2017年8月からトリニティ開発部所属。趣味は立ち飲み屋巡り。入社日に名前がレイということもあり、自分のニックネームの候補の中にガ◯ダムから発想したであろう"アムロ"があり、、、顔が青ざめたのは秘密です。
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