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ドコモのツートップは過去最高ペースの販売台数

2013.07.04

DocomoTwoTop.jpg

ドコモのツートップ戦略は、完全にキャリアがスマートフォン端末をコントロールしているということを如実に示した例だと言えます。

エクスペリアA、過去最高の販売ペース NTTドコモ:日本経済新聞

NTTドコモの加藤薫社長は夏商戦の動向についてソニーのスマートフォン(スマホ)「エクスペリアA」の累計販売台数が6月末時点で83万台になったと明らかにした。ドコモのスマホでは過去最高の販売ペース。

まずSony Xperia Aシリーズが過去最高の販売ペースであるということで、ものすごくヒットしたイメージのあったXperia Zシリーズをあっという間に追い抜いたことになります。ドコモショップでは売り切れが続出している一方、家電量販店では在庫が潤沢にあるなど在庫がアンバランスになっているという情報もありますが、いずれにせよ販売台数はツートップのもうひとつであるSAMSUNG Galaxy S4シリーズをダブルスコアで圧倒しているということです。

ドコモ「ツートップ」でシェア8割以上:日本経済新聞

NTTドコモによる販売促進費の集中投入を追い風に、ソニーとサムスン電子の「ツートップ」は米アップル以外からシェアを奪う形で販売を伸ばしている。販売店関係者によると、夏商戦のNTTドコモ向けスマホは、両社の新モデルに受注の8割以上が集中。2社とそれ以外のメーカーに圧倒的な差がつき、下位メーカーの経営に影響を及ぼしつつある。

さらに衝撃的なのがこのツートップだけで8割を占めるという寡占状態です。これまではどの端末もそれぞれに特長があるということで基本的にはお客さんが選ぶという姿勢だったのをツートップだけを推していくということで価格面でも販売店での露出や、店員のセールストークなどさまざまな面で販売推進していった結果ではありますが、それでもこの圧倒的な差が出たのは凄いことです。

サムスン、スマホ値引き ドコモ乗り換えで2万円:日本経済新聞

韓国サムスン電子はNTTドコモ向けスマートフォン(スマホ)の新モデル「ギャラクシーS4」を実質2万円前後値下げした。他社からドコモに乗り換えた購入者に商品券などを渡し、代金を払い戻す。

さらに追い打ちをかけるように、ツートップ同士での競争も激化してきており、SAMSUNGはなんと端末メーカーとして実質20,000円の値引を実施しています。元々、ドコモの施策として実質15,000円程度で購入できる端末でしたので、条件さえ揃えば5,000円をもらってドコモのGalaxy S4を購入(実質「もらう」と言えます)することができるわけですから、ツートップの寡占はさらに進んでいくものと思われます。

パナソニック、ドコモ向け新スマホ見送り検討 今冬:日本経済新聞

パナソニックはNTTドコモ向けスマートフォン(スマホ)について、今冬の新製品供給を見送る方向で検討に入った。供給先のドコモが5月に韓国サムスン電子とソニー製のスマホ2機種に販売を集中する戦略を打ち出し、自社製品の出荷増が見込めなくなったため。

当然、端末メーカーは次期モデルでもツートップかはわかりませんがイチオシ端末になれないとなると販売計画を立てることができずに、製造すら危うくなってきてしまうことが予想されるため、パナソニックのように製品発売自体を見送る可能性が高くなってしまいます。

当社では、このツートップに合わせたラインナップに集中した戦略を採ったのが幸いしました。しかし、もしもこれを読み違えてその他の端末向けアクセサリーに集中していたと考えると恐ろしくなってきます。また、ツートップといいつつもXperiaシリーズの方が売れるのではないかと予想していたのも的中しましたが、まさかここまでの台数が売れるとは思っていませんでした。

Miku.jpg

SonyはさらにこのツートップのXperia Aをベースにした端末で人気の初音ミクとのコラボモデルを発表しました。この端末は基本的にはXperia Aですので、当社のXperia A向けアクセサリーラインナップはそのまま使用することができます。

ただし、たった今のツートップもずっとその限りではありません。下記のNHKによるドコモ社長のインタビューによると、次期モデルではバッテリーが持つことが必須にされているように見えますので、現在のXperia AもGalaxy S4もバッテリーが3日持つわけではないのでさらなる改良が必要になります。

NHK NEWS WEB ドコモ どうするiPhone

山下:
一方で、ツートップに選ばれなかった端末メーカーからは落胆の声も聞こえてきます。メーカーの経営に影響を与えるおそれがあるのではないですか。

加藤社長:
少し影響を与えるのかもしれないと思っていますが、メーカーにも突然申し上げたわけではなく、これまでもお客さまが選んでいただける特徴ある端末をお願いしてきました。
「冬モデルはどうするのか」ともよく聞かれます。「一押し?」「ツートップ?」「それともスリートップですか?」と。しかし、まだ、何も決めていません。
私たちがメーカーにお願いしているのは「特徴のあるもの」ということです。例えば「電池の持ち」です。冬モデルでは、電池の持ちの目標を「3日以上」において、そういうものを作ってほしいとお願いしています。
(太字は筆者)

このようにキャリアが明確に選別を始めた場合、選に漏れたメーカーはどのように生き残っていくのでしょうか。他キャリアでもそんなに簡単にビジネスができるわけでもありませんし、そろそろ端末メーカーがSIMにこだわらないビジネスモデルを構築するようになっていっても面白いのかなと思ったりしますが、日本ではなかなか難しいのでしょうか。今回ツートップに選ばれているSonyも、実は海外ではもっとたくさんのモデルを出しており、お客さんはその中から端末を選んで、データプランも自分に合うキャリアでSIMを調達するというスタイルになっています。今だと、ドコモというキャリアが良くてもiPhoneを購入できなかったり、またはHTC Oneという端末が欲しくてもソフトバンクと契約していたら手に入れることができません。

どこかのメーカーが窮鼠猫を噛む状態で、突破して成功できればどんどん続くところも出てくるのかもしれませんが…果たして。

このブログを書いたスタッフ

プレジデント

ほっしぃ

音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「 Simplism 」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は24時間365日のウェアラブルデバイス「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。

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