- 9月
- 2024年10月
最終的な文書が出てきて、ガイドラインが確定してくるまではわかりませんが、とりあえず方向性として5月8日には新型コロナウイルス感染症における感染症の分類はインフルエンザ相当の5類に変更となり、それに先駆けてマスク着用ルールが見直され、3月13日から新たに「マスクの着用は個人の判断」ということになるようです。
インフルエンザの時を考えてみれば、ニュースでインフルエンザが大流行していますと伝えられていても、会社や交通機関、お店などでマスク着用を義務付けられるということはなかったので、それと同じことといえば自然です。
ただ、現時点での内容を見て懸念と疑問がいくつかあります。
新型コロナの流行期に、重症化リスクの高い人が混雑した場所に行く際には、感染対策としてマスクの着用が効果的であると周知するとしたほか、症状がある人や同居家族に陽性者がいる人などは、外出を控え、通院などでやむをえず外出する際には、人混みを避けマスクを着用するよう求めています。
「新型コロナウイルス感染症の流行期」というのを政府が定義するのでしょうか。個人の判断はできないので、いつからいつまでが流行期であるのかを明示してもらう必要があります。また、その期間以外は上記のシチュエーションにおいてもマスクは完全に個人の判断であり、政府として推奨も非推奨もしないということになるのでしょうか。
企業などの事業者については、感染対策上の理由や業務の内容などによっては利用者や従業員に対してマスクの着用を求めることは許容されるとした上で、各業界団体にマスク着用に関するガイドラインの見直しを行うよう求めています。
こちらについても、揉め事が発生する気がしてなりません。個人の自由ながらも、たとえばレストランでマスク着用を求められた場合にどちらが優先されるのか。もしも、事業者を優先するとした場合、これまでと変わらないということになってしまいそうです。
公共交通機関を含め「屋内では基本的にマスクの着用を推奨する」としている現在の取り扱いを改め、来月13日以降は、おおむね全員の着席が可能な新幹線や航空機、船、タクシーそれに高速バスなどではマスクを外すことを容認します。
一方で、通勤ラッシュなど混雑した電車やバスでは、周りの人に感染を広げないためマスクの着用を推奨するとしています。
国土交通省によりますと、混雑していない電車やバスでのマスクの着用については「各事業者の判断に委ねる」としています。
「マスクを外すことを容認」というのはマスクを着用するのが基本という考え方に基づいていますが、5類への変更によりインフルエンザと同等の扱いにする場合には、マスクはしないことが前提ではないのかなと思ってしまいます。また、ラッシュかそうでないかを随時誰が判断するのでしょうか。「各事業者の判断に委ねる」というのは、元々の「マスクの着用は個人の判断」というところから逸脱してしまうのではないでしょうか。
いくつか矛盾したことが書かれているので、これからもう少し整理されていくのだろうと思います。マスクを着ける着けないの指針は政府が出すべきで、5類に変更して新型コロナウイルス感染症を終息させる方向であれば、個人の判断に委ねるのが適当だと思います。
私はマスク非着用派、というわけではなく、いつかは終わりになっていってほしいと願っている中で、どこかの区切りが必要だと考えていて、それが今回の5類への移行だと思っていますし、その前にマスク着用ルールを変えるのであれば、そのタイミングしかないと思っています。
トリニティ社内においても、現在は原則マスク着用ルールにしています。その上で、2m以上離れていることと、会話しないことを前提にマスクを外すことを許容しています。自席で黙々と仕事をしている上では問題ないという判断によります。これは、政府のガイドラインが更新されたときに合わせてルールを変更しました。
3月13日の段階で最終的にどのような指針になるかにもよりますが、そこで「マスク着用は個人の判断」ということであれば、会社として強制することはなくなり、ちょっと体調が悪いなと思ったらマスクを着用するなど、個人個人が判断して行動してもらえれば良いようにルールを変更しようと考えています。この機会を逃してしまうと、将来に渡ってもうマスク生活から逃れられなくなることになってしまいかねないからです。
そのためにも、政府には曖昧にどこにでも言い訳が立つような方針は改めて、明確にしてもらいたいところです。
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繰り返しますが、今すぐマスクを外したいということではないし、マスクを外す運動をしたいというわけでもありません。政府が決めたことに従うというまでです。現在も、ガイドラインを守って屋外、もしくは屋内でも会話がない場合、2m以上の距離が確保できている場合にのみマスクを外して仕事や日常生活を送っています。
ひとつだけ気になるとしたら、使い捨てマスクの大量のゴミですね。不織布マスクは毎日変えなければいけないわけですから、毎日何百万枚(何千万枚?)のマスクが捨てられているということになります。それを今後もずっと続けるのかどうか、というのも考えるべきところではないでしょうか。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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